2021年3月2日(火)、新国立劇場内にて、新国立劇場 バレエ&ダンスの2021/2022シーズン ラインアップ説明会が開催され、次シーズンの演目が発表になりました。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet-dance/news/detail/77_019563.html
2021/2022シーズン バレエ ラインアップ
2021/2022シーズン ダンス ラインアップ
新国立劇場バレエ団
Dance to the Future: 2021 Selection
こちらのラインナップ発表会に参加してきました。
新国立劇場バレエ団の芸術監督、吉田都さんが発表を行いました。「就任したのが9月、というわけで就任して6か月しか経っていませんが、6か月とは思えない濃い日々でした。オープニング作品や2月上演作品の変更を余儀なくされるなどの困難がありましたが、いろんな人が手を差し伸べてくださいました。「チコちゃんと課外授業」の「ドン・キホーテ」の配信、「ニューイヤー・バレエ」の配信、「くるみ割り人形」の配信があり、日本だけでなく世界とのつながりを感じました。多くの方が寄付もしてくださいました。さらに、木下グループがPCR検査をオファーしてくださいました。コロナ禍が収束するまで提供してくださるという大変ありがたい話です。私たちにとっては質の良い舞台を作ることが大切です。緊急事態宣言下でも公演ができていることはありがたいです。感染拡大防止を守るのに神経を使っています。そして多くの人に舞台を楽しんでいただけるように努めています」
「白鳥の湖」は今衣装を作っています。英国の演劇的な要素が強い、重厚な「白鳥の湖」です。バレエ団のダンサーたちと一年間一緒に仕事をして、表現の方法を感じてくれているので、より深い作品作りができるということで楽しみにしてください。指導はガリーナ・サムソワにしていただいています。
「くるみ割り人形」はウェイン・イーグリング版です。古典と言えどもバレエは進化しています。昨年の上演では、気になるところを修正しました。振付を変えることはできないので、ニュアンスを変えるようにしました。特に花のワルツはステップが多いため、スピーディーに踊ってしまっていますが、ワルツであるのでもう少しソフトに踊るように指導しました。1月3日まで12回公演と、今までで一番多い上演回数となります。皆さんがお休みしているときにエンターテインメントは開催されるべきだと考えています。家族連れに楽しんでほしいですし、コロナ禍が落ち着いていたら、催し物もできればいいと思います。