ご存知の方も多いかもしれませんが、NBSのサイトで、第14回世界バレエフェスティバルの開催を記念して、第1回の世界バレエフェスティバルから、3年前に開催された第13回までのカーテンコール映像を、13日連続で公開しています。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/renew/wbf1.html
今のところ、第4回まで公開されていますが、いずれも、綺羅星のごときスターの姿を見ることができて、とても感動的です。貴重な映像の数々です。
第1回世界バレエフェスティバルが開催されたのは1976年。20名以上もの世界のトップダンサーが集い共演するという、当時としては世界的にも異例と言われた豪華な公演となりました。マイヤ・プリセツカヤ、マーゴ・フォンテイン、アリシア・アロンソという世界三大バレリーナが同じ舞台に立つ前代未聞の華やかさでした。
第1回と第4回、そして第13回はテレビでも放映されています。1985年の第4回あたりでも、エヴァ・エフドキモワ、フェルナンド・ブフォネス、リチャード・クラガン、ジョルジュ・ドンともうこの世にいないスターが登場していました。その一方で、第4回に出演していたジル・ロマンは今でも踊っているし、リアン・ベンジャミンも一昨年引退と長いダンサー人生を送っています。このカーテンコール映像はバレエ界の歴史そのものですね。
今年の第14回世界バレエフェスティバルのサイトもできています。
http://www.nbs.or.jp/stages/2015/wbf/
予定される演目としては、以下のものが挙げられています。
Aプロ
【予定される演目】
「ジゼル」 「ドン・キホーテ」 「白鳥の湖」より“黒鳥のパ・ド・ドゥ” 「ロミオとジュリエット」 「椿姫」 「老人と私」 「トゥギャザー・アローン」他
Bプロ
【予定される演目】
「ドン・キホーテ」 「パリの炎」 「マノン」 「椿姫」 「ヌアージュ」 「デジャ・ヴュ」 「フェアウェル・ワルツ」
まだ、だれが何を踊るかは発表されていませんが、推測してみると、
「トゥゲザー・アローン」 Together Aloneは、バンジャマン・ミルピエがオーレリー・デュポンとエルヴェ・モローのために振付けた作品なので、この二人が踊る可能性が高いです。
https://youtu.be/7Ah4OLXtDek
「老人と私」 "The Old Man and I"は、ハンス・ファン・マネンの作品です。ディアナ・ヴィシニョーワが自身の20周年記念公演をサンクトペテルブルクとモスクワで開催するのですが、その中で、ウラジーミル・マラーホフとこの作品を踊ると言っています。http://www.vishneva.ru/ru/news
「フェアウェル・ワルツ」The Farewell Waltz は、パトリック・ド・バナが昨年開催した上海のガラ「パトリック・ド・バナ&フレンズ」において、イザベル・ゲランとマニュエル・ルグリのために振付けられた作品です。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=799587623417393&id=646027255440098
「デジャ・ヴュ」は100%確証はありませんが、やはりハンス・ファン・マネンの振付作品に同名のものがあるので、その可能性もあると思われます。
https://youtu.be/TzkbZWUW-bw