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ウィーン国立バレエの2015-6シーズン

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4月9日にウィーン国立歌劇場の総裁ドミニク・マイヤーとウィーン国立バレエのマネージング・ディレクターSimone Wohinzによってウィーン国立歌劇場の2015-6シーズンが発表されました。バレエ団の芸術監督マニュエル・ルグリは、病気により出席できなかったようです。

http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/aktuelles/neuigkeiten/Spielplan_15-16.en.php

新制作は3作品あります。

なんと、マニュエル・ルグリ振付の全幕「海賊」が予定されています。 2016年3月20日初演。ルグリの振付作品と言えば「ドニセッティ・パ・ド・ドゥ」位しか知られていないので、非常に興味深いところです。

また、シュテファン・トス、クリストファー・ウィールドン、ジェローム・ロビンスの3作品のトリプルビルも新制作です。2015年10月29日初演。

シュテファン・トス「Blaubarts Geheimnis(青ひげの秘密)」抜粋。シュテファン・トスは、2014年までヴィスバーデン州立バレエの芸術監督を務めていた振付家です。この作品はすでにウィーンで上演されています。

クリストファー・ウィールドン「フールズ・パラダイス」 もともとウィールドンが率いていたカンパニーMorphosesのために作られた作品ですが、ロイヤル・バレエのレパートリーともなっています。

ジェローム・ロビンスの「The Four Seasons」


2016年6月26日には恒例のヌレエフ・ガラが行われます。


そしてレパートリーとしては以下の作品があります。

Don Quixote 「ドン・キホーテ」(ヌレエフ)
La Fille mal gardée 「ラ・フィユ・マル・ガルデ」(アシュトン)
Verklungene Feste/Legend of Joseph 「いにしえの祭り」「ヨゼフの伝説」(ノイマイヤー)
Onegin  「オネーギン」(クランコ)
Mayerling  「マイヤリング」(マクミラン)
van Manen/Ekman/Kylián  ファン・マネン「Adagio Hammerklavier」、エックマン「Cacti」、キリアン「ベラ・フィギュラ」


ウィーン国立バレエは、フォルクスオーパーでも公演を行っています。

こちらでは、「The Snow Queen」(マイケル・コーダー振付)がレパートリー入りします。これは、ENBのために2007年に振付けられた作品です。

レパートリーとしては以下の作品があります。

Mozart à 2/Don Juan (ティエリー・マランダン)
Carmina Burana (Vesna Orlic)
Young Talents Evening 若手振付家の夕べ
Giselle Rouge 「赤いジゼル」(ボリス・エイフマン)
Marie Antoinette 「マリー・アントワネット」(パトリック・ド・バナ)

ウィーン国立バレエは、ルグリの指導の下でどんどん実力をあげており、非常に充実したパフォーマンスを見せてくれているようです。レパートリーも大変魅力的です。今年の7月には沖縄だけで公演を行いますが、東京でもやってくれたらいいのに、と思います。


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