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シクリャーロフ、シリンキナがミュンヘン・バレエと契約

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マリインスキー・バレエのウラジーミル・シクリャーロフと、彼の妻であるマリア・シリンキナが、ミュンヘン・バレエに移籍するのではないかという噂がこのところずっとありました。マリインスキー国際フェスティバルにおいても、その話で持ち切りだったのです。

そして、ついに、シクリャーロフは、ロシアのカザンでインタビューに答え、ミュンヘン・バレエと契約を結んだことを明らかにしました。
http://www.evening-kazan.ru/articles/vladimir-shklyarov-v-mariinskom-teatre-ya-uzhe-stanceval-vse-chto-hotel.html

カザンで開かれている第29回ルドルフ・ヌレエフ・フェスティバルで、シリンキナが「シュラーレ」に出演していました。そこでシクリャーロフに対して行われたインタビューです。それによると、来シーズン、この二人はイーゴリ・ゼレンスキーに招かれ、ミュンヘン・バレエと1年契約を結んだとのことです。そしてこの契約は、もう一年延長される可能性が高いとのことです。

ただし、彼らはマリインスキー・バレエを退団するわけではなく、籍を残したまま、1年間のサバティカル(休暇)を取るという形になりそうだとのこと。シクリャーロフはマリインスキー・バレエに入団して14年経ち、現在31歳とクラシックダンサーとしてのキャリアの頂点にいます。さらに成長して、今できる最大限のことをしたい、マリインスキー・バレエでは踊りたい役をすべて踊る機会に恵まれたので、新しいカンパニーで、レパートリーを広げたいと考えたとのこと。アーティストは自分自身だけではなくて、バレエの世界で何が起きているかに興味を持たなくてはならない、そういう姿勢があってこそのプロだと考えているそうです。

シクリャーロフらは、マリインスキー・バレエを退団するわけではないので、マリインスキー・バレエのツアー公演などでシクリャーロフを観る機会はあると思われます。ただ、マリインスキー・バレエは、男性ダンサーが不足しているので、最大のスターであるシクリャーロフが期間限定とはいえ、いなくなってしまうのは損失であることでしょう。

マリインスキーでの明るいニュースとしては、もちろんキミン・キムがブノワ賞で最優秀男性ダンサーに輝いたことがあります。パリ・オペラ座へのゲスト出演、マリインスキー国際フェスティバルでの活躍(同じくブノワ賞を受賞したオニール八菜さんと共演)と今は飛ぶ鳥を落とす勢いです。確かに彼の技術の高さは、当代一、二を争うレベルですね。

シクリャーロフは、「バレエの王子さま」公演で7月に東京で観ることができます。こちらは楽しみですね。
http://www.nbs.or.jp/stages/2016/prince/index.html

◆公演日時
7月15日(金)19:00
7月16日(土)14:00
7月17日(日)14:00
7月18日(月・祝)14:00

◆予定される出演者

【予定される王子さま】 
レオニード・サラファーノフ Leonid Sarafanov(ミハイロフスキー劇場バレエ) 
ダニール・シムキン Daniil Simkin(アメリカン・バレエ・シアター) 
ウラジーミル・シクリャローフ Vladimir Shklyarov(マリインスキー・バレエ) 
エドワード・ワトソン Edward Watson(英国ロイヤル・バレエ団)

【予定されるお姫さま】 
サラ・ラム Sarah Lamb(英国ロイヤル・バレエ団)
マリア・コチェトコワ Maria Kochetkova(サンフランシスコ・バレエ)

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