7月に予定されていたキエフ・バレエ学校来日公演に出演予定だったウラジーミル・マラーホフ。マラーホフ版の「コッペリア」でコッペリウス博士役で出演する予定でしたが、残念ながらコロナウィルス禍で公演は中止となってしまいました。
この公演用に、自粛中のウラジーミル・マラーホフに4月にSkypeでインタビューを行いました。公演は中止になってしまいましたが、光藍社さんのソーシャルメディア(Instagram,Facebook、Twitter)で、このインタビューを紹介してくださっています。
【インタビューシリーズ】自粛期間の #ウラジーミル・マラーホフ に聞く10のこと①
— 【公式】光藍社 バレエ(こうらんしゃ) (@koransha_inc) June 12, 2020
今日から10日間に分けてインタビューを投稿していきます!
「幸せとエネルギーをみんなに与えたい」。
コロナ禍による自粛期間に、自身のInstagramで毎日オンラインレッスンを配信しているマラーホフ。その理由とは? pic.twitter.com/AI12CSfg4X
インタビュー記事全体はこちらで読むことができます。
https://www.koransha.com/ballet/coppelia2020/marakhov/
皆さんご存知のように、ウラジーミル・マラーホフはこの自粛期間の間、平日は毎日日本時間の夜8時より、バーレッスンとセンターをInstagramで配信しています。マラーホフの優しい人柄、レッスンの参加者に向ける愛情が感じられる、とても素敵なレッスンです。4月に始まったレッスンが今も続いているだけでなく、水曜日にはスペシャルなレッスンとしてゲストダンサーを招いています。今までに、倉永美沙、ヤーナ・サレンコ、ディアナ・ヴィシニョーワ、針山愛美、スヴェトラーナ・ザハーロワ、ワディム・ムンタギロフ、マリアネラ・ヌニェス、ルシア・ラカッラといったダンサーが参加してきました。なかなかスタジオでレッスンを受けられない、舞台に立てなくて辛い思いをしているバレエを学ぶ人や愛好家たちに、レッスンを毎日届けているのは素晴らしいことですが、彼自身のモチベーションにもなっているとのことです。人望厚いマラーホフのこと、このレッスンに参加したいダンサーたちがたくさん待機しているとのこと。
また彼自身がキエフ・バレエ学校のために振付けた「コッペリア」やコッペリウス博士について、キエフ・バレエ学校について、バレエ教育への考え、今までの輝かしいキャリアを振り返り共演したダンサーたちについても語ってくれています。ボリショイ・バレエ学校時代に来日して以来、30年以上にもわたってほぼ毎年来日し、来日回数は100回以上というマラーホフ、日本のファンは彼にとってはかけがえのない存在のようです。
今回キエフ・バレエ学校が来日できなかったのは残念ですが、コロナウィルス禍が落ち着いた後にまた、このマラーホフ版「コッペリア」で来日してほしいと切に思います。さすがにもう古典の王子を踊ることはありませんが、これからもキャラクター的な役柄や現代作品などで舞台に立ちたいという想いもあるそうです。これだけ多くの人に長年にわたって愛されているダンサーも少ないのではないでしょうか。