ミハイロフスキー・バレエを11月の来日公演の後に退団してしばらくフリーランスで活動していたジュリアン・マッケイ。先日のバレエ・メッセのオンラインサロンでは、大きなカンパニーのプリンシパルとして契約し、近日中に入団すると話していました。
(c)Yumiko Inoue
そしていよいよ、入団先が発表されました。サンフランシスコ・バレエです。
Julian MacKay joins SF Ballet as a principal dancer, Artistic Director & Principal Choreographer Helgi Tomasson announced this morning. A native of Montana, MacKay trained at the Bolshoi Ballet and is a First Soloist at Mikhailovsky Theatre. For more → https://t.co/3xzIxifXuq pic.twitter.com/2UWkNXnofX
— San Francisco Ballet (@sfballet) June 22, 2020
ジュリアンはモスクワに滞在中、お父さんが危篤になりアメリカに帰国しようとしたところ、国境閉鎖前のアメリカへの最後の便として搭乗した飛行機が跳び立たず大変な思いをしたそうですが、何とかお父さんに最後に会うことができたようです。
サンフランシスコ・バレエは非常に魅力的なレパートリーを持つバレエ団。2021年新春からの新しいシーズンでは、「ヴィクトリア」「ザ・チェリスト」で注目の振付家キャシー・マーストンの新作「卒業(Mrs Robinson)」が予定されています。大ヒット映画のバレエ化です。(年内の公演は、コロナウィルス禍でキャンセル)このほかにも世界初演作品がいくつか予定されています。
https://www.sfballet.org/tickets/2021-season/
そしてダンサーもスターが多く、昨年は倉永美沙さんがボストン・バレエから移籍。来シーズンからは、現在はウィーン国立バレエのプリンシパルであるニキーシャ・フォゴがプリンシパルとして入団することが発表されていました。いつか日本公演も実現するといいなと思います。
ジュリアン・マッケイ自身の東京で行われる予定だった公演「PRINCE OF BALLET」もコロナウィルス禍で中止になってしまいましたが、こちらも延期の上実施してくれることを期待したいです。
Alexandre Magazineでのジュリアン・マッケイのインタビューと撮り下ろし写真