英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2019/20、現在オペラ作品の新作上映、およびバレエ作品の再上映が行われています。
・8月14日(金)ロイヤル・オペラ「ラ・ボエーム」1月29日収録作品
・8月21日(金)ロイヤル・バレエ「コッペリア」(再上映)2019年12月10日収録作品
・8月28日(金)ロイヤル・オペラ「フィデリオ」3月13日収録作品
・9月4日(金)ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」(再上映)1月16日収録作品
http://tohotowa.co.jp/roh/news/
※公開劇場
TOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ日本橋、イオンシネマ シアタス調布、TOHOシネマズ流山おおたかの森、TOHOシネマズららぽーと横浜、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ西宮OS、イオンシネマ京都桂川、札幌シネマフロンティア、フォーラム仙台、中洲大洋劇場
ロイヤル・バレエでは、まずは8月21日(金)より、マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフのロイヤル・バレエを代表するトップスターペアによる「コッペリア」が公開されます。楽しいロマンティック・コメディと磨き抜かれた超絶技巧の両方が楽しめて、誰もが笑顔になるクラシック・バレエの名作です。
『コッペリア』はE.T.Aホフマンの小説「砂男」を原作とし、1870年にパリ・オペラ座で初演された。美しい人形コッペリアに恋したフランツとその恋人スワニルダ、そしてコッペリアを生み出したコッペリウス博士が織りなす、ロマンティック・コメディ。英国ロイヤル・バレエで踊られているのは、バレエ団創設者ニネット・ド・ヴァロワ版で、1954年の初演からレパートリーとして大切に踊られてきた。スワニルダ役は吉田都の当たり役でもあった。クラシック・バレエの技巧からコミカルな人形振り、民族舞踊までちりばめられ、ドリープ作曲による美しいメロディと共に、幅広い世代に愛されている。マリアネラ・ヌニェスのコメディエンヌぶり、ワディム・ムンタギロフの華麗な超絶テクニックは必見。
特別映像の中にはデビュー時のヌニェスの姿が映るが、その時主役スワニルダ役を演じたのは吉田都なので、吉田さんも一緒に映っている。時の踊りでは、昨年ローザンヌ国際バレエコンクールで3位に入賞し、ロイヤル・バレエの研修生となった佐々木須弥奈が美しい踊りで際立っており、また収録当時ロイヤル・バレエスクール在学中で、今年晴れて首席で卒業して入団する予定の五十嵐大地も村人の役で出演している。
<あらすじ>
発明家のコッペリウス博士の家の窓辺には、本を読む美少女コッペリアの姿がある。フランツは彼女のことが気になって仕方ない。フランツの婚約者スワニルダはやきもちを焼くものの興味津々。友人たちと人形たちが並んだコッペリウスの工房に忍び込む。そこでコッペリアも実は人形であることを発見するが、帰ってきたコッペリウスに見つかって追い出される。スワニルダは一人隠れてコッペリアに変装する。やはり忍び込んだフランツにコッペリウスは一服盛って眠らせ、彼の魂をコッペリアに乗り移そうとする。スワニルダは息を吹き込まれたコッペリアのふりをする。コッペリウスの騒動が一段落すると、恋人たちは村の広場で祝福され、結婚式を挙げる。
【振付】二ネット・ド・ヴァロア(イワ-ノフ、チェケッティ原振付)
【音楽】レオ・ドリーブ 【指揮】バリー・ワーズワース
【出演】スワニルダ:マリアネラ・ヌニェス フランツ:ワディム・ムンタギロフ
コッペリウス博士:ギャリー・エイヴィス 市長:クリストファー・サウンダース 宿屋の主人:エリコ・モンテス
スワニルダの友人:ミカ・ブラッドベリ、イザベラ・ガスパリーニ、ハンナ・グレンネル、ミーガン・グレース・ヒンキス、ロマニー・パイダク、レティシア・ストック
ペザントの女性:マヤラ・マグリ 公爵:ルーカス・ビヨルンボー・ブレンツロド
オーロラ(曙):クレア・カルヴァート 祈り:アネット・ブヴォル
9月5日からは、金子扶生が収録当日に急きょ代役で主演し、輝かしいスター誕生を印象づけた「眠れる森の美女」が再上映されます。
ロイヤル・オペラハウスの配信でも大好評でしたが、ぜひ大画面でもご覧ください。金子さんにはこの作品についての電話インタビューをしましたので、また改めて公開前にご紹介します。