新国立劇場バレエ団の 2014/2015シーズン ラインアップが発表されました。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/140117_003754.html
2014/2015シーズンのバレエ公演ラインアップ及び主演ダンサー(一部)が、以下のとおり決定しましたので、お知らせいたします。 (※主演ダンサーの未定部分については、決定次第お知らせいたします。)『眠れる森の美女』
【演出・改訂振付】 ウエイン・イーグリング2014年11月8日(土)14:00・9日(日)14:00・11日(火)18:30・13日(木)14:00・15日(土)14:00・16日(日)14:00
【オーロラ姫】米沢 唯(8日)、 長田佳世(13日)、瀬島五月(15日)、小野絢子(16日)
【デジレ王子】ワディム・ムンタギロフ(8日)、菅野英男(13日)、奥村康祐(15日)、福岡雄大(16日)
『シンデレラ』
【振付】フレデリック・アシュトン2014年12月14日(日)14:00・18日(木)19:00・19日(金)14:00・20日(土)13:00/18:00・21日(日)14:00・23日(火・祝)14:00
【シンデレラ】小野絢子(14日)、長田佳世(19日)、米沢 唯(20日)、寺田亜沙子(21日)
『ラ・バヤデール』
【演出・改訂振付】牧 阿佐美2015年2月17日(火)19:00・19日(木)14:00・21日(土)14:00・22日(日)14:00
【ニキヤ】小野絢子(17日)、米沢 唯(22日)
【ソロル】ワディム・ムンタギロフ(17日)、福岡雄大(22日)
『トリプル・ビル』2015年3月14日(土)14:00・15日(日)14:00・19日(木)19:00・21日(土・祝)14:00・22日(日)14:00
演目名:「テーマとヴァリエーション」(ジョージ・バランシン)「ドゥエンデ」(ナチョ・ドゥアト)「トロイ・ゲーム」(新制作、ロバート・ノース振付)出演:新国立劇場バレエ団ダンサー
『こうもり』
【振付】ローラン・プティ2015年4月21日(火)19:00・23日(木)19:00・25日(土)13:00/18:00・26日(日)14:00
【ベラ】海外ゲストダンサー(21日、23日)
【ヨハン】海外ゲストダンサー(21日、23日)
『白鳥の湖』
【演出・改訂振付】牧 阿佐美2015年6月10日(水)19:00・11日(木)14:00・13日(土)14:00/18:30・14日(日)14:00
【オデット/オディール】海外ゲストダンサー(10日)
【ジークフリート】ワディム・ムンタギロフ(10日)
一言でいえば、失望しました。古典3演目(しかも2つは牧阿佐美版)と、繰り返し再演されて、もうすっかり飽きた「シンデレラ」と「こうもり」。トリプルビルは一つだけ。ビントレー作品は影も形もなし。新芸術監督のあまりの志の低さに呆れました。
ライジング・スターであるワディム・ムンタギロフが3演目にゲスト出演するのは良いことだとは思うものの、せっかく自前ダンサーだけで賄えるレベルを達成したのに、「白鳥の湖」や「こうもり」に海外ゲストダンサーを招聘するのはどうなんでしょう。瀬島五月さんは素晴らしいダンサーだと思いますが、自前の優れた団員があるのになぜゲスト?
ビントレーがバレエ団のために世界初演の新作を振付けたり、ユニークな作品をレパートリー入りさせ、若手ダンサーを登用したり、ダンサーに振付をさせたりして生み出された新風はどこに行ってしまったのでしょう。まるで彼が芸術監督としていたことが、なかったことにされているかのようです。
古典全幕はお客さんは入るでしょうけど、それでは、税金をつぎ込んでバレエ団を運営する意味はないと思います。文化の発展に何も寄与していませんので。
追記:ダンス公演のラインアップも発表されているので、併せてお知らせします。
http://www.nntt.jac.go.jp/dance/variety/#anc2014_15
JAPON dance project
2014年8月30日(土)~31日(日)
新国立劇場バレエ団 DANCE to the Future ~Third Steps~ NBJ Choreographic Group
2015年1月16日(金)~18日(日)
ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2015
2015年3月7日(土)~8日(日)
森山開次「サーカス」
2015年6月20日(土)~28日(日)
とりあえず、DANCE to the Future ~Third Steps~の企画が続いていることにはホッとしました。