第26回<バレエの祭典>プレミアム・シーズン ラインナップが発表されています。
2015年12月から2016年9月まで東京で開催される、世界最高峰のバレエ団・アーティストたちによる人気公演のチケットを、一般発売前に優先的に確保する、バレエ好きのためのシステムです。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/26.html
1)2015年12月17日~20日【1演目】
世紀のプリマの引退公演―<進みゆく人生>
ワールド・ツアー最終公演
シルヴィ・ギエム<ライフ・イン・プログレス>
この公演については、概要がつい昨日発表されたばかりです。東京文化会館で4公演行われます。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-551.html#002193
2011年の日本公演でも深い感動を呼んだマッツ・エック振付「バイ」と、アクラム・カーン振付「テクネ」、ラッセル・マリファント振付「ヒア・アンド・アフター」の二つの新作をギエムが踊ります。絶対に見逃すことのできない公演ですね。
2)2016年2月【1演目】
ロシアが誇るドラマティックな名ヴァージョンを
東京バレエ団初演
ブルメイステル版「白鳥の湖」 東京バレエ団初演
モスクワ音楽劇場バレエも先日の来日公演で踊った、ドラマティックで面白い「白鳥の湖」です。衣装、装置などプロダクションも新しいものになるでしょうから楽しみですね。
3) 2016年3月【2演目】
巨匠ノイマイヤーのカンパニーが、
話題作を携えて<バレエの祭典>初登場
ハンブルク・バレエ団
「リリオム(回転木馬)」/「真夏の夜の夢」
◆予定されるゲスト:アリーナ・コジョカル
ハンブルグ・バレエの本国オフィシャルサイトでも、この来日公演のことは発表されていました。「リリオム」は2012年のブノワ賞で、主演のアリーナ・コジョカル、カーステン・ユング、そして作曲のミシェル・ルグランがそれぞれ受賞しています。
本国サイトでは、このほかガラも予定されているとのことですが、おそらくこれは、祭典演目には含まれていなくて別途購入する形になるものと思われます。
公式サイトによれば、3月4,5,6日が「リリオム」、3月8、9日が「ノイマイヤーの世界ガラ」、3月11、12、13日が「真夏の夜の夢」のようで、会場は東京文化会館です。
4) 2016年6月【2演目】
絶好調のロイヤル。十八番の名作を携えて、
3年ぶりにリターン
英国ロイヤル・バレエ団
「ロミオとジュリエット」/「ジゼル」
前回のロイヤル・バレエの来日公演では、マクミラン作品もアシュトン作品もありませんでした。今回はマクミランの「ロミオとジュリエット」が入ったので喜ばしい限りです。
5) 2016年7月【1演目】
選び抜いた旬のバレエの王子様たちを、
ごきげんなプログラムでご賞味ください。
新企画!<バレエの王子様>(仮題)
◆予定される出演者
スティーヴン・マックレー、レオニード・サラファーノフほか
これは新しい趣向なので大変興味深いですね。海外では、「Kings of the Dance」や「Men In Motion」といった、男性ダンサーをフィーチャーした公演がちょっとしたブームですが、王子様というところが、日本らしいと言えるかもしれません。ルグリやマラーホフのグループ公演が終わってしまった今、新しいスターの発掘は大きな課題です。ほかに誰が出るのか、興味津々ですね。
6) 2016年9月【1演目】
芸術とモードの街ミラノ自慢のスカラ座が、
豪華ゲストで贈る絢爛華麗な舞台
ミラノ・スカラ座バレエ団
「ドン・キホーテ」
◆予定されるゲスト
ナターリア・オシポワ、レオニード・サラファーノフほか
バレエ団の評価はあまり高くないものの、毎回豪華なゲストダンサーを入れてのミラノ・スカラ座バレエの公演です。特に英国で絶大な人気を誇るオシポワと、すべてのダンサーの中でも3本の指に入るほどのテクニック自慢のサラファーノフという組み合わせは、海外のバレエファンも羨むことでしょう。
今回は、期間もラインアップ演目も少なめので、少し値段も安くなるのではないかとちょっと期待します。バレエファンなら絶対に見逃すことのできないギエムの引退公演やハンブルグ・バレエ来日公演があるので、今回も人気を呼ぶことでしょう。