マシュー・ボーンの手によって新鮮に生まれ変わったバレエ「眠れる森の美女」が明日より劇場公開されます。
http://matthewbournecinema.com/nemurerumorinobijo.html
今日まで大好評で公開されていたマシュー・ボーン版「白鳥の湖」3D上映に続いての劇場公開です。
1992年「くるみ割り人形」、1995年「白鳥の湖」と続いたマシュー・ボーン演出・振付によるチャイコフスキー3大バレエ作品の上演の最後を飾るのが、この「眠れる森の美女」です。
オーロラ姫のおとぎ話をバレエ化した古典の名作は、マシュー・ボーンの手によって新鮮な傑作として生まれ変わりました。New York Times紙が「これがマシュー・ボーンの最高傑作」と評し、日本公演も来年に予定されている話題のプロダクションが、映画館の大画面で鑑賞できるのは嬉しいです。
出演は、「オーロラ姫」にハナ・ヴァッサロ、本来なら王子の役である「レオ(国王の狩猟番)」には、「白鳥の湖」で王子を熱演したドミニク・ノース、そして「ライラック伯爵」には、やはり「白鳥の湖」での昨年の来日公演での素晴らしい演技、踊りも記憶に新しいクリストファー・マーニーが妖しい魅力を見せます。「カラボス / カルドック」には、また妖艶なアダム・マスケルが扮しています。
「A Gothic Romance」と題しているように、ゴシックでダークで独特の美意識に彩られた作品です。1890年、まさに「眠れる森の美女」が初演された年から物語は始まり、そしてオーロラの16歳の誕生日には20世紀初頭へ、目覚めた100年後には現代、という時代の雰囲気を伝えてくれる美術も素晴らしい。妖精、ヴァンパイア、貴族などが登場した目くるめく世界が展開します。
2015年7月4日(土)より「YEBISU GARDEN CINEMA」ほかで全国順次公開
恵比寿ガーデンシネマでの上演時間は、10:20 と 20:10 です。
尺:105分/収録:2013年5月、イギリス、ブリストル ヒッポドローム劇場/演出・振付:マシュー・ボーン/舞台・衣装デザイン:レズ・ブラザーストン/照明:ポール・コンスタブル/音響:ポール・グルースイス/音楽:ピョートル・チャイコフスキー