ニューヨークのリンカーンセンターは、4つのバレエ団の舞台を収録した映像を、映画館で上映することを発表しています。
http://lincolncenteratthemovies.org/
上映されるのは、
サンフランシスコ・バレエ
「ロミオとジュリエット」(ヘルギ・トマソン振付)
9月24日
マリア・コチェトコワが、自分が出演した「ロミオとジュリエット」が収録されたと自身のInstagramで語っているので、その可能性が高いようです。
アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター
「Chroma」 「Grace」 「Takademe」 「Revelations」
10月22日
カンパニーを代表する「レベレーションズ」(アルヴィン・エイリー振付)と、ウェイン・マクレガー振付の「クローマ」など
バレエ・ヒスパニコ
CARMEN.maquia と Club Havana
11月12日
ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)
「くるみ割り人形」(ジョージ・バランシン振付)
12月5日と12月10日
バレエの映画館上映はすっかり広がっており、ロイヤル・バレエ、ボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエ、パリ・オペラ座バレエなどが取り組んできました。その一方で、映画館で観る舞台の先鞭をつけた「ライブ・インHD」のメトロポリタン歌劇場があるにもかかわらず、バレエの分野においては、アメリカのカンパニーは今までなかなか映画館での上映は行われてきませんでした。
今回の上映については、アメリカのみならず、世界での映画館上映も目指しているようです。生中継ではなく、収録された映像を上映するので、少しハードルが低い部分もあることでしょう。
上演カンパニーも、NYCB以外はなかなか日本で観る機会もないところが多いわけで、これが日本でも観られたらいいなあ、と思うのです。が、まだ来シーズンのロイヤル・バレエやボリショイ・バレエの映画館上映が行われる予定もはっきりしていないのですよね。