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3/11 ユニバーサル・バレエ「白鳥の湖」 Universal Ballet Swan Lake

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韓国ユニバーサル・バレエの「白鳥の湖」は、同バレエ団で2007年まで芸術監督を務めていたオレグ・ヴィノグラードフ(元マリインスキー・バレエ芸術監督)による改訂振付版。

この版は、現在マリインスキー・バレエで上演されているセルゲイエフ版を基本とした、ロシア・バレエの伝統に基づいたものであるが、4幕の演出が異色である。3幕(黒鳥のシーン)と4幕の間に休憩が入らず、場面転換を行う間、王子がソロを見せる。ロットバルトと王子が戦い、王子はロットバルトに深い傷を負わせるものの、自身も致命傷を負って斃れ、オデットが白鳥たちとともに戦ってロットバルトを倒すというもの。他の版では見られないドラマティックさである。1月の来日公演でも、このバレエ団を代表するプリマ、ファン・ヘミンの圧倒的なパフォーマンス、そして粒ぞろいのコール・ド・バレエ、伸び盛りのソリストたちの演技を堪能した。プロダクションの美術も手が込んでいて美しく、全体的なクオリティもとてもハイレベルなもの。

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Version Oleg Vinogradov (based on Konstantin Sergeyev)
Set Design Simon Pastukh
Costume Design Galina Solovieva

Odette/Odile Yena Kang
Seigfried Evan McKie
Rothbart Jiadi Dong


今回のソウル公演は全6回で、チケットの売れ行きも大変良かったもよう。週末の公演はソールドアウトだったため、行きそびれてしまった。3月11日の公演は、エヴァン・マッキーがゲスト出演、当初は同じくシュツットガルト・バレエからヒョジュン・カンがゲスト出演の予定だったのが、彼女の怪我でカン・イエナが代わりに踊ることになった。一昨年に「オネーギン」を一緒に踊ったペアである。エヴァンの白鳥の王子は昨年の来日公演でも観ているが、クランコ版の「白鳥の湖」と今回のはかなり版が違う。クランコ版の王子は、青春時代を謳歌していて大人になりたくない青年、一方、こちらは憂いと翳りのある、正統派の王子様だった。特筆すべきは、エヴァンのワガノワ・トレーニングを伺わせるエレガントなポール・ド・ブラと、地面に吸い付くような柔らかく伸びやかなタンデュ。端正で美しい。細かいキャスト表が配布されていなくて各日のキャストがわからなかったのだが、パ・ド・トロワのジョン・ユィ、そして道化役のシャオ・クンは目の覚めるようなテクニックを見せてくれた。

2幕、湖畔のパ・ド・ドゥでは、オデットと王子の心が通じ、そして通い合うプロセスがよく見えた。カン・イエナは、長身でほっそりとして手脚の長いバレリーナ。繊細な彼女をまるでこわれもののように、優しく丁寧に導きサポートする王子。王子の手に導かれてオデットのポーズが一つ一つ決まっていきピルエットもアラベスクも美しく見える。これほどまでに見事なサポートをする白鳥の王子もいないのではないかと思うほどだった。エヴァンの王子は、イエナのオデットを深く愛しているのが伝わってくる。イエナは、東京で主演したファン・ヘミンほど強靭なテクニックの持ち主ではないけれども、プロポーションのバランスの良さも手伝い、とてもたおやかで情感のあるオデットを見せてくれた。7月に引退する彼女にとって、これが最後のオデット役だったのだ。

黒鳥を演じたイエナは、とても艶やかで美しく、誘惑的なオディールだった。あからさまに挑発的なわけではなく、王子を愛している素振りを見せながらも、クールで魅惑的だ。アダージオでオデットの振りをする様子が、本当にオデットみたいにエレガントでたおやかだったのが、逆に背筋が寒くなった。オディールはグランフェッテもきっちりと決めて、王子が愛を誓うと突然邪悪な素顔を見せて高笑いをする、そのコントラストが鮮やかだ。王子が差し出した花束が、ここで黒く変色するという演出も効果的。オディールに愛を誓ってしまった過ちに気がついた王子が、何度もその仕草を打ち消そうとするものの取り返しのつかないことをしてしまったことに打ちのめされ、走り去る様子も印象的だった。

3幕と4幕の間の王子のソロは、オデットを裏切ってしまった後悔に満ちたもの。場面転換の場つなぎのために挿入され、幕前の狭いスペースで踊るために長身のエヴァンは踊りにくそうだったけれども、特に長い腕と高いアラベスクなど一つ一つの動きに感情が込められていた。

4幕では、コール・ド・バレエは白鳥チームと黒鳥チームに分かれている。けが人が続出したため、コール・ドの人数が18人と少なかったのが少し残念。悲しみのオデットを円陣で取り囲んだ白鳥たちの周りを、王子が何周もマネージュする。いつまで回っているんだろう、というくらい長い間、その跳躍は柔軟ながらも勢いが落ちることがない。コール・ドの統一感が哀しみを盛り上げる。王子はロットバルトと敢然と戦い、片方の翼をもぎ取って深い傷を負わせたものの、ロットバルトの反撃に遭い、その一撃で王子は斃れる。オデットは白鳥たちとロットバルトに戦いを挑む。ここでイエナのオデットは、強さと共に脆さを見せ、悲しみの中にロットバルトへの復讐と強い憎しみを込めて決然とロットバルトを追い詰める。ロットバルトは死ぬが、王子の亡骸に寄り添うオデットは、翼を悲しげに広げて天を仰ぎながら慟哭する。最後に一人残されたオデットは、愛する王子を失い、ロットバルトも滅びたため、人間に戻る希望も愛も何もかも失うという、地獄のような悲劇的な結末。その悲劇性を歌い上げるように演じたイエナは、ドラマティック・バレリーナらしい感情豊かさで演じて、深い余韻を残した。

最後のオデット/オディールを踊り終えたカン・イエナは、カーテンコールではとても満ち足りた表情をしていた。

(終演後のサイン会)
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キューバ国立バレエのダンサー7人が亡命

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ダンサーのレベルの高さで知られ、多くの国際的なスターを輩出しているキューバ国立バレエから、先月7人のダンサーが米国に政治亡命しました。

http://www.latimes.com/entertainment/arts/culture/la-et-cm-national-ballet-of-cuba-20130404,0,1427714.story

3月17日からキューバ国立バレエはメキシコでのツアー公演を行っており、20日、24日にカンクンなどで公演を行っていました。7人のうち6人はアメリカの国境を越えて米国の機関に保護を求め、先週の金曜日からマイアミに滞在しており、1人はメキシコにいるとのことです。

マイアミのスペイン語のサイトCaféFuerteに、亡命したダンサーたちの写真とコメントが載っています。
http://cafefuerte.com/miami/noticias-de-miami/sociedad/2736-desertan-7-miembros-del-ballet-nacional-de-cuba

Annie Ruiz Diaz, 24, Ariadnni Martin, 20, Randy Crespo, 22, Luis Victor Santana, 23, Edward Gonzalez, 23, Jose Justiz, 20の6人の若いダンサーたちがマイアミに滞在しており、Alejandro Mendez,20はまだメキシコに残っています。「より芸術的に、そして経済的に恵まれた暮らしを求めて決心をした」と彼らは語っています。「新しい出発をする力と若さが残っている今のうちに亡命することが必要だと思った」

メキシコのツアーは、キューバ国立バレエの設立65周年、そして芸術監督アリシア・アロンソが初めてジゼルを踊ってから70年を記念して行われたものだそうです。「アリシア・アロンソはダンス界の伝説であり、若いダンサーたちは彼女に大きな影響を受けている。私たちはこのカンパニーが与えてくれたすべてに感謝しているけど、次のステージへと進むときが来ていた」「アメリカで今すぐに仕事が見つからなくても構わない。わかっているのは、アメリカでコンテンポラリー作品を踊りたいということ」

マイアミ・ヘラルド紙では、さっそく亡命したダンサーたちの動向についても報じられています。
http://www.miamiherald.com/2013/04/04/3324207/cuban-dancers-begin-new-lives.html

4月4日の朝には、早速ダンサーたちはHispanic Cultural Center for the Arts,というマイアミのバレエクラスで、クラスレッスンを受けました。

ダンサーたちは、メキシコに出発する前に亡命を計画していましたが、メキシコでのすべての「ジゼル」の公演を終えてから亡命を実行したとのことです。

キューバに戻った彼らの同僚の中では、亡命に対して様々な意見があることを彼らは知っていました。「僕たちを応援してくれる人も多くいるし、そうでない人もいれば、僕たちが去ったことを寂しく思う人もいる」「家族は亡命の計画を知っていて、そして入国管理局も、キューバに戻らないグループがあることを知っていた。見張られているから、カンクンからの飛行機には乗らないようにと警告を受けた」

キューバ国立バレエからの亡命は、もちろん今に始まった話ではありません。キューバ革命の初期の時代から、様々な国でダンサーたちの政治亡命が相次いでいました。1966年には、パリでの公演で10人のダンサーが亡命しています。最近では、2005年にトップダンサーのひとりであるローランド・サラビアが亡命しています。また、2008年に亡命したタラス・ドミトロは現在サンフランシスコ・バレエのプリンシパルです。ほかにも、ボストン・バレエ、シンシナティ・バレエなどでキューバから亡命したダンサーが活躍しています。

一方で、カルロス・アコスタやホセ・カレーニョはアリシア・アロンソより特別の許可を得て、亡命せずに海外のトップカンパニーで活動してきました。

今回亡命したダンサーたちは、5月にはマイアミ・ビーチの劇場での、キューバン・クラシカル・バレエ・オブ・マイアミの公演に出演するとのことです。

映画「アンナ・カレーニナ」Anna Karenina

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原題:Anna Karenina
監督:ジョー・ライト
脚本:トム・ストッパード
原作:レフ・トルストイ
衣装:ジャクリーン・デュラン
音楽:ダリオ・マリアネッリ
振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ

http://anna.gaga.ne.jp/

19世紀のロシア、サンクトペテルブルグ。18歳で結婚したアンナ(キーラ・ナイトレイ)は政府のエリート役人カレーニン(ジュード・ロウ)と結婚し、ワロージャというかわいい息子がいて、満たされたように見える暮らしをしていた。兄オブロンスキーの浮気が元の夫婦喧嘩を仲裁しにモスクワを訪れた彼女は、そこで若い将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー・ジョンソン)に出会う。ヴロンスキーは、オブロンスキーの妻ドリーの妹キティ(アリシア・ヴィキャンデル)の想い人であったが、ヴロンスキーはアンナにひと目惚れし、やがてふたりは許されない恋におちる…。

何度も映画化され、最近ではボリス・エイフマンやアレクセイ・ラトマンスキーも映画化しているトルストイの原作を、トム・ストッパードの脚本でジョー・ライトが映画化。作品世界の大半が古い劇場(オペラハウス)の中で展開するという趣向で、振付をシディ・ラルビ・シェルカウイが手がけているために、ダンスシーンのみならず登場人物の仕草や小道具の動きまでもがダンス的なものとなっている。冒頭で床屋が翻すケープまでも、闘牛士のマントのように華麗に舞っているし、額に汗流すリョービンや労働者たちの働く姿もダンスを彷彿させ、書類ですら踊っている。舞踏会で劇場の天井が開き、人々がバレリーナのように大きく背中を反らせると、空に花火が上がるスペクタクルなシーン。キティを演じるのは、スウェーデン国立バレエ学校で学んだ元バレリーナのアリシア・ヴィキャンデルで、舞踏会でリフトされるシーンにバレリーナらしさが発揮されている。

劇場を舞台としていることは、劇的な効果をこの作品に与えている。アンナたちが暮らす貴族社会そのものを劇場の舞台の上と描き、観客に常に見られていて、貴族社会の掟に従って良妻賢母を演じていなければならないアンナの閉塞感を表現している。原作でも、社会の掟に背き、ヴロンスキーの元に走った彼女がオペラを観に行き、人々の冷たい視線を浴びて打ちのめされる終盤のシーンがあるが、このシーンはまさに”舞台=社会”の縮図である。競馬やスケートの場面ですら劇場で展開され、またアンナやカレーニンが暮らす家や、カレーニンが働く役所も、劇場の上階のようである。

その一方で、キティに想いを寄せるリョービンが暮らす地や、アンナとヴロンスキーが愛の陶酔に身を任すピクニックシーンは、劇場の外の開放的なロケーションで表現されていて、貴族社会の重苦しさとは対照的に描かれている。リョービンが都会を捨てようと決心し、劇場という閉ざされた空間にある扉を開くと、そこにはロシアの大雪原が広がる象徴性の見せ方。映画ならではの非現実的な演出効果と、舞台劇らしい場面転換が、巧みに融合されていて、まるで魔術のようだ。舞台の上部やバックステージまでもが映画の舞台装置として機能している。脇の登場人物が、画面の袖で服を早着替えして別の脇役に変身するところまで、舞台そのものだ。

アンナとヴロンスキーが恋に落ちる舞踏会のシーンでは、彼らが踊りだすと周囲が凍りついたように止まり、通り過ぎると再び踊りだす。やがて彼らは一瞬のうちに消えて、アンナとヴロンスキーだけが劇場の中にいる。ここのシーンも極めてバレエ的だ。ふたりが踊るダンスの振り付けも、普通のボールルームダンスではなくて、腕の表現を雄弁に使ってセクシャルな印象を与えるもの、いかにもシェルカウイというコンテンポラリーダンスの振付家が創造した官能的な踊りで、まるでダンスフロアで愛を交わしているかのようだった。キティと踊るはずのヴロンスキーが、なぜアンナに惹かれていったのかもこのシーンで見事に説明されている。

この映画の、ライブ感のある映像とダンス的な躍動感は、アンナとヴロンスキーのめくるめく恋が加速し、破滅へと突き進んでいく情熱を伝えるのにも成功している。冒頭の列車事故のシーンから続く列車の走るエンジン音、繰り返される印象的なテーマ音楽、リズミカルなハンコを押す音。手の付けられないほど暴走するアンナの熱情を語っているかのようだ。セリフに依存しなくても、時に踊りや仕草は言葉以上に雄弁であることを再認識された、見事な演出ぶりである。

映画の本筋についても少し。オブロンスキーの浮気の顛末を見ても、不倫は貴族社会にはありうること。ただ、アンナのように衆目の前で大胆なダンスを踊り、挙げ句の果てに夫を裏切って若い男に走ったことを世間に明らかにすることは許されることではなかった。アンナは、それが許されることではないと分かっていたのに、どうしようもない感情の高ぶりによってヴロンスキーと愛し合うようになる。許されないことをして、貴族社会に反抗した末に、追い詰められ自分自身も許せなくなって死を選ぶアンナ。一方、アンナの夫カレーニンは、不倫に気がついてたしなめ、一度は許そうとしようとするも、逆にそれが彼女の恋の火に油を注ぐ結果となる。それでも、一時危篤となったアンナを見舞い、アンナの死後にはヴロンスキーとの子供を育てるカレーニンは、アンナを許していたのだろうと感じた。一度は振ったリョービンと結婚し、彼に詫びるキティ。出奔した放蕩者の兄を許すリョービン。「アンナ・カレーニナ」は罪と許しを描いた作品でもある。堅物の外見の下に、大きな愛と隠れた寛容さを感じさせたカレーニン役ジュード・ロウの演技に、心打たれた。

ちなみに、ダンスシーンには、マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズで活躍しているアーロン・シルズ、ミケーラ・メッツァ、そして「TeZukA」に出演したダニエル・プロイエットなど多くの注目ダンサーが出演している。

シディ・ラルビ・シェルカウイの、「アンナ・カレーニナ」における振付について語ったインタビュー(オフィシャルサイトより、英語)
http://focusfeatures.com/article/making_anna_karenina_dance?film=anna_karenina

アンナ・カレーニナ〈1〉 (光文社古典新訳文庫)アンナ・カレーニナ〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
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木本全優さんが、ウィーン国立バレエのソリストに昇進

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ウィーン国立バレエのドゥミ・ソリストだった木本全優さんが、4月7日に「ラ・シルフィード」のジェームズ役を演じて、ソリストに昇進したと、同バレエ団芸術監督のマニュエル・ルグリが発表しました。

http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/staatsballett_neu/presse_news/Solotaenzer-Kimoto.de.php

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130408/ent13040823550017-n1.htm

日本人男性がこのバレエ団でソリストとなるのは初めてとのことです。昨年10月には、同バレエ団の橋本清香さんがソリストに昇進しています。(木本さんがジェームズ役を演じた公演で、橋本さんはエフィ役で出演していました)

木本さんは姫路市の中田バレエシアター、カンヌのロゼラ・ハイタワー、パリのコンセルヴァトゥールで学んだ後、ドイツ・ドレスデン・バレエを経て、2008年からウィーン国立歌劇場に入団。2011年からドゥミ・ソリストを務めていました。

主なレパートリーは、ジェームズ役の他、「ドン・キホーテ」のバジル役、「ジゼル」のペザント、「白鳥の湖」の王子の友人、「マイヤリング」のハンガリー将校、「こうもり」のチャルダッシュ、マルコ・ゲッケの「モペイ」、「テーマとヴァリエーション」「イン・ザ・ナイト」など。日本人離れしたスラリとして恵まれたプロポーション、美しいつま先が印象的なダンサーです。

「ラ・シルフィード」のジェームズ役が当たり役だったルグリによって、木本さんがこの役でソリストに任命されたことは、素晴らしいことです。前回同バレエ団で「ラ・シルフィード」が上演されていたとき、木本さんはキャスティングされていたものの、怪我で降板してしまったため、今回の任命の感慨はひとしおであることでしょう。まだ25歳と若い彼の、今後ますますの活躍を期待したいところです。


バーミンガム・ロイヤル・バレエの2013/14シーズン

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バーミンガム・ロイヤル・バレエのバーミンガムにおける2013/14シーズンが発表されていました。

http://www.brb.org.uk/season-tickets.html

Penguin Café (「ペンギン・カフェ」ほかビントレー作品のトリプルビル)
Tombeaux / E=mc² / ‘Still Life’ at the Penguin Café 3 – 5 October 2013

The Sleeping Beauty 8 – 12 October 2013
ピーター・ライト版「眠れる森の美女」

The Nutcracker 22 Nov – 12 Dec 2013
ピーター・ライト版「くるみ割り人形」

Three of a Kind トリプルビル
Card Game / Slaughter on Tenth Avenue / Elite Syncopations 19 – 22 February 2014
ジョン・クランコの「カルタ遊び」、バランシンの「十番街の殺人」、マクミランの「エリート・シンコペーションズ」

The Prince of the Pagodas 25 Feb –1 March 2014
「パゴダの王子」バーミンガム・ロイヤル・バレエ初演

Darkness and Light アシュトン作品のトリプルビル
Dante Sonata / Les Rendezvous / Façade 4 – 7 June 2014

La Fille mal gardée  11 – 15 June 2014
アシュトン振付「ラ・フィユ・マル・ガルデ(リーズの結婚)」

この他にツアー公演が予定されています。


新国立劇場バレエ団で初演された「パゴダの王子」がバーミンガム・ロイヤル・バレエでもお目見えします。先日の「アラジン」では、新国立劇場バレエ団の小野絢子さん、福岡雄大さんのゲスト出演が好評だったのですが、次もまた新国立劇場バレエ団からゲストが行くといいなと思います。

レパートリーも、いかにも英国のバレエ団らしい、英国バレエの伝統を大事にしたものであり、とても親しみ易く良いものだと感じました。

デニス・マトヴィエンコがキエフ・バレエ芸術監督を解任される

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キエフ・バレエの芸術監督に2011年11月に就任し、意欲的にバレエ団を率いてきたデニス・マトヴィエンコ。昨年末~今年1月の来日公演も高い評価を得ました。また、3月12日には、ニーナ・アナニアシヴィリをゲストに招いて、マカロワ版「ラ・バヤデール」を初演。ニーナがニキヤ、フィリピエワがガムザッティ、マトヴィエンコがソロル役という豪華なキャストでした。(ニーナが踊る最後のニキヤ役だったようです)

そのマトヴィエンコが、キエフ・バレエの芸術監督を解任されてしまいました。そして振付家・教師のAniko Rekhviashviliが芸術監督に就任したとのことです。

キエフ・バレエのオフィシャルサイトのアナウンス(ウクライナ語)
http://www.opera.com.ua/ua/novini/do-uvagi-zasobiv-masovoj-informacij.html

新聞記事(英語、見出しのみ)
http://www.kyivpost.com/guide/theaters/scandal-in-national-opera-world-famous-ballet-star-matvienko-fired-322989.html

詳しい経過については、Ballet Alertのフォーラムで読むことができます。
http://balletalert.invisionzone.com/index.php?/topic/37030-matvienko-fired-at-kiev-opera-ballet/#entry317674

2012年11月に契約更新の書類にサインして提出したマトヴィエンコでしたが、劇場の総裁がその書類に署名しておらず、そのため、契約自体が更新されていなかったとのことです。そして、10日前に、劇場のオフィシャルサイトの芸術監督のところから彼の名前が外されており、ソリストの欄にのみプロフィールが掲載されていたことに気がついたそうです。

マトヴィエンコのインタビューによれば、彼はウクライナのバレエのレベルを国際的なレベルに引き上げるために努力してきたそうです。仕事をしない振付家・教師を解任し、代わりに海外から教師を招こうとしたとのことです。しかし劇場の総裁が彼の仕事を気に入らず、結果的に彼は解任されてしまったようです。

劇場側は、彼は新作を上演していないことを解任の理由としていますが、実際には、上記のマカロワ版「ラ・バヤデール」はカンパニー初演であり、またそのほか、エドワード・クルーグのダブル・ビル(「レイディオ・アンド・ジュリエット」ほか)を初演しています。さらに、レイディオヘッドの曲を使った「レイディオ・アンド・ジュリエット」が録音された音源を使っていることも問題にされていて、アカデミックな劇場の雰囲気を壊すとしていますが、「ラ・バヤデール」はもちろんオーケストラ演奏つきで上演されているわけであり、これは難癖にしか過ぎません。マトヴィエンコ自身が振付をした作品が上演されていないので、彼は何もしていない、と解釈しているようです。

劇場のダンサーたちは、彼の解任に対して非常に怒っており、劇場の公式のFacebookTwitterでも、そのことは表明されています。

ガラ「Kings of The Dance」を主催し、またオシポワやワシーリエフ、セミオノワ、ヴィシニョーワらのマネジメントを手がけているArdaniの代表のセルゲイ・ダニラン氏も、マトヴィエンコの支持を表明し、彼を解任するならウクライナでこの「Kings of The Dance」公演は行わないと語っています。
http://gazeta.ua/ru/articles/culture/_ne-budet-v-kieve-matvienko-ne-budet-zdes-korolej-tanca-sergej-danielyan/492037

後任の芸術監督は無名の人物であり、クラシックバレエの経験も少ないようです。150人もの団員がいる大カンパニーを運営できるのか、疑問視されています。

マトヴィエンコ自身は、ダンサーとして引っ張りだこの状態であり、4月13日にはグルジア国立バレエでニーナ・アナニアシヴィリと「白鳥の湖」を踊り、27日にはボリショイ・バレエで「スパルタクス」のタイトルロールを踊ります。さらに、デヴィッド・ホールバーグが降板したABTの「海賊」と「ドン・キホーテ」にもゲスト出演する予定です。

こちらは、上記ニーナ・アナニアシヴィリとマトヴィエンコの「ラ・バヤデール」についての記事。舞台写真もあります。ニーナは、3月に50歳の誕生日を迎えました。
http://www.inteco.ua/eng/social_responsibility/art/2033.html

バランシンのミューズ、マリア・トールチーフ死去

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振付家ジョージ・バランシンのミューズであり3番目の妻でもあった名バレリーナ、マリア・トールチーフが、シカゴの病院で4月11日に88歳で逝去しました。

Chicago dance legend, Balanchine muse
http://www.chicagotribune.com/news/obituaries/ct-ent-0413-tallchief-obit-20130413,0,819750.story

Maria Tallchief, ballet star who was inspiration for Balanchine, dies at 88
http://www.washingtonpost.com/local/obituaries/maria-tallchief-ballet-star-who-was-inspiration-for-balanchine-dies-at-88/2013/04/12/5888f3de-c5dc-11df-94e1-c5afa35a9e59_story.html

Maria Tallchief, Who Dazzled at the Ballet, Dies at 88
http://www.nytimes.com/2013/04/13/arts/dance/maria-tallchief-brilliant-ballerina-dies-at-88.html?partner=rss&emc=rss&_r=0

1925年にオクラホマ州で生まれたマリア(本名エリザベス・マリー・トール・チーフ)は、父親からネイティブ・アメリカン(オセージ・インディアン)の血を受け継ぎビバリー・ヒルズの裕福な家庭で育ちました。優れた音楽性は、子供時代にピアノを学んでいたことによります。ニジンスキーの妹、ブロニスラヴァ・ニジンスカにバレエを学んだ彼女は、17歳でバレエ・リュス・モンテカルロに参加。そこでバランシンと出会い、21歳で当時42歳の彼と結婚しました。彼は、彼女の人目を引く美貌と、インディアンの血を引くエキゾチックさに魅せられていたのでした。翌年、パリ・オペラ座バレエにゲスト振付家として招かれたバランシンに帯同した彼女は、アメリカ人として初めて同バレエ団にゲスト出演します。47年にアメリカに行ったバランシンは、NYで後にNYCBの母体となった、バレエ・ソサエティを設立。二人の結婚生活は5年間しか続かなかったものの、友情は彼が亡くなるまで続き、彼女は1952年までNYCBに在籍していました。

(バランシンとかつての妻たちとのあいだには友達づきあいが続き、バレエ学校に立ち寄った彼のある友人は、元妻たちがずらりと並んでバーにつき、涼しい顔で一緒にレッスンを受けていたのに驚いていたそうです)

バレエ・リュス時代、ロシア風に名前を改名することを求められたものの、アメリカン・インディアンのルーツに誇りを持っていた彼女はそれを拒否したというエピソードもあります。

ルドルフ・ヌレエフと踊った「ゼンツァーノの花祭り」動画
http://youtu.be/Q-qy2Z_j58A

バランシンは、1949年には「火の鳥」を、そして「オルフェウス」、「スコッチ・シンフォニー」、バランシン版「白鳥の湖」や「アレグロ・ブリランテ」「シンフォニー・イン・C」など数々の名作を彼女のために振りつけました。バランシン版「くるみ割り人形」の金平糖の精もそのひとつです。バランシンの薫陶を受け「虎のごとく躍動した」彼女の踊りは、世界中で絶賛されました。アメリカ人としては最初のバレエ界のスターであったトールチーフは、「エド・サリヴァン・ショー」などのテレビ番組に出演し、また映画「Million Dollar Mermaid」では、アンナ・パヴロワ役で出演しました。1960年にはエリック・ブルーンと共演し、ボリショイ劇場で踊った初めてのアメリカ人となりました。また、ルドルフ・ヌレエフとも共演しています。

アレグロ・ブリランテを踊るマリア・トールチーフ
http://youtu.be/7YG2JwU32-4

1965年に引退した彼女は、1974年にシカゴ・リリック・オペラ・バレエ学校を設立してバランシン・テクニックを教え、1980年にはシカゴ・シティ・バレエを設立しました(のちに解散)。晩年には、シカゴ・フェスティバル・バレエのアーティスティック・アドバイザーとして活動しました。ドキュメンタリー映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び」では、最近の彼女のインタビュー映像を見ることができます。彼女の、年を重ねても美しい姿を見ることができます。

また、山岸凉子のコミック「「黒鳥 ブラックスワン」」(「牧神の午後」収録)は、マリア・トールチーフとバランシン、そしてバランシンの次の妻タナキル・ル・クラークの関係と芸術を描いたものです。こちらも名作。

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ロイヤル・バレエ 映画館上映「眠れる森の美女」

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シアタス・カルチャー」で映画館上映されているロイヤル・バレエの上演、DVDと同じ映像の「マノン」、そして先日の「アリス」は体調不良でパスしたけど、それ以外はなんだかんだとほとんど見に行っている。公演の映像はもちろんだけど、インタビューや舞台裏など特典映像が楽しめるのがいい。今回の「眠れる森の美女」の上映は、2011年12月の公演の収録ということもあり、特典映像は本編前に少しローレン・カスバートソンとジョナサン・コープ、レスリー・コリアなどのインタビューがあった5分程度のものだった。

Tchaikovsky: The Sleeping Beauty

http://www.roh.org.uk/productions/the-sleeping-beauty-by-marius-petipa

Choreography Marius Petipa
Additional Choreography Frederick Ashton, Anthony Dowell, Christopher Wheeldon (Based on Ninettte de Valois, Nicholai Sergeyev)
Production Monica Mason
Production Christopher Newton
Original designs Oliver Messel
Additional designs Peter Farmer
Lighting design Mark Jonathan
Staging Christopher Carr

Princess Aurora Lauren Cuthbertson
Prince Florimund Sergei Polunin
Carabosse Kristen McNally
Lilac Fairy Claire Calvert

King Florestan XXIV Gary Avis
His Queen Genesia Rosato
Cattalabutte Alastair Marriot

Fairy of the Crystal Fountain Yuhui Choe (崔由姫)
Fairy of the Enchanted Garden Beatriz Stix-Brunell
Fairy of the Woodland Glade Fumi Kaneko (金子扶生)
Fairy of the Song Bird Iohna Loots
Fairy of the Golden Vine Emma Maguire

The English Prince Nehemiah Kish
The French Prince Johannes Atepanek
The Indian Prince Eric Underwood
The Russian Prince Andrej Uspenski

Florestan and his Sisters Dawid Trzensimiech, Emma Maguire, Helen Crawford
Puss-in-Boots and the White Cat Paul Kay, Elizabeth Harrod
PrincessFlorine and the Bluebird Yuhui Choe, Alexander Campbell
Red Riding Hood and the Wolf Sabina Westcombe, Ryoichi Hirano((平野亮一)

Conductor Boris Gruzin

2011年12月に収録されたこの映像、2007年のDVD(コジョカル主演)からプロダクションが変更されていて、特にプロローグの妖精の衣装が大幅に変わっている。下の映像で新しい衣装の製作について衣装担当者の説明があるが、リラの精の衣装がこのピンクと白のチュチュになっているのは少々違和感を感じてしまう。

プロローグに登場する5人の妖精の中では、ユフィさんと金子さんの踊りが際立っている。ユフィさんの美しいポール・ド・ブラ、金子さんの気品と正確さにはうっとり。今度来日公演「アリス」で主演するベアトリスはどうも丁寧さに欠けてこの映像では今一歩に感じられてしまった。リラの精のクレア・カルヴァートは、「ラ・バヤデール」ではガムザッティ役に抜擢されている(収録当時23歳の)新星。目力の強い美人できちんと踊ることはできているのだけど、リラの精にふさわしい威厳や包容力には欠けていて、ピンクの衣装も相まってちょっとギャルっぽい。王様のギャリー、女王様のジェネシアなどいつものロイヤルのキャラクテール陣は演技が達者で、特にカタラビュット役のアレイスター・マリオットは笑わせてくれる。カラボス役のクリスティン・マクナリーは初役とのことで、このような役柄も世代交代しているのだが、モニカ・メイソン直伝の邪悪で美しいカラボスだった。

ローレン・カスバートソンは見るからに鷹揚そうで、おっとりとしたお姫様が合っていると思っていたが、実際にはそうでもなかった。前回の劇場上映のジュリエット役の方が等身大の女の子らしくて似合っていた。ローレンは初々しいのだけど、同時にややおとなしそうな雰囲気があり、また長身で顔がとても小さいのが、落ち着いた雰囲気を作っている。ローズアダージオでは、とても緊張していたようでバランスが不安定で手に汗を握ってしまい、その後のパンシェも硬かった。舞台が進むにつれて踊りも演技もほぐれてきたようで、2幕の少し切ない叙情性、3幕の愛らしい中でも柔らかさと伸びやかさのある踊りはとても好感が持てた。彼女はピルエットがとても正確で何回転でもきれいに回ることができるし、手脚が長いのにコントロールがきっちりと折り目正しく、それでいて柔軟性もあるので、とても品が良い。素敵なバレリーナだが、現在は怪我に見舞われているのが残念。早く良くなって、来日公演の「アリス」で活躍して欲しいと願った。

一方、フロリムント役のセルゲイ・ポルーニンは、3幕グラン・パ・ド・ドゥのヴァリエーションでは、目の覚めるような踊りを見せてくれる。ふわっと浮かび上がるような高い跳躍、5番にきちっと収まる着地、余裕があって輝かしいテクニック。ウクライナ人の彼でも、ロイヤルバレエスクール育ちなので、踊りはロシア的ではないということを再確認。ロシア人だったらもっとアントルラッセの後ろ脚を上げるだろうけどやらない、とかポール・ド・ブラに柔らかさがないとか。彼がモスクワ音楽劇場で踊っている今、メソッドの違いが浮かないのかな、とふと思った。彼の持ち味には暗さがあるので、3幕の結婚式の場面よりも、2幕の幻影を追い求めたり、ふと憂愁に沈んだところの方が似合っている。残念なのは、サポートがあまりうまくなくて、時々ローレンの軸が傾いてしまったり、持ち上げたり下ろしたりするときの優しさや丁寧さが足りないこと。そして、特に3幕では顕著だったのだが、心ここにあらずという時があり、結婚式なのに浮かない顔をしていることがあること。パートナーとのコミュニケーションをとるのが苦手なようで、愛がほとんど感じられなかった。ただ、踊りそのもののテクニックは素晴らしいので、サポートやメンタリティー、そして演技などについてはきっと今後は改善していくことだろう。ただ、この人の暗さは、王子役にはあまり向いていないことを感じさせた。モスクワ音楽劇場で踊った「マイヤリング」のルドルフ役なら似合っているのかもしれないが。

この収録の2ヶ月後にはポルーニンはロイヤル・バレエを電撃的に退団してしまうのだが、収録時にもきっといろいろと思うことはあったに違いない。先日、ペーター・シャウフスの「ミッドナイト・エクスプレス」を直前で降板したり、相変わらずお騒がせな彼なのであるが、どうかメンタル面を克服して、その才能を生かして欲しいと思うのであった。

3幕のディヴェルティスマンでは、フロレスタン役のダヴィッド・トルゼンシミエッチが目を引いた。脚がとても美しくてきれいに伸びており、特にバットゥリーが明確だ。コーダで捌けていくところのまっすぐに伸びた脚でのジュッテの軌跡がハッとさせるものがあった。「ラ・シルフィード」でジェームズ役を踊っていることも納得できる。青い鳥役のアレクサンダー・キャンベルは、体型は非常にムチムチしているのだが、動きはとても鳥っぽく、特にコーダのブリゼ・ボレはよく体が動いていた。最後に手をついてしまったのが惜しい。ユフィさんのフロリナは実に愛らしく、軽やかでとても素敵だった。かぶりもので顔がわからなかったが、平野さんの狼も演技が楽しくてすごくいい。こういう被りもの系はロイヤルのダンサーはとても達者だ。

主役二人のパートナーシップがしっくりこなかったのと、リラ始め妖精たちが弱かったので、全体的な満足度はやや低めだったが、ロイヤルらしい演劇性は味わえるプロダクションである。来シーズンもロイヤルでは「眠れる森の美女」を上演するそうで、しかも再び「眠れる森の美女」が映画館で上映される予定なので、日本でもまた映画館上映をして欲しいと思った。映画館の大画面と音響でバレエを観ることができるのは、やはり楽しい。「眠れる森の美女」でオーロラ役に金子さんやユフィさんが抜擢されるといいな、と思った。

ちなみに、品川プリンスシネマでは、4月19日まで、1日2回12:45~、19:30~で「眠れる森の美女」の上映があるので、ご興味のある方はぜひ。

英国ロイヤル・バレエ団「眠れる森の美女」(プロローグ付き・全3幕) [DVD]英国ロイヤル・バレエ団「眠れる森の美女」(プロローグ付き・全3幕) [DVD]

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第41回ローザンヌ国際バレエコンクール入賞者の入団先

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2013年の第41回ローザンヌ国際バレエコンクール入賞者の入団先が、ローザンヌ・バレエコンクールのオフィシャルサイトで発表されていました。

3位に入賞した山本雅也さんは、少し前にNHKのニュースでも報道された通り、ロイヤル・バレエの研修生となることが決まっています。

http://www.prixdelausanne.tv/interspire/display.php?M=5977&C=ec6ae81e9468e10cb07396e93f0e4081&S=223&L=3&N=146

Adhonay Silva (アドナイ・シルバ ブラジル) ジョン・クランコ・スクール

Wentao Li (ウエンタオ・リ 中国) オランダ国立バレエジュニアカンパニー(研修生)

Masaya Yamamoto (山本雅也 日本) ロイヤル・バレエ(研修生)

Leticia Domingues (レティシア・ドミンゲス ブラジル) ロイヤル・バレエ・スクール

Cesar Corrales (セザール・コラレス カナダ) サンフランシスコ・バレエ・スクール

Joel Woellner (ジョエル・ウェルナー オーストラリア) ヒューストン・バレエ(研修生)

Francisco Sebastião (フランシスコ・セバスチャオ ポルトガル) サンフランシスコ・バレエ・スクール 研修プログラム

Jinhao Zhang (ジンハオ・チャン 中国) イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール


みなさん、おめでとうございます!

Dance Cubeのローザンヌ国際コンクール決勝のレポート
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/41.html


なお、2010年にファイナリストとなったアクリ瑠嘉さん(今回ファイナルに出場したアクリ士門さんのお兄さん)は、来シーズンよりロイヤル・バレエへの入団が決まったとのことです。(ロイヤルの来シーズン案内フレンズ向けパンフレットに出ていました)

授賞式の模様の動画(ローザンヌコンクールのオフィシャルチャンネルより)

ハンブルク・バレエの2013/14シーズン

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ハンブルク・バレエの2013/14シーズンが発表されていました。

http://www.hamburgballett.de/e/index.htm

カレンダー
http://www.hamburgballett.de/form/season_13_14.pdf

シーズンパンフレット
http://www.hamburgballett.de/form/vorschau_13_14.pdf

現シーズンは新作がありませんでしたが、来シーズンは2作品、ノイマイヤーの新作があります。

"Christmas Oratorio"クリスマス・オラトリオ」は、現在の作品はParts I-IIIまで振りつけられていますが、Parts I-VIが12月8日に初演されます。

"Tatiana"タチヤーナ」は、プーシキンの「オネーギン」をノイマイヤーが新たにバレエ化するもので、音楽は「人魚姫」のレーラ・アウレルバッハに委嘱。2014年6月29日に初演。なお、クランコの「オネーギン」も再演されます。

このほか、「"Othello"オテロ」、「"Romeo and Juliet"ロミオとジュリエット」 、「"Shakespeare Dances"シェイクスピア・ダンス」と、来シーズンはシェイクスピア作品に力を入れるとのことです。

1999年に初演された「"Messiah"メサイア」が4月18日から上演されます。音楽はアルヴォ・ペルト。先シーズンの新作、大石裕香さんとオルカン・ダンが振りつけた「”Renku"連句」も再演されます。

この他、「Liliom リリオム」「Préludes CV プレリュードCV」「The Nutcracker くるみ割り人形」「Ballets for Piano and Voice」「Lady of the Camellias 椿姫」「The Little Mermaid 人魚姫」が上演されます。バレエ週間のゲストカンパニーは、NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)。

また、ツアーは、残念ながら日本公演、アジア公演はなく、11月に恒例のバーデンバーデン、1月にドイツのボン、2月にアメリカ、カリフォルニア州コスタ・メサ、5月にウィーンで公演を行います。

ゲストプリンシパルには、アリーナ・コジョカルの名前があります。

デニス・マトヴィエンコ続報

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デニス・マトヴィエンコが、一年半にわたって務めていたキエフ・バレエの芸術監督の任を実質解任された件(劇場側は、そもそも芸術監督としての契約自体が成立していなかったと主張)の続報です。

マトヴィエンコを支持する動きが内外に広がっており、署名を集めるChange.org(請願サイト)でも、マトヴィエンコの復帰をウクライナ大統領に求める署名活動が行われています。また、ニコライ・ツィスカリーゼもインタビューで彼の支持を表明しています。

また、これらの動きを受けて、ウクライナの大統領Azarovは、事態の善処を文化省に求め、この分野のエキスパートによる調査を行うよう指示しました。大統領はバレエについては門外漢ではあるものの、これらの声を無視できないと自らのFacebookで宣言しています。
http://www.bbc.co.uk/ukrainian/entertainment/2013/04/130412_kyiv_balley_scandal_az.shtml

ところが、ウクライナ国立オペラ劇場の総裁Chuprynaは、マトヴィエンコは不寛容でナルシストで、それがバレエ団の運営に支障をきたしていると批判しているとのことです。

英語の記事 New ballet scandal after Kiev theatre ousts dance chief
http://www.globalpost.com/dispatch/news/afp/130411/new-ballet-scandal-after-kiev-theatre-ousts-dance-chief


マトヴィエンコは、インタビューの中で、自分は一日に16時間もこのバレエ団のために働いており、給与の支払いは僅かで、ほんの一歩ロシアで自分が踊った場合と同じ収入を一カ月かけないと得られないと語っていますが、それでも、自分の育ったカンパニーを世界レベルに引き上げるために尽くしたと。

キエフのオペラ劇場で行われたエドワード・クルーグの夕べ「レディオ・アンド・ジュリエット」の公演では、マトヴィエンコを支持する垂れ幕が劇場に掲げられていました。

http://blogs.pravda.com.ua/authors/sheremet/516a81dd65323/

黄金のマスク賞発表

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ロシアで最も権威がある舞台芸術の賞である、黄金のマスク賞(2011/12シーズンが対象)が発表されました。

英語 http://eng.goldenmask.ru/gm.php?id=112

ロシア語 http://www.goldenmask.ru/fest.php?year=19&area=141
(どうも英語版とロシア語版で若干食い違いがあるようなので、後で確認します)

BALLET/ BEST PRODUCTION  バレエ 最優秀プロダクション
DIANA VISHNYOVA: DIALOGUES, Mariinsky Theatre, St. Petersburg ディアナ・ヴィシニョーワ「ダイアローグ」マリインスキー劇場

CONTEMPORARY DANCE/CONTEMPORARY DANCE, BEST PRODUCTION コンテンポラリーダンス 最優秀プロダクション
THE EATERS, Modern Dance Theatre, Moscow Italy

BALLET/ CONTEMPORARY DANCE/BEST BEST BALLET MASTER/BEST CHOREOGRAPHER 最優秀バレエ・コンテンポラリーダンス バレエ・マスター/振付家
Teodor CURRENTZIS - THE JESTER, Opera and Ballet Theatre, Perm ペルミ・バレエ「道化師」 Teodor CURRENTZIS

BALLET/ CONTEMPORARY DANCE/BEST ACTRESS 最優秀バレエ・コンテンポラリーダンス 女性ダンサー
Diana VISHNEVA - DIANA VISHNYOVA: DIALOGUES, Mariinsky Theatre, St. Petersburg ディアナ・ヴィシニョーワ 「ダイアローグ」マリインスキー劇場

BALLET/ CONTEMPORARY DANCE/BEST ACTOR 最優秀バレエ・コンテンポラリーダンス 男性ダンサー
Denis Oleg GABYSHEV (Rodin) - RODIN, Boris Eifman Ballet, St. Petersburg オレグ・ガブィシェフ 「ロダン」エイフマン・バレエ


今年の8月に東京で「ディアナ・ヴィシニョーワ ― 華麗なる世界」を上演するヴィシニョーワ。このガラでも上演されるノイマイヤー振付の「ダイアローグ」で、彼女は2部門を受賞しました。ただ、8月のガラでは、マリインスキー劇場やNYのシティセンターなどで上演されたマーサ・グレアムの作品「Errand into the Maze(迷宮への使者)」、そしてNDTのポール・ライトフットとソル・レオンによる「Subject to Change」を上演しないで、普通のガラみたいなのがちょっと残念ですが、このトリプルビルだとちょっと日本では興行的に難しいのでしょうか。いずれにしても、ヴィシニョーワは現代で最も輝いているバレリーナのひとりであることが、この受賞で証明されました。

また、最優秀男性ダンサーには、昨年、新国立劇場バレエ団の「アンナ・カレーニナ」(ボリス・エイフマン振付)にヴロンスキー役で客演したオレグ・ガブィシェフが選ばれています。

YAGPファイナル2013の結果

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世界最大のバレエコンクール、YAGP(ユース・アメリカ・グランプリ)のファイナルが4月17日に行われて、受賞者が決定しました。

チャコットのダンスキューブの記事がよくまとまっているので、ご紹介。
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/yagp2013-04.html

この大会の針山真実さんによるレポート記事も充実しているので、是非お読みいただければと思います。
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/yagp2013-03.html

以下、日本人(ハーフ含む)の受賞者のみなさんです。おめでとうございます!

【プリコンペティティブ部門】
ホープアワード:五十嵐 大地(10)
トップ12入賞:藤本 結香(11)

【女子ジュニアの部】
ゴールド:永久 メイ(12)
トップ12入賞:青木 夏音(12) 、中野 怜美(14)

【男子ジュニアの部】
シルバー:野中 悠聖(13)

【女子シニアの部】
トップ12:
Maiko Tsutsui (17) Tanz Akademie Zurich, SWITZERLAND
Miko Fogarty (15) Independent, USA
齋藤 希生

【男子シニアの部】 
トップ12入賞:
Tomoha Terada, (18) The Rock School for Dance Education, USA

【アンサンブル部門】
トップ12入賞:
Toccata – Soki Ballet School, JAPAN
Today – de-parc Ballet School, JAPAN

プリコンペティティブ部門でホープ賞を受賞した10歳の五十嵐大地さんの動画、すごいです(このコンクールの大阪予選のもの)。
http://youtu.be/BOOklX09CU4

WINNERS FOR YAGP NY 2013 FINALS

Pre-Competitive
HOPE – Daichi Ikarashi (10) Nigata Ballet School, JAPAN

GOLD – Martina Prefontaine (11), Vancouver Junior Professional Division – CANADA
SILVER – Lada Sartakova (10), Vladislav Kuramshin Russian Ballet School – RUSSIA
BRONZE – Bella Kirby (11), Orlando Ballet School, FL, USA
Top 12 –
1. Daichi Ikarashi (10) Nigata Ballet School, JAPAN
2. Martina Prefontaine (11), Vancouver Junior Professional Division – CANADA
3.Lada Sartakova (10), Vladislav Kuramshin Russian Ballet School – RUSSIA
4.Bella Kirby (11), Orlando Ballet School, FL, USA
5.Dasha Waldemer (11) Iowa Ballet Academy, IA, USA
6.Aviva Gelfer-Mundi- (11) Dmitri Kulev Classical Ballet Academy, CA, USA
7.Suzanna Lathrum (11), Lovett Dance Center, CA, USA
8.Hortense Pajtler (11) Synopsis, FRANCE
9.Yuika Fujimoto (11), Koike Ballet Studio, JAPAN
10.Mya Kresnyak (11), Vancouver Junior Professional Division, CANADA
11.Brianna McMahon (11), Allegro West Academy, TX, USA
12.Lindy Mesmer (10), Radford University Ballet Youth Program (RUBY), USA

JUNIOR WOMEN
YOUTH GRAND PRIX – Gisele Bethea (13) Master Ballet Academy, AZ, USA

GOLD – Mei Nagahisa (12) Masako Fukada Ballet Academy, JAPAN
SILVER – Maria Clara Coelho (14) Balletarrj Escola de Danca, BRAZIL
BRONZE – Soo-Bin Lee, (14) Sunhwa Arts School, REPUBLIC OF KOREA
Top 12 –
1. Gisele Bethea (13) Master Ballet Academy, AZ, USA
2. Mei Nagahisa (12) Masako Fukada Ballet Academy, JAPAN
3. Maria Clara Coelho (14) Balletarrj Escola de Danca, BRAZIL
4. Soo-Bin Lee, (14) Sunhwa Arts School, REPUBLIC OF KOREA
5. Grace Davidson (13) Faubourg School of Ballet, USA
6. Nao Aoki (12) MAICO Ballet Studio, JAPAN
7. Marina Fernandes Duarte (13), Escola Estadual de Danca, BRAZIL
8. Remi Nakano (14), Kishibe Ballet Studio, JAPAN
9. Jennifer Hackbarth (14) Milwaukee Ballet School, USA
10. Michelle Lemburg (14), Southland Ballet Academy, USA
11. Gabrielle Beach (14), Next Generation Ballet at Patel Conservatory, USA
12. Emilia Sambor (13), The State

JUNIOR MEN
YOUTH GRAND PRIX – Gabriel Figueredo (12) Pailhao D, BRAZIL

GOLD - Daniel Alejandro McCormick-Quintero, (13), Independent, USA
SILVER – Yuki Nonaka (13) Mika Ballet School, JAPAN
BRONZE – David Preciado (14) Los Angeles Ballet Academy USA
Top 6 –
1. Gabriel Figueredo (12) Pailhao D, BRAZIL
2. Daniel Alejandro McCormick-Quintero, (13), Independent, USA
3. Yuki Nonaka (13) Mika Ballet School, JAPAN
4. David Preciado (14) Los Angeles Ballet Academy USA
5. Fernado Martin- Gullans (13) San Diego School of Ballet, USA
6. Austen Acevedo (12) Orlando Ballet School, USA

SENIOR WOMEN
NO GRAND PRIX

GOLD Lou Spichtig (15) Tanz Akademie Zurich, SWITZRLAND
SILVER – Rachel Richardson (16) The Rock School for Dance Education, USA
BRONZE – Katherine Higgins (16) The Royal Ballet School of Antwerp, BELGIUM
Top 12 –
1. Lou Spichtig (15) Tanz Akademie Zurich, SWITZRLAND
2. Rachel Richardson (16) The Rock School for Dance Education, USA
3. Katherine Higgins (16) The Royal Ballet School of Antwerp, BELGIUM
4. Maiko Tsutsui (17) Tanz Akademie Zurich, SWITZERLAND
5. Jennifer Grace (16) Dmitri Kulev Classical Ballet Academy, USA
6. Miko Fogarty (15) Independent, USA
7. Scout Forsythe (16) San Diego School of Ballet, USA
8. Kiki Saito (15) Studio Apple Sapporo Hinomaru Buyoukai, JAPAN
9. Deanna Pearson (18) Akhemdaova Ballet Academy, USA
10. Amanda Moraes Gomes (17) Bolshoi School in Brazil, BRAZIL
11. Qiao Wan Yue (17) Beijing Dance Academy, PR of CHINA
12. Caroline Neves da Silva (19) Ballet Marcia Sampaio, BRAZIL

SENIOR MEN
GOLD - Joo Won Ahn (19) Korea National University, REPUBLIC OF KOREA
SILVER – Leonoardo Basilio (19) Tanz Akademie Zurich, SWITZRLAND
BRONZE – Adhonay Soares da Silva (15) Bale Jovem Gustav Ritter, BRAZIL
Top 12 –
1. Joo Won Ahn (19) Korea National University, REPUBLIC OF KOREA
2. Leonoardo Basilio (19) Tanz Akademie Zurich, SWITZRLAND
3. Adhonay Soares da Silva (15) Bale Jovem Gustav Ritter, BRAZIL
4. Taiyu He (16) Liaong Ballet Academy, PR of CHINA
5. Tomoha Terada, (18) The Rock School for Dance Education, USA
6. Jonathan Klein (18) VM Dance Studio, FRANCE
7. Cesar Corrales (16) INDEPENDENT, CUBA
8. Francisco Serrano (16) The Sarasota Cuban Ballet School, USA
9. Albert Gordon (17) The Washington Ballet School, USA
10. Chentang Bian (16) Beijing Dance Academy, PR of CHINA
11. Vaclav Lamparter (17) Dance Conservatory of Brno, CZECH REPUBLIC
12. Chandler Proctor (17) International Ballet Academy, USA

ENSEMBLES
GOLD – Bach Trio - Orlando Ballet School, FL, USA
SILVER – Slide to Dance – Next Generation Ballet at Patel Conservatory, FL, USA
BRONZE – Another Vision – Shelia’s Ballet, BRAZIL
Top 12 –
1. Bach Trio - Orlando Ballet School, FL, USA
2. Slide to Dance – Next Generation Ballet at Patel Conservatory, FL, USA
3. Another Vision – Shelia’s Ballet, BRAZIL
4. Toccata – Soki Ballet School, JAPAN
5. Ballando Con Rosina – Ateneo Danza, ITALY
6. Due – Pavilhao D, BRAZIL
7. Contagion – Point Park University, USA
8. Arioso – Petite Danse, BRAZIL
9. Continuum – The Rock School for Dance Education, USA
10. Today – de-parc Ballet School, JAPAN
11. O Quie Eu Nao Posso Sentir – Bale Jovem do Centro Cultural Gustav Ritter, BRAZIL
12. Pas de Six from the Polar Express – Tanya Pearson Classical Coaching, AUSTRALIA

PAS DE DEUX
GOLD – Bolshoi School in Brazil – Pas de Deux from Diana And Acteon
SILVER – Balletarrj Escola de Danca, BRAZIL, Pas de Deux from Don Quixote
BRONZE – Korea National University – REPUBLIC OF KOREA – PAS DE DEUX from Grand Pas Classique

OUTSTANDING TEACHER – Kathryn Long – Vancouver Junior Professional Division


なお、この大会の模様を撮影したドキュメンタリー映画「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」のBlu-ray, DVDの予約が開始されています。

ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! (Blu-ray)ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! (Blu-ray)

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ブノワ賞2013ノミネート発表

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バレエ界のアカデミー賞とも言うべきブノワ賞(Benois de la Danse)のノミネートが4月18日に発表されました。

http://benois.theatre.ru/english/

http://www.pointemagazine.com/blogs/benois-de-la-danse/benois-de-la-danse-nominees

CHOREOGRAPHERS 振付家
Hans Van Manen – Variations for Two Couples, Benjamin Britten, Einojuhani Rautavaara, Stevan Kovács Tickmayer, Astor Piazolla. Dutch National Ballet. 
ハンス・ファン=マネン 「Variations for Two Couples」 オランダ国立バレエ
 
Justin Peck – Year of the Rabbit, Sufjan Stevens. New York City Ballet. 
ジャスティン・ペック 「Year of the Rabbit」NYCB

Christopher Wheeldon – Cinderella, Sergei Prokofiev. Dutch National Ballet.
クリストファー・ウィールダン 「シンデレラ」 オランダ国立バレエ

George Williamson – Firebird, Igor Stravisky. English National Ballet.
ジョージ・ウィリアムソン 「火の鳥」 ENB

BALLERINAS バレリーナ
Gudrun Boyesen– Marguerite Gautier in The Lady of Camellias, Frederic Chopin/John Neumeier. Royal Danish Ballet. 
グドルン・ボイエセン (デンマーク・ロイヤル・バレエ) 「椿姫」 マルグリット役

Maria Kochetkova– Tatiana in Onegin , Pyotr Ilich Tchaikovsky/John Cranko. San Francisco Ballet.
マリア・コチェトコワ (サンフランシスコ・バレエ) 「オネーギン」 タチヤーナ役

Ksenia Ovsyanick– The title role in Firebird, Igor Stravinsky/George Williamson. English National Ballet.
クセニャ・オフシャニク (ENB) 「火の鳥」タイトルロール

Ekaterina Petina – Broken Fall, Barry Adamson/Russell Maliphant. Bavarian State Ballet.
エカテリーナ・ペティナ (ミュンヘン・バレエ) 「ブロークン・フォール」

Olga Smirnova– Nikia in La Bayadère, Ludwig Minkus/M.Petipa, version by Yuri Grigorovich; Aspicia in Pharaoh’s Daughter, C.Pugni/P.Lacotte after Marius Petipa; Anastasia in Ivan the Terrible, Sergei Prokofiev/Yuri Grigorovich; Principal in Diamonds of Jewels, Pyotr Ilich Tchaikovsky/George Balanchine. Bolshoi Theatre of Russia.
オルガ・スミルノワ (ボリショイ・バレエ) 「ラ・バヤデール」ニキヤ役、「ファラオの娘」アスピシア役、「イワン雷帝」アナスタシア役、「ジュエルズ」ダイヤモンド

Anna Tsigankova – The title role in Cinderella, Sergei Prokofiev/Christopher Wheeldon. Dutch National Ballet.
アンナ・ツィガンコワ (オランダ国立バレエ) 「シンデレラ」タイトルロール


DANCERS バレエダンサー
Taras Domitro– Lensky in Onegin, Pyotr Ilich Tchaikovsky/John Cranko. San Francisco Ballet.
タラス・ドミトロ (サンフランシスコ・バレエ) 「オネーギン」レンスキー役

Matthew Golding – Prince in Cinderella, SergeiProkofiev/Christopher. Wheeldon. Dutch National Ballet.
マシュー・ゴールディング (オランダ国立バレエ) 「シンデレラ」王子役

Vladislav Lantratov – Solor in La Bayadère, Ludwig Minkus/Marius Petipa, version by Yuri Grigorovich; the title role in Ivan the Terrible, Sergei Prokofiev/Yuri Grigorovich.
ウラディスラフ・ラントラートフ (ボリショイ・バレエ) 「ラ・バヤデール」ソロル役、「イワン雷帝」タイトルロール

Alban Lendorf– Armand Duval in The Lady of Camellias, Frederic Chopin/John Neumeier. Royal Danish Ballet.
アルバン・レンドルフ (デンマーク・ロイヤル・バレエ) 「椿姫」アルマン役

Tigran Mikayelyan– Third duo in Goldberg Variations, Johann Sebastian Bach/Jerome Robbins. Bavarian State Ballet.
ティグラン・ミカエリヤン (ミュンヘン・バレエ) 「ゴールドバーグ・ヴァリエーションズ」

Vadim Muntagirov– Prince in Sleeping Beauty, Pyotr Ilich Tchaikovsky/Kenneth MacMillan. English National Ballet.
ワディム・ムンタギロフ (ENB)「眠れる森の美女」王子役

Edward Watson– Principal in Fool’s Paradise, Joby Talbot/Christopher Wheeldon. Royal Ballet, London.
エドワード・ワトソン (ロイヤル・バレエ) 「フールズ・パラダイス」


オランダ国立バレエの躍進ぶりが目立ちます。オルガ・スミルノワやアルバン・レンドルフ、ワディム・ムンタギロフなどの若いダンサーのノミネートも目に付きますね。女性ダンサーのノミネート6人のうち、5人がロシア・バレエ育ちです。

受賞者は5月21日にボリショイ劇場で発表されます。翌22日には、"Stars of Benois de la Danse,"という過去の受賞者を中心にしたガラ公演が行われます。

なお、審査員の顔ぶれですが、審査員長はユーリ・グリゴローヴィチ、審査員はタマラ・ロホ(ENB芸術監督)、テッド・ブランセン(オランダ国立バレエ芸術監督)、デヴィッド・ドーソン(振付家)、マリナ・コンドラチェフ(ボリショイ・バレエ教師)、イヴァン・リスカ(ミュンヘン・バレエ芸術監督)、ヘルギ・トマソン(サンフランシスコ・バレエ芸術監督)、ニコライ・ヒュッベ(デンマーク・ロイヤルバレエ芸術監督)です。

ENBの「若者と死」(ニコラ・ル=リッシュとタマラ・ロホ出演)

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ENB(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)では、現在「Ecstasy and Death」と題されたトリプルビルを上演しています。
http://www.ballet.org.uk/whats-on/ecstasy-and-death/

予告編映像(「若者と死」の「死」役をリハーサルするタマラ・ロホが見られます)

BBCのニュース映像(タマラ・ロホのインタビュー、舞台映像も少々)
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-22210400
バレエの先入観を変えたい、バレエは若い芸術なのだから、と大変意欲的なタマラです。


「小さな死」(キリアン)、「若者と死」(プティ)、そして「エチュード」(ランダー)という魅力的な3本の組み合わせなのですが、今回の大きな話題は、「若者と死」に、パリ・オペラ座のエトワール、ニコラ・ル=リッシュがゲスト出演し、タマラ・ロホと共演することです。

すでに彼らの舞台の写真は撮影されていますが、これがものすごい迫力だし、現在41歳のニコラの跳躍力、表現力にも驚かされます。タマラ・ロホの邪悪な表情にも。

「若者と死」フォトアルバム(John Ross撮影)
http://www.johnrossballetgallery.co.uk/index.php?twg_album=ENB+Le+Jeune+Homme+et+la+Mort

「若者と死」の予告編映像。(前回ゲスト出演したイワン・ワシーリエフの映像)

ニコラが出演しない「若者と死」の回は、当初はヨナ・アコスタ(カルロス・アコスタの甥)が出演する予定だったのが、ビザの問題が引っかかり、代わりに元ロイヤルのイヴァン・プトロフが出演することになりました。

こちらは、3演目すべての写真があります。
http://www.flickr.com/photos/dancetabs/sets/72157633268158385/


「エチュード」フォトアルバム(John Ross撮影)
http://www.johnrossballetgallery.co.uk/index.php?twg_album=ENB+Etudes

日本人の猿橋賢さん、高橋絵里奈さんがプリンシパルとして出演しています。
別キャストで、ワディム・ムンタギロフが出演していたものの、怪我をしてしまい、急遽デンマーク・ロイヤル・バレエから注目の新星アルバン・レンドルフが代役を務めるために出演しているとのことです。

「小さな死」フォトアルバム(John Ross撮影)
http://www.johnrossballetgallery.co.uk/index.php?twg_album=ENB+Petit+Mort

こちらは、タマラ・ロホのインタビュー記事。「若者と死」を意識したのか、ENB本拠地の屋根の上に横たわる彼女の、大変魅惑的な写真が掲載されています。
http://metro.co.uk/2013/04/17/tamara-rojo-the-english-national-ballet-artistic-director-is-putting-sex-back-into-ballet-3618388/

このトリプルビルは、動員には苦戦していたようですが、高い評価を得ており、特にニコラ・ル=リッシュの「若者と死」はニコラを「マン・オブ・ザ・イヤー」と批評家が絶賛するほどのセンセーションを引き起こしているそうです。

The Ballet Bagでは、ニコラ・ル=リッシュへのインタビューを掲載しています。
http://www.theballetbag.com/2013/04/19/nicolas-le-riche-apropos-of-roland-petit-le-jeune-homme/

ニコラは、タマラを15年ほど前から知っていたにもかかわらず、今回が彼女と踊る初めての機会となったとのこと。それはまるでボクシングの試合のようだったと語っています。まず、お互いの周りをぐるぐる回り、見て、発見して、それから接触し、相手がどのように進めていくかを理解しようとします。ダンスで素晴らしいのは、ほんの少しの言葉しか必要ではなく、すべてがリハーサルで進められること。彼はこのプロセスに全身全霊を傾け、パートナーを理解しているけど、タマラも同じことをしていると自分は感じているとのこと。. パートナーのキャラクターへのアプローチだけでなく、身体的な表現、彼女がどうやって動き、それはどれほどの速さで、地面に足はどのように触れるかといったことも理解しなければならない。これらの感覚やディテールについて、非常に注意を払っています。それはとてもデリケートなプロセスだからです。同時に、それはとても人間的なものです。2人の人間が、お互いの違いを通してつながろうとし、お互いを変えるのではなく、相手の動きを予想しようとし、どうやって応えればいいのかを学ぶこと。彼は、パートナーとのコミュニケートが魔法のようだったフレッド・アステアについて考えていることが多いとのことです。

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「“エトワール”をめざして ~パリ・オペラ座バレエ学校の子どもたち~」ネット視聴

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先月NHKEテレで放映されたドキュメンタリー、「“エトワール”をめざして ~パリ・オペラ座バレエ学校の子どもたち~」(原題:Graines d'étoiles)。大変興味深く面白い番組でした。ここで厳しい鍛錬を経ても容赦なく退学させられる生徒もおり、また卒業できても13人中2人しかパリ・オペラ座バレエ団には入団できないという厳しい現実が描かれており、バレエダンサーというのは、かくも選ばれた存在なのだと改めて実感しました。

フランスおよびドイツにおいては、4月21日に、オリジナル6エピソード(26分x6回)のうち3回分が放映されました。そして、これら3エピソードについては、arteのサイトで視聴することができます。ただし、字幕はありません。残り3エピソードについては、来週日曜日に放映される予定なので、そのタイミングで残りが放映されると思います。合計分数を足すと、NHKでの放映時間より長いようです。

エピソード1
http://videos.arte.tv/fr/videos/graines-d-etoiles-1-6--7454978.html

エピソード2
http://videos.arte.tv/fr/videos/graines-d-etoiles-2-6--7454982.html

エピソード3
http://videos.arte.tv/fr/videos/graines-d-etoiles-3-6--7454986.html

ちなみに、フランスではDVD化されており、オペラ座のショップで購入できます。通販も可能。
http://boutique.operadeparis.fr/produit/dvd-graines-d-etoiles

またAmazon.frでも。
http://www.amazon.fr/Graines-d%C3%A9toile-Fran%C3%A7oise-Marie/dp/B00AZ46BWW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1366565179&sr=8-1&keywords=Graines+d%27Etoiles

11月 シルヴィ・ギエム「カルメン」公演

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名古屋クラシックフェスティバルから『シルヴィ・ギエム「カルメン」公演』のチラシが送られてきました。

11月23日(土・祝)14:00~愛知県立芸術劇場大ホールにて、シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル&東京バレエ団、マッツ・エックの「カルメン」が上演されます。同時上演は「エチュード」(東京バレエ団)です。
主催:中京テレビ。
5/25チケット発売予定とのことです。

中京テレビのサイトにも、情報は掲載されていました。
http://cte.jp/detail/13/131123/

S¥16,000 A¥14,000 B¥11,000
C¥9,000 D¥7,000 E¥5,000 学生¥3,000
※学生券は往復ハガキで申込みの上抽選。

【公演に関するお問合せ】中京テレビ事業
052-957-3333 10:00~17:00 (土日祝日休業)

中京テレビ事業:052-957-3333
中京テレビ事業チケットセンター:052-320-9933
チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:428-043)
ローソンチケット:0570-084-004(Lコード:48158)
愛知芸術文化センターPG:052-972-0430
栄プレチケ92:052-953-0777
e+(イープラス):http://eplus.jp/
名鉄ホールチケットセンター:052-561-7755
中日サービスセンター:052-263-7282


東京での公演は、NBSのサイトによれば、11月中旬~12月初旬「シルヴィ・ギエム・プロジェクト(仮題)」(2演目が上演されるとのことです。
このサイトによれば、「日本では初めて披露するこの作品を引っさげて、堂々の全国ツアー」ということなので、東京、名古屋以外の公演も期待できますね。

東京、そして他の地方での公演概要も早く知りたいですね。

ロイヤル・バレエ来日公演「ロイヤル・ガラ」の演目

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ロイヤル・バレエの7月の来日公演のうち、まだ演目が発表されていなかった7月10日の「ロイヤル・ガラ」の演目(の一部)について、ロイヤル・オペラハウスから発表されていました。

http://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballet-to-tour-japan

「マノン」、「眠れる森の美女」、「ドン・キホーテ」のパ・ド・ドゥ、「マイヤリング」最終シーン、「春の声」などアシュトン作品、「シンフォニー・イン・C」。

ウェイン・マクレガー振付「Qualia」、クリストファー・ウィールダン振付「After the Rain」、リアム・スカーレット振付「Jubilee pas de deux」、アレイスター・マリオット振付 In the Hothouse」

これだけで10演目あります。この他にも期待できるかもしれません!

こちらにもプレスリリースが載っています。
http://balletnews.co.uk/the-royal-ballet-takes-alices-adventures-in-wonderland-swan-lake-and-a-gala-programme-to-japan/
こちらによれば、「シンフォニー・イン・C」は最終楽章が上演されるようです。

英国ロイヤル・バレエ 2013年日本公演
http://www.nbs.or.jp/stages/1307_royal/

4/27 TBS「バース・デイ」に佐藤理央さん登場

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4月27日(土曜)17:00~放映のTBS「バース・デイ」は、ローザンヌコンクールおよびYAGPに出場した福島県の佐藤理央さんを取り上げるようです。

http://www.tbs.co.jp/birth-day/ 

今、バレエ界で注目を集めている
一人の天才少女、佐藤理央
世界の頂点を目指す彼女の、戦いの日々を追った!

佐藤さんは、新国立劇場芸術監督のデヴィッド・ビントレーが福島県のバレエ学校を訪れたドキュメンタリー番組「TOMORROW BEYOND3.11」にも登場していました。

チャコット・ダンス・キューブのYAGPレポートでは、こちらが読み応えがあります。
YAGPの決勝ラウンドで見た日本人と印象的だったダンサーたち
針山真実さんの記事では、出場者たちのコンクールでの活躍ぶりを写真入りて紹介しています。もちろん、佐藤理央さんの写真も。


また、「第41回ローザンヌ国際バレエコンクール
同級生に、世界に、福島からもがんばったよとメッセージを届けたい」
という佐藤さんについての記事もあります。

ローザンヌへ勇気の舞…福島の15歳、国際バレエ出場へ
28日に開幕する若手バレエダンサーの世界的登竜門「第41回ローザンヌ国際バレエコンクール」(スイス)に、福島市の中学3年生、佐藤理央さん(15)が出場する。「自分ができる精いっぱいの演技をして、福島の人に明るいニュースを届けたい」と、憧れの舞台を前に仕上げのレッスンに力が入る。
「将来は海外に留学し、プロになって世界で活躍するのが夢だ。「福島の人がこんなに頑張っているというところを世界の人にアピールしてきたい」と意気込んでいる。」(2013年1月25日 読売新聞)


まだ15歳の佐藤さんですが、これからの飛翔を期待したいところですね!

新国立劇場バレエ団「ジゼル」DVD6月発売

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新国立劇場のWEBサイトで、新国立劇場バレエ団の「ジゼル」DVDが6月下旬に発売されるお知らせが載っていました。主演は米沢唯さんと、厚地康雄さん。

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000665.html

「ジゼル」全2幕完全収録のDVDと、観賞の手引となる解説BOOKがワンセットになった新国立劇場バレエ団オフィシャルDVD BOOKS第6弾で、特典映像として主演の米沢唯さん、厚地康雄さんの特別インタビューがついているとのこと。

一日だけの主演だった米沢さんと厚地さんの主演の「ジゼル」は、チケットを持っていたにもかかわらず観に行けませんでした。なのでDVD発売は嬉しいです。新国立劇場バレエ団の「ジゼル」は、長田佳世さん、菅野英男さん主演の回を観に行ったのですが、こちらは、バレエ団のレベルの高さが実感できる、素晴らしい公演でした。DVDの発売がとても楽しみです。

新国立劇場のサイトによれば、この日のキャストは以下のとおりです。

【2月23日(土)2:00p.m.】
ジゼル:米沢 唯
アルベルト:厚地康雄
ミルタ:厚木三杏
ハンス:輪島拓也
クールランド公爵:貝川鐵夫
バチルド:湯川麻美子
村人のパ・ド・ドゥ:細田千晶 奥村康祐
ドゥ・ウィリ:細田千晶、寺田亜沙子

発売を記念して新国立劇場クラブ・ジ・アトレ会員キャンペーンを実施するのとことです。(Webシアターショップおよびオペラパレスホワイエ限定)アトレ会員には割引や通販の際の送料サービスがあります。

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