すでにご存じの方も多いかもしれませんが、デニス・マトヴィエンコは、「グレート・ギャツビー」というプロジェクトを進めています。
昨年もバズ・ラーマン監督、レオナルド・ディカプリオ主演の映画が公開された、スコット・フィッツジェラルドの小説「華麗なるギャツビー」のバレエ化です。コンプレクションズ・コンテンポラリー・バレエの芸術監督をデズモンド・リチャードソンとともに務めるドワイト・ローデンが振付を行い、音楽はウクライナではもっとも有名な作曲家というKonstantin Meladzeです。プロデューサーはマトヴィエンコの姉、アリョーナ・マトヴィエンコ。
プロモーションビデオがアップされていて、これはちょっとバズ・ラーマンっぽいポップな雰囲気です。
この映像では、キエフ・バレエのエリザベータ・チェプラソワがデイジー役で出演していますが、出演者は4月に発表される予定だそうです。
http://pointemagazine.com/blogs/dwight-rhoden/dwight-rhoden-choreographing-great-gatsby
予定では今年の10月にモスクワでプレミアを迎え、その後はキエフ、ペテルブルグ、ニューヨークなどで世界ツアーを行うという大きな計画です。ドワイト・ローデンは、ディアナ・ヴィシニョーワの他、プリンス、レニー・クラヴィッツ、シルク・ド・ソレイユにも振付を行うなど、幅広い分野で活躍しており、一味違った作品が期待されます。
ウクライナ情勢は予断を許さず、ウクライナで活躍するダンサーの皆さんのことも心配なこの頃ですが、マトヴィエンコは相変わらず世界中で大活躍。マリインスキー・バレエの正プリンシパルとなったほか、ABT、サンフランシスコ・バレエなどにゲスト出演をしています。