GoogleでGoogle Cultural Instituteというプロジェクトが行われています。
世界中の美術館やアーカイブから展示やコレクションを検索することができます。 まだ知名度の低いものから傑作まで、さまざまな文化財について非常に詳しく記述しているとのことです。
https://www.google.com/culturalinstitute/home?hl=ja
それぞれが大変興味深く、これを見ているだけで一日潰せてしまうようなコンテンツなのですが(日本からも、愛知県立美術館、広島平和記念資料館などが参加)、その中にパリ・オペラ座も加わりました。
http://www.google.com/culturalinstitute/collection/op%C3%A9ra-national-de-paris
大きく分けて3つのコンテンツがあります。
一つは、1940年から72年、そして1972年から現在までのエトワール全員が時系列に並べられて、写真は一点ずつだけですが紹介されています。
http://www.google.com/culturalinstitute/exhibit/le-chemin-des-etoiles-1972-2014/QQscSIp9?position=14%2C62
http://www.google.com/culturalinstitute/exhibit/le-chemin-des-etoiles-1940-1972/QQtCevFv
二つ目は、ミュージアム・ビュー。ガルニエの劇場内部、舞台から見た客席、ホワイエ、大階段などを精密な画像で見ることができます。また、ガルニエの屋上に上がり、そこから360度のパリの街のビューを楽しむことができます。ガルニエの地下水道も探検できます。ガルニエの図書館の中にも入ることができます。
最後に、展示アイテムとして、ガルニエの中の美術を堪能できます。有名なシャガールの天井画をはじめ、ホワイエの天井画、屋上のアポロ像などガルニエを彩る様々な絵画や彫刻を一点ずつ見られます。何回かガルニエに行ったことがある私でも、マリー・タリオーニ、ファニー・エルスラー、カルロッタ・グリジなどの肖像画があることは知りませんでした。
これらのコンテンツは、ガルニエ全体を紹介するサイトの一部としても組み込まれています。
http://visitepalaisgarnier.fr/
特にクリエーションの項目は、非常に貴重な資料となります。
http://visitepalaisgarnier.fr/fr/lhistoire/frise-chronologique-des-grandes-creations
作品数は少ないのですが、主要なバレエ作品が年代別に紹介されています。「ジゼル」から「マーラー交響曲3番」まで。
http://visitepalaisgarnier.fr/fr/timeline/56/les-grands-ballets-au-palais-garnier-et-lopera-bastille-frise
建築としてのガルニエについても非常に詳しいので、訪れる前にはぜひこのサイトを予習すると良いかと思われます。
すでにご存じの方も多いとは思いますが、オペラ座はDaily Motionにチャンネルがあり、上演作品のプロモーション用映像をたくさん見ることができます。
http://www.dailymotion.com/operadeparis#video=xxskeh
「令嬢ジュリー」の映像
Mademoiselle Julie - Birgit Cullberg (2)投稿者 operadeparis