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新国立劇場バレエ団2016/7 ラインアップ

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新国立劇場バレエ団の2016/2017シーズン バレエ&ダンス ラインアップが発表されました。

http://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/160115_007945.html

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/variety/#anc2016_17

<2016/2017シーズン バレエ ラインアップ>

ロメオとジュリエット (ケネス・マクミラン振付) 2016年10月~11月
 
シンデレラ (フレデリック・アシュトン振付)2016年12月
 
ヴァレンタイン・バレエ(テーマとヴァリエーション、パ・ド・ドゥ集、トロイ・ゲーム) 2017年2月

コッペリア (ローラン・プティ振付)2017年2月
 
眠れる森の美女(ウェイン・イーグリング振付) 2017年5月
 
ジゼル 2017年6月~7月
 
<2016/2017シーズン ダンス ラインアップ>

JAPON dance project 2016
 
新国立劇場バレエ団
DANCE to the Future 2016 Autumn
 
中村恩恵×新国立劇場バレエ団
「ベートーヴェン・ソナタ」
 
小野寺修二 カンパニーデラシネラ
「ふしぎの国のアリス」


*****

<バレエ>

ロミオとジュリエット
2016年10月29日(土)14:00 11月2日(水)13:00 11月4日(金)14:00
ジュリエット 小野絢子 ロメオ 福岡雄大

10月30日(日)14:00
ジュリエット 米沢 唯 ロメオ 井澤 駿

11月3日(木・祝)14:00 11月5日(土)14:00
ジュリエット 米沢 唯 ロメオ ワディム・ムンタギロフ


シンデレラ

2016年12月17日(土) 14:00
シンデレラ 小野絢子 王子 福岡雄大

12月19日(月) 13:00
シンデレラ 長田佳世 王子 菅野英男

12月23日(金・祝) 13:00
シンデレラ 米沢 唯 王子 井澤 駿

12月25日(日) 14:00
シンデレラ 未定 王子 奥村康祐

12月18日(日) 14:00、12月23日(金・祝) 18:00、12月24日(土) 14:00 未定


ヴァレンタイン・バレエ」 2017年2月17日(金)19:00、2月18日(土)14:00 

『第1部  テーマとヴァリエーション』

『第2部  パ・ド・ドゥ集』
「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ(17日)
「白鳥の湖」第3幕より 黒鳥のパ・ド・ドゥ(18日)
「ソワレ・ド・バレエ」
(音楽 アレクサンドル・グラズノフ 振付 深川秀夫)
「タランテラ」

『第3部』
「トロイ・ゲーム」(振付 ロバート・ノース)

2017年2月17日(金) 19:00
「テーマとヴァリエーション」 米沢 唯、福岡雄大
「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ 未定
「ソワレ・ド・バレエ」 未定
「タランテラ」 未定

2月18日(土) 14:00
「テーマとヴァリエーション」 小野絢子、奥村康祐
「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ 未定
「ソワレ・ド・バレエ」 未定
「タランテラ」 未定

コッペリア

2016年2月24日(金) 19:00
スワニルダ 小野絢子 フランツ 福岡雄大

2月25日(土) 13:00
スワニルダ 米沢 唯 フランツ井澤 駿

2月25日(土) 18:00
スワニルダ 未定 フランツ 奥村康祐

2月26日(日) 14:00 未定

眠れる森の美女

2017年5月5日(金・祝)14:00 5月6日(土)14:00
オーロラ姫 米沢 唯 デジレ王子 ワディム・ムンタギロフ

5月13日(土)14:00
オーロラ姫 小野絢子 デジレ王子 福岡雄大

5月7日(日)14:00と 5月12日(金)未定 はキャスト未定


ジゼル
2017年6月24日(土) 13:00
ジゼル 米沢 唯 アルベルト 井澤 駿

6月24日(土) 18:00
ジゼル 小野絢子 アルベルト 福岡雄大

6月25日(日) 14:00 6月30日(金) 未定 7月1日(土) 14:00 はキャスト未定

<ダンス>

JAPON dance project 2016
2016年8月27日(土)14:00 
2016年8月28日(日)14:00 

【振付・出演】遠藤康行、小池ミモザ、柳本雅寛、青木尚哉、児玉北斗
【特別出演】小野絢子、八幡顕光、米沢 唯、島地保武、大宮大奨
【美術】針生 康
【照明】櫛田晃代

新国立劇場バレエ団
DANCE to the Future 2016 Autumn

2016年11月18日(金)19:00 
2016年11月19日(土)14:00 
2016年11月20日(日)14:00 

中村恩恵×新国立劇場バレエ団
「ベートーヴェン・ソナタ」

2017年3月18日(土)14:00
2017年3月19日(日)14:00 

【音楽】ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
【振付】中村恩恵
【出演】首藤康之、新国立劇場バレエ団

小野寺修二 カンパニーデラシネラ
「ふしぎの国のアリス」

2017年6月3日(土)13:00
2017年6月4日(日)13:00 
2017年6月9日(金)19:00 
2017年6月10日(土)13:00 
2017年6月11日(日)13:00 


あと、上記サイトには案内がありませんが、新制作で、
こどものための「白鳥の湖」公演

2016年7/21(木) 11:30 / 15:00
22(金)11:30 / 15:00
23(土)11:30 / 15:00
24(日)11:30 / 15:00

詳しい説明はこちらにあります。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/press/upload_files/lineup_ballet_dance_2016-2017.pdf


オルガ・スミルノワがボリショイ・バレエのプリンシパルに昇進

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オルガ・スミルノワがボリショイ・バレエのプリンシパルに昇進していました。

http://www.bolshoi.ru/en/persons/ballet/1616/

1991年11月に生まれ、ワガノワ・アカデミーでリュドミラ・コワリョーワに師事していたスミルノワは、2011年に優秀な成績で卒業し、マリインスキー・バレエに入団するものと思われていましたが、ボリショイに入団しました。マリナ・コンドラチェワに師事し、入団してすぐ頭角を顕し、一年目に「白鳥の湖」のパ・ド・トロワ、ミルタ、ドリアードの女王、リラの精などを踊ります。

2012年には、ニキヤ、そして「ジュエルズ」のボリショイの初演でダイヤモンドを踊りました。さらに2013年には、ボリショイ・バレエでの「オネーギン」初演のタチヤーナ役のファーストキャストにも選ばれ、2014年にはABTの「ラ・バヤデール」にもニキヤ役でゲスト出演しました。ジャン・クリストフ・マイヨー振付の傑作「じゃじゃ馬馴らし」では、ビアンカ役の初演キャストとなり、黄金のマスク賞にもノミネートされました。ノイマイヤーの「椿姫」でもマルグリット役で好演しています。日本では、2013年の5月に「マラーホフの贈り物ファイナル」でセミョーン・チュージンと「白鳥の湖」「ダイヤモンド」を踊りました。

スミルノワは2014年に大きなけがに見舞われ、残念ながらかなり長期にわたって踊れませんでした。昨年のボリショイ・バレエの来日公演も、当初出演を予定していたものの、キャンセルとなってしまいした。2015年の秋にようやく復帰を果たし、その後、12月にはモンテカルロ・バレエの「くるみ割り人形カンパニー」にアルチョム・オフチャレンコとゲスト出演し、マイヨーは彼らのために振付を改訂しました。12月30日の「くるみ割り人形カンパニー」公演は、世界的な規模で映画館中継も行われました。

そして1月24日に行われる、「じゃじゃ馬馴らし」の映画館中継では、再びビアンカでスミルノワが登場します。この「じゃじゃ馬馴らし」は、日本でも、ボリショイ・バレエ・イン・シネマで、2月17日(水)に映画館で観ることができます。

まだ若い年齢の割に落ち着いて見えるスミルノワは、長い手脚と長い首というバレリーナ向きの体型をしており、ワガノワ育ちならではの美しく詩情あふれる動きは「ダイヤモンド」で観ることができました。「オネーギン」や「椿姫」のようなドラマチックバレエ向きの演技力を発揮する一方、「じゃじゃ馬馴らし」のビアンカ役のように高度な技術を要する役も得意としています。

セルゲイ・フィーリンに見込まれてボリショイ・バレエに入団したため、フィーリンが退任した後の彼女を心配する声もありますが(フィーリンの右腕的存在だった女性の息子とスミルノワは結婚)、怪我を乗り越え、実力でプリンシパルに昇進することができました。

スミルノワを撮影した短編ドキュメンタリー「The Prodigy」

「じゃじゃ馬馴らし」の予告編

ナタリア・クレメン・バレエ・スクールのワガノワ・サマーインテンシヴ

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元モスクワ音楽劇場バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエENB)のバレリーナ、ナタリア・クレメン。ボリショイ・アカデミーで学び、ガリーナ・クラピヴィーナ、ニーナ・ソロキンに師事してきました。Russian Academy of Dramatic Art – ロシア舞台芸術アカデミー(GITIS)を卒業し、ロシアのバレエ教師の資格を取得しています。

ロシアの映画に主演したり、英国のテレビドラマ”Mr Selfridges"でアンナ・パヴロワ役を演じたり、デビアス・ダイアモンドのイベントで踊るなど、大変美しい人です。

このナタリア・クレメンは、2012年にENBを退団後、ロンドンにナタリア・クレメン・バレエ・スクールを開校しました。ロシアのバレエ団でダンサーとして活躍していたロシアのバレエ教師資格を持つ教師陣、元ミュンヘン・バレエやENBの団員でRADの教師資格を持つ教師らによるロシア・バレエの教育を実践しています。2014年には、このスクールの生徒3人が、マリインスキー・バレエのロンドン公演のオーディションに合格し、ロイヤル・オペラハウスでのバランシン振付「真夏の夜の夢」に出演しました。

サマーインテンシヴクラスの案内を頂いたので掲載しますね。日本人の生徒も大歓迎だそうです。

http://www.nkballetschool.com/

https://www.facebook.com/Natalia-Kremen-Ballet-School-213478738721914/

サマー・インテンシヴのFBページ
https://www.facebook.com/NK-Summer-Intensive-Course-in-London-Based-on-Vaganova-method-1510962492516248/

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毎年夏に、ナタリア・クレメン・バレエ・スクールは、「ワガノワメソッドに基づいたNKサマーインテンシヴコース・イン・ロンドン」を開催し、ゲスト教師や、ENB、ボリショイ・バレエ、ウィーン国立バレエのダンサーなどによる1週間の集中トレーニングを行っています。また、ロイヤル・バレエのプリンシパル、サラ・ラムと、ワディム・ムンタギロフの父で、ペルミ・バレエのバレエ・マスター、ロシア人民芸術家のアレクサンドル・ムンタギロフも教師陣に加わります、

Good morning ballet lovers! A video about NK Summer Intensive Course Based on Vaganova Method 2015. Check what we achieved during those 6 amazing days!

Posted by Natalia Kremen Ballet School on 2016年1月9日

2016年は、7月25日から30日に、ロンドンのサウスバンクエリアにある新しいランベール・スタジオで行われ、現在希望者を募集しています。小規模でのクラスのため、最大25人の募集となっています。申し込み締め切りは4月1日。

このサマーインテンシヴコースは、11歳から19歳までの、アドバンスド・レベルの生徒のために組まれたクラシック・バレエの6日間のプログラムです。世界的に有名なバレエ・マスターによる教育を受ける貴重な機会となり、世界中の劇場で踊った経験で得られた技術を教え、バレエのプロフェッショナルを目指すためのお手伝いをします。一人一人の生徒の強みと才能に集中することによって、才能を伸ばします。

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シラバス

ワガノワのシラバスに基づいたクラシック基礎
女子、男子のヴァリエーション
シニア生徒のためのパ・ド・ドゥクラス
ポワント(2年以上のポワント経験のある生徒向け)
キャラクターダンス
ストレッチ、ピラティス、ボディ・コンディショニング
コンテンポラリー・クラス
バレエの歴史

クラスは生ピアノによる伴奏つき

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サマーインテンシヴの教師陣

サラ・ラム (ロイヤル・バレエ プリンシパル)

ナタリア・クレメン (ナタリア・クレメン・バレエ・スクール設立者、ボリショイ・アカデミー出身、元モスクワ音楽劇場バレエソリスト、元ENB)

アレクサンドル・ムンタギロフ (ロシア人民芸術家、チェリビンスク国立バレエ元芸術監督、現 Hanti-Mansiysk University of Cultureの振付部門長、ロイヤル・バレエのプリンシパルであるワディム・ムンタギロフの父で最初の教師)

ANASTASIA VASILIEVA (ワガノワ・アカデミー バレエ・ミストレス)

TATIANA RAZAEVA (ペルミ・バレエ バレエミストレス)

KIRILL BURLOV (ラトヴィア国立バレエ元プリンシパル、元バレエ・ランベールソリスト、振付家)

ELISAVETA MURAVIEVA (元ボリショイ・バレエ、バレエ・マスター、受賞歴のある振付家)

NATALIA NEMYTKINA (ロシア国立サマラ劇場ファースト・ソリスト、モスクワ国立バレエゲストアーティスト)
.
追加の教師はサイトおよびFacebookページをご覧ください。

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求められるレベル

ジュニア 11歳~14歳 基礎中級レベルもしくはRADのグレード5を学んでいること

シニア 14歳~19歳 生徒はRADのアドバンス1もしくは2を学んでいるか、同等のレベルであること、女子はポワント経験3年以上

なお、数枠のスカラシップも提供しています。スカラシップの審査はビデオのみによります。

7月30日、最終日には、保護者やそのゲストは、クラスの無料見学が可能です。


費用
事務費用 30ポンド
早割(1月31日までの支払い) 330ポンド
3月1日までの支払いで 355ポンド
3月1日から4月1日まで 400ポンド

教師による見学
全日程 100ポンド
1日 35ポンド
1クラス 30ポンド

宿泊施設の手配も相談できるとのことです。

お問い合わせはこちらまで
info@nkballetschool.com
電話 +44 (0) 20 7993 1102

ロシア・バレエのテレビ番組、ビッグ・バレエの放映が始まりました

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2012年にロシアの国営テレビKulturaで放映されて大きな話題を呼んだバレエ番組、ボリショイ(ビッグ)・バレエ。昨日(1月16日)に第2弾の放映が始まりました。これから数週にわたって放映されます。

http://tvkultura.ru/brand/show/brand_id/59616/

ロシアのトップバレエ団を代表したダンサーたちがテレビに出演して踊り、審査員、および視聴者の投票で順位を決めるものです。

ボリショイ・バレエからは、ダリア・ホフロワとイーゴリ・ツヴィルコ、
マリインスキー・バレエからはレナータ・シャキロワとキミン・キム、ナデージダ・バトーエワとエルンスト・ラティポフ。
ミハイロフスキー・バレエからはアナスタシア・ソボレワとヴィクトル・レベデフ、
クラスノヤルスク劇場バレエからは Ekaterina Bulgutova と Yuri Kudryavtsev
ペルミ・バレエからは Inna Bilash と Nikita Chetverikov
タタール・カザン・オペラ劇場バレエからは、寺田翠さん、大川航矢さん

以上6バレエ団、7組が出場することになります。司会はイルゼ・リエパ。

審査員も豪華で、スヴェトラーナ・ザハロワ、ファルフ・ルジマトフ、ブリジット・ルフェーヴルらが昨日の放送には出演していました。

こちらの番組ですが、生中継も観られますが、時差の関係で深夜になってしまいます。番組のサイトで、全部の演技のアーカイブを観ることができます。寺田翠さんと大川航矢さんは、「眠れる森の美女」のブルーバードのパ・ド・ドゥを踊っていて素晴らしいテクニックを見せてくれました。このほか、ミハイロフスキーバレエのアナスタシア・ソボレワとヴィクトル・レベデフは「白鳥の湖」の黒鳥のパ・ド・ドゥ、レナータ・シャキロワとキミン・キムは「タリスマン」のパ・ド・ドゥを踊っていました。ダリア・ホフロワとイーゴリ・ツヴィルコはマイヨーの「じゃじゃ馬馴らし」からビアンカとルーセンシオのパ・ド・ドゥです。

こちらが、アーカイブのリンクです。演技だけでなくて、ペアの紹介映像も観られます。
http://tvkultura.ru/video/show/brand_id/59616/episode_id/1264934/

再生回数も表示されていますが、ミハイロフスキー・バレエの来日公演でも大活躍した、アナスタシア・ソボレワとヴィクトル・レベデフが今のところ一番多く、次にレナータ・シャキロワとキミン・キムとなっています。

これがまた数週にわたって見られるかと思うと楽しみですね。

寺田翠さんのブログから、この番組について
http://ameblo.jp/midoriku24/entry-12114561349.html

1/15 TOUCH OF THE OTHER ―他者の手―ジョナサン・M・ホール/川口隆夫

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ロサンゼルス / 東京 国際共同プロジェクト
Jonathan M. Hall and Takao Kawaguchi
performance 青山スパイラルホール

http://www.kawaguchitakao.com/toto/

Touch_of_others

コンセプト
ジョナサン M. ホール

構成・演出
川口隆夫 ジョナサン M. ホール

ドラマトゥルク・アートディレクション
飯名尚人

振付・美術
川口隆夫

音 楽
恩田 晃

映 像
今泉浩一

衣 装
北村教子

出 演
芝崎健太 ドリュー・ウッズ マルコ・アレホス
斎藤栗子 佐藤ペチカ 川口隆夫

写 真
鷹野隆大

1960年代、公衆トイレにおける男性間の性行為について詳細かつ科学的に研究を行ったロード・ハンフリース。彼の研究論文をもとに、ジョナサン M. ホール (ロサンゼルス) と 川口隆夫 (東京) が国際共同プロジェクト「TOUCH OF THE OTHER」を立ち上げた。

ハッテン場(公衆トイレ)を模した舞台装置。壁は透明なアクリル板で作られていて、白いペンで落書きはされているけどポップな雰囲気。ここで、ロード・ハンフリースが60年代に行ったフィールドワークの事例を実演してみるというのが前半。ハンフリースは、公衆トイレに見張り役として立ってそこで行われていた行為や行動を詳細に記録していた。その記録にあった登場人物たちの役を最初は出演者たちが、次に観客で手を挙げた人たちが実演する。ハンフリース自身、この研究をしていた時にはヘテロセクシャルで家庭を持っていたし(のちにカミングアウトして離婚)、このハッテン場に集まって楽しんでいた人たちも、その多くは家庭を持っていて普通の生活を送っていたという。レポートの登場人物たちを演じた観客たちも、女性だったり、ヘテロらしき人達だったりで、それが同性愛者を舞台上で照れながら演じているところが何とも可笑しい。価値観の流動化を見るような気がする。

前半の最後には、こちらのフィールドワークを今度は現代の日本に舞台を移しつつ、川口さん他が演じた映像がスクリーンに映し出される。これはなかなかハードで強烈なものだが、ある種の美しさがある。むきだしの欲望、性愛の本質的なものを見せられて、とても切ない。

後半は、また川口さんが出演している映像から始まり、川口さんと5人のダンサーによるダンスが繰り広げられる。男装した女性ダンサー、セーラー服を着た外国人男性ダンサー、胸をあらわにした女性ダンサー。組んず解れつのダンスが繰り広げられ、川口さんは周辺部をのたうちまわるように這い回りながらソロを踊る。スクリーンには、現代から過去までさかのぼって、同性愛解放のためのスローガンが次々と投影される。シンバルにビー玉を投げて電子的に反響させたような音楽もインパクトがあった。

川口さんのダンスは強烈だった。体当たりでアヴァンギャルドでエネルギッシュで、自分のアイデンティティと向かい合い文字通り身体張っている。打ち捨てられてゴミの山にまみれた後、ラストの、筒状の金網を被って立ち尽くした姿は殉教者のようだった。「大野一雄について」でのパフォーマンスも思い出したけど、あれ以上に突き抜けているというか、表現者としての極北の姿を見せてくれた。

同性パートナーシップ条例が成立する自治体が出てきて、同性愛/LGBTもキレイでオシャレなものとして消費財的になってきたけれど、人間の愛の本質ってなんだろう、と。社会学的な研究を通して、人間の関係性を考え直すきっかけとなった。スクリーンに次々と映し出されているスローガンを見て、60年代や70年代の方LGBTムーブメントは過激で力を感じるものだったのも事実。そのころは、まだAIDSもない平和な時代だったのかもしれないが。

ドラマトゥルクが参加し、南カリフォルニア大学でのリサーチも行ったうえで練られたしっかりとしたコンセプト。アートディレクション、映像や音楽とクオリティも高く、メッセージ性が強くて心に残るパフォーマンスだった。表現したいものをしっかり持っている人は違う、と改めて感じた次第。

川口隆夫さん(振付・出演)、ジョナサン M. ホールさん(コンセプト)、飯名尚人さん(ドラマトゥルク)のインタビュー
http://allabout.co.jp/gm/gc/461423/

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2015/16 「ヴィサラ/牧神の午後/チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ/カルメン」

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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2015/16 「ヴィサラ/牧神の午後/チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ/カルメン」が、1月23日(土)より劇場公開されます。

http://roh2015jp.wix.com/cinemaseason

https://www.facebook.com/royaloperahouse.jp/

こちらの試写会に参加させていただいたので、ご報告しますね。

11月12日にロイヤル・オペラハウスで上演されたミックスビルの、映画館中継を劇場で公開するものです。この公演はまた、カルロス・アコスタがロイヤル・バレエのプリンシパルとしての最後の舞台となった公演でもありました。司会進行を務めたダーシー・バッセルが、引退公演を目前に控えたアコスタにインタビューする映像も流れました。ミックスプロを映画館中継するのは、ロイヤル・バレエでは初めてのことだそうです。

アコスタが1998年に入団したときは、凄い人が入ってきたと大評判になってたとダーシーが彼に言います。アコスタは、若いころから「ドン・キホーテ」など高いテクニックを求められる役が得意だったけど、必ずしも似合う役ではなかったり得意だと思われていない作品にも挑戦してきたと語りました。
バレエを始めたきっかけとしては、子供時代にサッカーをやっていてサッカーの方が楽しかったのだけど、バレエは父親にやれと言われて仕方なく始めたとのことです。バレエが自分を救ってくれたと語ってました。自分が夢見ていた以上の素晴らしい人生を送ることができたし、自分のさよなら公演に、まさか自分が振付けた「カルメン」を踊ることになるとは思わなかったよ、とアコスタは笑っていました。


「ヴィサラ」Viscera

本編前の映像で、振付のリアム・スカーレットのインタビュー。「ヴィサラ」とは内臓(guts)のことだそう。3パートに分かれた作品で、真ん中にパ・ド・ドゥがあり、最初と最後は群舞。「コール・ド・バレエというよりは塊として振付けた」とのこと。米国の作曲家、ローウェル・リーバーマンのピアノ協奏曲を使用したもので、2012年にマイアミ・シティ・バレエのために振付けられた。最初と最後のパートは非常に素早く、この素早い音楽を、メーンのラウラ・モレーラが実に見事に精確に、小気味よく踊っている。群舞ではあるものの目立つ場所でソロ・パートもある役に崔由姫さん。パ・ド・ドゥは一転してゆっくりとした曲調で、マリアネラ・ヌニェスと平野亮一さんが踊る。美しくエモーショナルな振付で、平野さんのサポートもとてもスムーズだ。長身の平野さんはここでは非常に魅力的な男性に見える。全編、このピアノコンチェルトに良く沿った実に音楽的な作品で、全体的な群舞のレベルも高く観ていて楽しかった。

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<振付>リアム・スカーレット
<出演>平野亮一/ラウラ・モレーラ/マリアネラ・ヌニェス/崔由姫
Laura Morera, Marianela Nuñez, Ryoichi Hirano
Yuhui Choe, Meaghan Grace Hinkis, Emma Maguire, Alexander Campbell, Tristan Dyer
Olivia Cowley, Elizabeth Harrod, Tierney Heap, Chisato Katsura, Yasmine Naghdi
Nicol Edmonds, Benjamin Ella, Kevin Emerton
Solo piano Robert Clark


「牧神の午後」 Afternoon of a Faun

こちらも本編前の映像で、振付指導のJean-Pierre Frohlich(ジャン=ピエール・フローリッヒ)が登場。NYCBのバレエマスターでロビンス作品の振付指導を行っている彼は、あのイザベル・ゲランの夫君でもある。3面を鏡で囲まれたスタジオが舞台というこの作品、第4の壁面=鏡は観客席。若い女性ダンサーと男性ダンサーは決してお互いを見つめ合わないけど、客席にあるはずの鏡を通してお互いの姿を見ているというのがわかる。

サラ・ラムとワディム・ムンタギロフという美しい二人で、ナルシスティックな視線のこの作品に、これ以上の適役はいないと思うほど。美しい幻のようでうっとりとしてしまう。サラ・ラムの瞳の表現力も素晴らしくて、一瞬だけの、ぞくりとするほどの色香がふっと漂った。

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<振付>ジェローム・ロビンス
<出演>サラ・ラム/ワディム・ムンタギロフ
Sarah Lamb and Vadim Muntagirov


「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」Tchaikovsky pas de deux

おなじみのチャイコフスキー・パ・ド・ドゥ、ダーシー・バッセルも現役時代に踊っていた作品で、軽やかに見えるけど本当に体力を使って大変なのよ、と語っていた。今回のペアは、去年の夏の世界バレエフェスティバルでも、チャイコフスキー・パ・ド・ドゥを踊ったサレンコとマックレー。二人とも技術的には申し分がなく上手いのだけど、どうも音楽性が合っていなくて、スピーディーで軽やか、というよりは少し重たく見えてしまう。サレンコの踊り方がロシア的に溜めを入れるものなので、ますます音に合っていないように見えてしまっているのかもしれない。二人の笑顔もいかにも作り物っぽい。コーダで女性が男性のところに飛び込むところは、バレエフェスの時よりは思い切りよく勢いをつけてやっていたので、ここはとても良かったと思う。

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<振付>ジョージ・バランシン
<出演>ヤーナ・サレンコ/スティーヴン・マックレー
Iana Salenko and Steven McRae


「カルメン」Carmen

カルロス・アコスタが、2013年の「ドン・キホーテ」に続き、振付を手掛けた作品。芸術監督ケヴィン・オヘアのインタビューの中で、「ドン・キホーテ」の初演が成功に終わった時に、アコスタが、今度は「カルメン」を振付けるよ、とオヘアに言ったという。アコスタも振付けるにあたってはいろいろと悩み苦労したと語っていた。しかしながら、こちらの作品、現地の批評家には酷評の嵐だった。やや怖いもの見たさという気持ちで観てみた。

そして、予想以上に突っ込みどころ満載の作品だった。あれもこれも入れたら収拾つかなくなった作品とでもいうべきか。冒頭の男性ダンサーたちのダンスはストリップですか?という失笑もの。ダンサーたちにモノトーンの衣装を着せて、ナハリンの「マイナス16」を思わせるような椅子を使ったダンス、フラメンコ(これはスタイリッシュで単品としては悪くなかった)、ミュージシャンを舞台に上げて演奏させる、オペラ歌手に舞台の上で歌わせる、といったいろんな趣向を凝らしてみたけれど、その結果、何とも統一感というかまとまりのない作品になってしまった。その上、カルメンとホセのパ・ド・ドゥも、カルメンとエスカミーリョのパ・ド・ドゥも振付的にいまひとつで、床の上で転がったり変化に乏しかった。ヌニェスはラテンの女らしい明るく情熱的なカルメンだったけど、キャラクターが明るすぎてファム・ファタルらしさに欠ける。アコスタは不器用なドン・ホセを好演し、ボネッリのエスカミーリョはソロが華やかでセクシーだったが、二人とも衣装が地味であまり冴えない。

失敗作ではあるけど、いろいろな要素を詰め込んでいるので、退屈はしないのが救いである。カルメンの不吉な運命を象徴する牛が登場するのだけど、これがジャミロクワイそっくりでマッチョで笑ってしまった。顔を塗っているのでよくわからなかったのだけど、マシュー・ゴールディングが演じていた。ほとんど踊ることのない役なのに。

「ヴィサラ」「牧神の午後」「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」と非常に洗練された3作品の後だけに、非常に泥臭い作品のように感じられた。バレエというよりはミュージカル的な作品だと感じられたので、いっそのこと、ミュージカル用に作り直した方が良いのかもしれない。


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<振付>カルロス・アコスタ
<出演>
マリアネラ・ヌニェス(カルメン)/カルロス・アコスタ(ドン・ホセ)
フェデリコ・ボネッリ(エスカミーリョ)
Carmen Marianela Nuñez
Don José Carlos Acosta
Escamillo Federico Bonelli
Fate Matthew Golding
Zuñiga Thomas Whitehead
Remendado Valentino Zucchetti
Dancaïre Tomas Mock
Frasquita Kristen McNally
Mercedes Lara Turk
Artists of The Royal Ballet
Fortune-Teller Fiona Kimm (Mezzo-soprano)
Royal Opera Extra Chorus

アコスタのフェアウェル公演なので、盛大なカーテンコールとなった。最初の幕前カーテンコールから客席より赤いガーベラの花が降り注ぎ(中にはアコスタを直撃する花も)、再びカーテンが開くと、通常のカーテンコールに続き、ケヴィン・オヘアや今度は出演していない団員らも舞台に。彼の小さな可愛い娘さんも出てきた。アコスタはダンサー仲間や観客だけでなく、カーテンの陰やオフィスにいるスタッフにも感謝の弁を述べた。あなた方のおかげだ、と。彼を入団させたアンソニー・ダウエル、そしてモニカ・メイソンにも。ケヴィン・オヘアは、彼はプリンシパルとしては引退するけれども、指導者としてロイヤル・バレエには帰ってきてもらうからと述べた。

そしてアコスタは、共演したバレリーナたちにも名前を挙げての謝辞を続けた。その中にはタマラ・ロホ、リアン・ベンジャミン、サラ・ラムらとともに吉田都さんの名前も。そして若い人たちにアドバイスしたい、と語った。「失敗を恐れるな、失敗というのは存在しない」と。カルメンが失敗作と言われているので、ちょっとだけ皮肉ではあるのだけど、でもアコスタの人柄の良さが伝わる温かいフェアウェルで、胸がじーんときた。

*******

ミックスプロのプログラムを映画館で上映するというのは珍しい機会だけど、多彩な作品を観ることができて非常に楽しい。最後にアコスタのフェアウェルの様子を見ることもできたのもとても良かった。臨場感のある映画館でのバレエ鑑賞は、生には及ばないまでも、それに近い体験をすることができるのでお勧めです。

上映時間:約3時間23分
上映劇場:TOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズららぽーと横浜、お台場シネマメディアージュTOHOシネマズ名古屋ベイシティ 大阪ステーションシティシネマ ほか
1月23日(土)より一週間限定公開

TOHOシネマズ日本橋  14:55-18:30。
TOHOシネマズららぽーと横浜  12:40-16:10、プレミアスクリーン。
お台場シネマメディアージュ 土日が16:20-19:55、平日 19:00-22:35。

ザンダー・パリッシュがマリインスキー・バレエのファーストソリストに昇進

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マリインスキー・バレエの来日公演でも、「ロミオとジュリエット」、「白鳥の湖」に主演して活躍したザンダー・パリッシュが、1月17日の「ジゼル」でクリスティーナ・シャプランと主演した後、ファースト・ソリストに昇進しました。





http://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/troupe/

http://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/first_soloists/dancers2/parish1/

英国出身でロイヤル・バレエの団員だったものの芽が出なかった彼を、マリインスキー・バレエのユーリ・ファテーエフが見出して、2010年に入団させました。長身で美しい身体のラインの持ち主のザンダーは、ロシアという慣れない環境で苦労しながらも頭角を顕し、次々と主演するようになります。

まだサポートや演技面で課題はあるものの、容姿の美しさとエレガンスはまさに貴公子。英国では写真集まで出版されるほど注目されます。来日公演の際にはトークショーも行われましたが、真面目で努力家、人柄の良さもよく伝わりました。今後ますますの活躍が期待されますね。

ロイヤル・バレエの来日公演キャスト

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英国ロイヤル・バレエの来日公演、キャスト発表が遅れていましたが、バレエの祭典会員宛にキャストの案内が来ていました。

ロミオとジュリエット
6/16(木)18:30 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ
6/17(金)18:30 ナタリア・オシポワ、マシュー・ゴールディング
6/18(土)13:00 サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ
6/18(土)18:00 マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
6/19(日)13:00 ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー

ジゼル
6/22(水)19:00 マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
6/24(金)19:00 ナタリア・オシポワ、マシュー・ゴールディング
6/25(土)14:00 サラ・ラム、スティーヴン・マックレー
6/26(日)14:00 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ

日替わりキャストで大変豪華です。どの日に行くか迷ってしまいますよね。

地方公演もありますが、チケット発売が始まっているのにキャストはまだのようですね。

英国ロイヤル・バレエ団〔福岡〕「ジゼル」
【公演期間】 2016/6/29(水)
【会場】 福岡サンパレス ホテル&ホール(福岡県)

英国ロイヤル・バレエ団「ロミオとジュリエット」
【公演期間】 2016/7/3(日)
【会場】 愛知県芸術劇場 大ホール(愛知県)

英国ロイヤル・バレエ団「ジゼル」
【公演期間】 2016/7/1(金)
【会場】 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール(兵庫県)


英国ナショナル・ダンス賞受賞者発表

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英国で活躍したダンサーを批評家が投票して選ぶナショナル・ダンス・アワードが発表されました。


Emerging artist 新人賞
Matthew Ball, The Royal Ballet マシュー・ボール、ロイヤル・バレエ

Jane Attenborough dance UK award
Tamara McLorg

Best classical choreography クラシックバレエ振付賞
Wayne McGregor for Woolf Works, for the Royal Ballet ウェイン・マクレガー「ウルフ・ワークス」ロイヤル・バレエ

Best modern choreography 現代ダンス振付賞
Crystal Pite for Polaris, for Sadler’s Wells クリスタル・パイト「ポラリス」サドラーズ・ウェルズ

Outstanding female performance (classical) クラシックバレエにおける傑出したパフォーマンス賞(女性)
Laura Morera as Lise, in La Fille Mal Gardée, for the Royal Ballet ラウラ・モレーラ、「ラ・フィユ・マル・ガルデ」リーズ役 ロイヤル・バレエ

Outstanding male performance (classical)クラシックバレエにおける傑出したパフォーマンス賞(男性)
William Bracewell as Le Roi Soleil, in The King Dances, for Birmingham Royal Ballet ウィリアム・ブレイスウェル、「The King Dances王は踊る」太陽王役 バーミンガム・ロイヤル・バレエ

Outstanding male performance (modern)現代ダンスにおける傑出したパフォーマンス賞(男性)
Ben Duke in Paradise Lost [lies unopened beside me], for Lost Dog

Outstanding female performance (modern)現代ダンスにおける傑出したパフォーマンス賞(女性)
Zizi Strallen, as Lana in The Car Man, for New Adventures ジジ・ストラレン、「ザ・カー・マン」ニュー・アドベンチャーズ

Special award for exceptional artistry 傑出した芸術性に対する特別賞
Israel Galván イスラエル・ガルヴァン

Best independent company 最優秀独立系カンパニー賞
Rosie Kay Dance Company

Best female dancer 最優秀女性ダンサー賞
Alessandra Ferri アレッサンドラ・フェリ

Best male dancer 最優秀男性ダンサー賞
Vadim Muntagirov ワディム・ムンタギロフ

Outstanding company 最優秀カンパニー
New Adventures ニューアドベンチャーズ

De Valois awards for outstanding achievement 傑出した功績に対するド・ヴァロワ賞
Sylvie Guillem シルヴィ・ギエム
Caroline Miller カロリーヌ・ミラー


ロイヤル・バレエのダンサーが多数受賞していますが、一方でデヴィッド・ビントレー振付「王は踊る」に主演した若手ソリスト、ウィリアム・ブレイズウェルの受賞などもあります。

ロイヤルの若手で、「ロミオとジュリエット」に主演したマシュー・ボールが新人賞を受賞しました。

一方で奇跡の復活を遂げ、マクレガーの「ウルフ・ワークス」に主演したアレッサンドラ・フェリも最優秀女性ダンサー賞に輝きました。50代の女性ダンサーがこの賞を受賞したのは初めてのことだそうです。

最近、アクラム・カーンが女性という理由で女性振付家を優遇すべきではないとインタビューで語って物議を醸しましたが、女性振付家のクリスタル・パイトが今回受賞しています。

一方で、受賞者が全員白人だったのは、アカデミー賞でもノミネートされた人たちが全員白人であることがやはり物議を醸しているときに、タイミングが悪いと感じた人も多かった模様です。

ノミネートされながら受賞には至らなかったものの、大変評価が高かったフラメンコの革命児イスラエル・ガルヴァンが特別賞を受賞しました。イスラエル・ガルヴァンはアクラム・カーンとコラボレーションした公演TOROBAKAが、今年の5月にさいたま芸術劇場で上演されるほか、あいちトリエンナーレにも出演します。
TOROBAKA

また、昨年末に引退したシルヴィ・ギエムは、功績を讃えられて二ネット・ド・ヴァロワ賞を受賞しました。ギエムは受賞式には出席しなかったものの、喜びのコメントを寄せています。

ミラノ・スカラ座の次期芸術監督はビゴンゼッテイ?

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ミラノ・スカラ座バレエの芸術監督を務めていたマハール・ワジーエフが任期途中で、ボリショイ・バレエの芸術監督に就任することになり、3月16日より、ミラノ・スカラ座バレエの芸術監督の座が空席となってしまいます。

後継となる芸術監督が誰になるのか、近日中に発表されることになっていますが、振付家でアテルバレットの芸術監督であるマウロ・ビゴンゼッティが有力候補として名前が挙がっています。

Mauro Bigonzetti to be the new director of ballet at La Scala
http://www.gramilano.com/2016/01/mauro-bigonzetti-to-be-the-new-director-of-ballet-at-la-scala/

こちらの記事によると、 La Repubblica紙では、ビゴンゼッテイでほぼ決定だとしています。

公式発表はないものの、後任は明らかに決定されているとのことで、スカラ座の総裁であるアレクサンダー・ペレイラが、組合の代表と会談し、後任を伝えているそうです。

ミラノ・スカラ座はクラシック・バレエに基づいたカンパニーであるため、ビゴンゼッティという選択は多くの人を驚かせています。最近、スカラ座では、ビゴンゼッティが振付けた新作の「シンデレラ」が上演されましたが、非常に現代的な作品であり、ビゴンゼッティが芸術監督になったら、レパートリーもコンテンポラリー的になると考えられます。

ビゴンゼッティはアテルバレットの芸術監督であると同時に、ベルリン国立バレエなど数多くのカンパニーに作品を提供しているビゴンゼッティ。ただし、もともとはクラシックバレエ畑出身で、ローマ歌劇場バレエ学校出身で、ローマ歌劇場バレエで数年踊った経験があります。ただし、23歳の時にアルターバレットに入団し、現在に至ります。

スカラ座のダンサー数人は、 La Repubblica紙の記者にこう伝えました。

「ビゴンゼッティに対して、特に何か個人的な感情があるわけではありませんが、スカラ座のような大きなカンパニーを運営したことがある経験があって、クラシックバレエのバックグラウンドがある人を芸術監督に就任させた方が適切だと思っています。アテルバレットは40人以下の私立のカンパニーで、コンテンポラリー専門のカンパニーです。マリインスキー・バレエの芸術監督だったワジーエフですら、落ち着くまで困難がありました」


しかしながら、結論はもう出ているようです。10日前にワジーエフは、ボリショイ・バレエの芸術監督に就任するためにカンパニーを去り、現在芸術監督の座は空席となっています。ワジーエフの指揮の下でカンパニーのレベルは飛躍的に向上しました。コール・ド・バレエは特に今までになく高いレベルとなりました。しかしながら、最近のレパートリーの中には奇妙なものもありました。スカラ座の広い空間には似つかわしくない室内楽を使かった「チェロ組曲」、ヌレエフ版の「くるみ割り人形」をレパートリーから外して、ミニマリスト的なナチョ・ドゥアト版「くるみ割り人形」に差し替えました。さらに、ビゴンゼッティの「シンデレラ」は多くの批評家、ファン、そしてダンサーの一部にも不興を買いました。


本当にスカラ座の芸術監督はビゴンゼッティになるのか、近日中に発表されることになりそうです。

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彩の国さいたま芸術劇場2016-7ラインアップ、アクラム・カーン&イスラエル・ガルバン、ピナ・バウシュなど

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現在、インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダンス・カンパニー の『DUST-ダスト』(森山未來出演)を上演中の
彩の国さいたま芸術劇場。
『DUST-ダスト』は、様々なイマジネーションを呼び覚まし、ファンタジックで壮大で切ない、とても美しく魅力的な舞台でした。31日まで上演中ですので、ぜひご覧になるのをお勧めします。

この、彩の国さいたま芸術劇場の2016-7ラインアップが発表されています。今年は大変充実しています。

さいたまアーツセンター通信
http://saf.or.jp/press/2016/061/


アクラム・カーン&イスラエル・ガルバン
『TOROBAKA-トロバカ』

http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3350

英国を代表する現代ダンスの振付家 アクラム・カーンと「フラメンコ界のニジンスキー」イスラエル・ガルバン。アクラム・カーンはシルヴィ・ギエムに振付けた「聖なる怪物たち」、そして「テクネ」の記憶も新しいですが、今年はイングリッシュ・ナショナル・バレエに全幕「ジゼル」も振付ける予定の鬼才です。一方、イスラエル・ガルバンは、今年の英国ナショナルダンス賞で特別賞を受賞し、フラメンコの革命児と呼ばれています。

新しい表現を模索する2人が出会い、ブレイクスルーを企んだ野心作。数々の表現者から未見の魅力を引き出すカーンが、野獣のように力強くしなやかな身体を持つガルバンをどう挑発するのかも必見です。なお、アクラム・カーンはダンサーとしては2018年に引退すると宣言していますので、振付家だけでなく、凄まじいダンス技術を持つ彼の踊りを日本で観る機会もこれが最後かもしれません。

2016年5月7日(土) 開演15:00
     5月8日(日) 開演15:00

振付・出演
アクラム・カーン、イスラエル・ガルバン

チケット (明日発売!)
S席 一般6000円、メンバーズ5400円 U-25 3500円
A席 一般4000円、メンバーズ3600円 U-25 2000円
【一般】2016年1月30日(土)
【メンバーズ】2016年1月24日(日)


コンドルズ 埼玉公演2016年新作

近藤良平率いるコンドルズの埼玉新作シリーズも今回で10回目。結成20周年を迎えるのだそうです。

構成・映像・振付 近藤良平 出演:コンドルズ

2016年6月18日(土) 開演14:00、19:00
     6月19日(日) 開演15:00

チケット
S席 一般5000円、U-25 3000円
A席 一般3500円、U-25 2000円

【一般】2016年3月5日(土)


フィリップ・ドゥクフレ カンパニーDCA
「CONTACT-コンタクト」

2014年のベスト・オブ・シーンを再構成した「パノラマ」も記憶に新しいフィリップ・ドゥクフレのカンパニーDCAの最新作が早くもやってきます。この春にはシルク・ドゥ・ソレイユで演出を手掛ける「Paramour」がブロードウェイで幕を開けるドゥクフレ。ゲーテの「ファウスト」にインスパイアされた「CONTACT-コンタクト」は、音楽、サーカス、コント、映像、そしてダンスが交錯し、ドゥクフレの”現在”が凝縮された摩訶不思議な世界です。

演出・振付 フィリップ・ドゥクフレ 出演 カンパニーDCA
2016年10月末 (詳細は四月以降発表)

チケット
S席 一般6000円、メンバーズ5400円 U-25 3500円
A席 一般4000円、メンバーズ3600円 U-25 2000円


ピナ・バウシュ ヴッタパール舞踊団
「NELKEN-カーネーション」

「カフェ・ミュラー」「春の祭典」「コンタクトホーフ」に並び伝説として語り継がれてきた「NELKEN-カーネーション」が27年ぶりに再来日します。必見の舞台

演出・振付 ピナ・バウシュ 出演 ヴッタパール舞踊団

2017年3月16日(木)19:00、17日(金)19:00、18日(土)15:00、19日(日)14:00

チケット
S席 一般11000円、U-25 7000円
A席 一般7000円、U-25 5000円
B席 一般5000円、U-25 3000円

【チケット取扱い】
■SAFチケットセンター
・電話 0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場休館日を除く10:00~19:00)
 ※一部携帯電話、PHS、IP電話からは、ご利用いただけません。
・SAFチケットオンライン https://www.ticket.ne.jp/saf/


■窓口
・彩の国さいたま芸術劇場(休館日を除く10:00~19:00) アクセス

■プレイガイド
・イープラス http://eplus.jp
・チケットぴあ http://t.pia.jp
 0570-02-9999(音声自動認識/Pコード:446-938)
・ローソンチケット http://l-tike.com/
 0570-000-407(オペレーター対応)
 0570-084-003(Lコード:36567)

【お問い合わせ先】
SAFチケットセンター 0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場休館日を除く10:00~19:00)
※一部携帯電話、PHS、IP電話からは、ご利用いただけません。

Zarely オンライン バレエ・ガラ 1月31日に開催

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Zarély Dance Wearというドイツのダンスウェアの会社が主催で、Online Gala of Starsというガラが開催されます。

https://www.facebook.com/zarelywear/

https://www.facebook.com/events/1702392676639496/

1月31日(日)の日本時間25時30分 (月曜の午前1時半)より、7時間にもわたって、世界のトップダンサーの踊りをインターネットで生中継するというものです。言ってみれば、「ワールド・バレエ・デー」のガラ公演版とでもいうべき試みですね。オンラインなので、ダンサーも世界中のどこからでも参加できるわけです。

中継サイトはこちらです。
https://www.zarely.co/


参加するダンサーは以下の予定。豪華な顔ぶれです。

IIana Salenko, Marian Walter ヤーナ・サレンコ、マリアン・ワルター (ベルリン国立バレエ)

Yuan Yuan Tan, Luke Ingham, Frances Chung and Taras Domitro ヤンヤン・タン、ルーク・インガム、フランシス・チュン、タラス・ドミトロ (サンフランシスコ・バレエ)

James Whiteside ジェームズ・ホワイトサイド (ABT)

Paulo Arrais パウロ・アライス (ボストン・バレエ)

Amber Scott and Ty King-Wall アンバー・スコット、タイ・キング・ウォール (オーストラリア・バレエ)

Lucia Lacarra and Marlon Dino ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ (ミュンヘン・バレエ)

Lauren Lovette and Gonzalo Garcia ローレン・ラヴェット、ゴンザロ・ガルシア (NYCB)

Ana Sophia Scheller アナ・ソフィア・シェラー (NYCB)

Joaquin de Luz ホアキン・デ・ルース (NYCB)

Denys Cherevychko and Kiyoka Hashimoto デニス・チェレヴェチコ、橋本清香 (ウィーン国立バレエ)

Artur Shesterikov and Maia Makhateli マイア・マッカテリ、アルトゥール・シェステリコフ (オランダ国立バレエ)

Sonia Rodriguez and Naoya Ebe ソニア・ロドリゲス、江部直哉 (ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)

マイア・マッカテリが、このガラへの参加について告知したプレスリリース

http://agenda.ge/news/51328/eng

アメリカのDance Magazine誌の記事
http://dancemagazine.com/news/a-star-studded-international-gala-at-your-fingertips/


このイベントのFacebookサイトを見ていると、参加ダンサーがそれぞれの方法で参加を告知していて、なかなか楽しいですね。時差の関係で、なかなか日本からリアルタイムで視聴するのは難しそうですが。

ローザンヌ国際コンクールがいよいよ始まります

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第44回を迎えるローザンヌ国際コンクールが、いよいよ2月1日より始まります。

http://www.prixdelausanne.org/

プレスリリース

300人の応募者から選ばれた、19か国からの71人のセミファイナリストが参加します。2月5日金曜日に観客を前に準決勝が行われ、20人のファイナリストが選ばれます。そして2月6日土曜日に決勝が行われます。7人の入賞者が1年間のスカラシップを授与されます。

今年の審査委員長は、元ABTプリンシパルで、現在はウルグアイ国立バレエの芸術監督であるフリオ・ボッカです。

決勝戦の審査が行われている間、過去の受賞者や、コンクールのパートナーである組織に所属しているダンサーがパフォーマンスを行います。今年は、94年に受賞したディアナ・ヴィシニョーワが、マルコ・ゲッケの作品を踊り、こちらもネット中継されます。また、ローザンヌ国際コンクールのパートナーカンパニーであるオランダ国立バレエのジュニアカンパニーの12人のダンサーによる2作品のパフォーマンスも行われます。

またローザンヌ国際コンクールでは、毎日ダンス・ダイアローグという無料のイベントが行われ、一般の人も参加することができます。ここでは、ニコライ・ツィスカリーゼ、ヴィヴィアナ・デュランテ、ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセル・ゴメスが自らのキャリアについて語り、ざっくばらんな形で質問に答えます。

今年も、ローザンヌ国際コンクールは毎日バックステージのイベントをネット生中継し、世界中のダンスファンにコンクールを内側から体験する機会を提供します。2月5日の準決勝と6日の決勝戦は、ローザンヌ国際コンクールのウェブサイトと、Arte Concertで生中継されます。


中継スケジュール

公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/playlist?list=PLe146Eh6XHuR9pR23Rb2GWuwWNyxQFRbX

Monday 1st   4 pm to 5 pm GMT+1 (ヨーロッパ時間16時-17時、日本時間だと24時―25時)
Tuesday 2nd 4 pm to 5 pm GMT+1 (ヨーロッパ時間16時-17時、日本時間だと24時―25時)
Wednesday 3rd 4 pm to 5 pm GMT+1 (ヨーロッパ時間16時-17時、日本時間だと24時―25時)
Thursday 4th 4 pm to 5 pm GMT+1 (ヨーロッパ時間16時-17時、日本時間だと24時―25時)
Friday 5th – Selections  準決勝
   Girls A + Boys A 10 am to 1 pm GMT+1 (ヨーロッパ時間10時-13時、日本時間だと18時―21時)
   Girls B + Boys B 2.30 pm to 5.30 pm GMT+1 (ヨーロッパ時間14時30分-17時30分、日本時間だと22時30分―25時30分)
Friday 5th – Selections results 6.30 pm to 7 pm GMT+1 結果発表 (ヨーロッパ時18時30分-19時、日本時間だと26時30分―27時)
Saturday 6th – Finals 3 pm to 6 pm GMT+1 決勝 (ヨーロッパ時間15時-18時、日本時間だと23時―26時)

ローザンヌ国際バレエコンクール2016の出場者発表
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2015/11/2016-350a.html
出場者一覧
http://www.prixdelausanne.org/wp-content/uploads/2015/11/Selected-candidates-2016.pdf

ウェイン・マクレガーが振付けたケミカル・ブラザーズのPV/「スーパープレゼンテーション」再放送

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1月27日に放映された、
NHK Eテレ スーパープレゼンテーション
ウェイン・マクレガー Wayne Mcgregor
「ダンス 振り付け師が明かす創作の秘密」ご覧になりましたか?

マクレガーが二人のダンサーと共に、実際に新しい作品を創作していくプロセスを観ることができて、とても面白かったです。非常に頭の回転の速い方ですよね。

http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/160127.html

こちらで映像とスクリプト、吉田都さんのコメントも読むことができます。

再放送もあります。

2016年2月1日(月) 午前0:45~午前1:10(日曜深夜)


さて、ウェイン・マクレガーといえば、トム・ヨークのPVの振付をしていることでも知られていますが、今度はケミカル・ブラザーズのPVも振付けました。踊っているのは、ロイヤル・バレエスクール出身で元ドレスデン・バレエ、スコティッシュ・バレエ、現在はダンサーの傍らモデルや女優(今年のアカデミー賞にノミネートされている映画「エクス・マキナ」に出演)としても活躍している日英ハーフのSonoya Mizunoです。

The Chemical Brothers - Wide Open ft. Beck

Zarely オンライン バレエ・ガラ の上演作品と出演時間

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Zarély Online Gala of Starsの上演作品と出演時間が発表されていたので、追記しますね。

視聴サイト http://www.zarely.co/

https://www.facebook.com/zarelywear/

https://www.facebook.com/events/1702392676639496/

アーカイブは全編視聴可能です。

(日本時間表記です)

<第一部>

2/1 午前2:00  Mateo Klemmayer (ZarélyのCEOでガラの芸術監督、元サンフランシスコ・バレエ)より挨拶

2:20 デニス・チェレヴェチコ、橋本清香 (ウィーン国立バレエ) 「ドン・キホーテ」、インタビュー、視聴者からのQ&A

2:40 マイア・マッカテリ、アルトゥール・シェステリコフ (オランダ国立バレエ) In Light And Shadows (クリストフ・パストール振付)、インタビュー、視聴者からのQ&A

3:00 ヤーナ・サレンコ、マリアン・ワルター (ベルリン国立バレエ) 「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ インタビュー、視聴者からのQ&A

3:20 サンフランシスコ・バレエのプリンシパルによるインタビューと映像 ヤンヤン・タン、ヴァネッサ・ザホリアン、ダヴィッド・カラペティアン、ルーク・インガム、フランシス・チュン、タラス・ドミトロ、ドリス・アンドレ、ジョセフ・ウォルシュ、パスカル・モラ、ティート・ヘリメッツ(サンフランシスコ・バレエ)

3:30 サンフランシスコ・バレエのダンサーたちによる対談と映像

3:45 米国でトップのコンディショニング、リハビリトレーナー、Lisa Giannoneと、米国トップカンパニーのプリンシパルたちによる対談

4:00 第一部終了

<第二部>

5:20 Mateo KlemmayerとLisa Giannoneによる挨拶

5:40 リア・シリオ、ポール・クレイグ、パウロ・アライス (ボストン・バレエ) 「バッハ組曲 パ・ド・ドゥ」(ヨルマ・エロ振付) インタビュー、視聴者からのQ&A

6:00 ソニア・ロドリゲス、江部直哉 (ナショナル・バレエ・オブ・カナダ) 「ロミオとジュリエット」寝室のパ・ド・ドゥ (アレクセイ・ラトマンスキー振付) インタビュー、視聴者からのQ&A

6:20 アナ・ソフィア・シェラー(NYCB)、ニコライ・ゴロディスキー(ペンシルベニア・バレエ) 「海賊」パ・ド・ドゥ インタビュー、視聴者からのQ&A

6:35 ゴンザロ・ガルシア (NYCB) Brubeck Solo (ラー・ルヴォビッチ振付) インタビュー、視聴者からのQ&A

6:50 ジェームズ・ホワイトサイド (ABT) James Whiteside Acceptance Solo (Jack Ferver振付) インタビュー、視聴者からのQ&A

7:05 アンバー・スコット、タイ・キング・ウォール (オーストラリア・バレエ) 「眠れる森の美女」パ・ド・ドゥ (デヴィッド・マッカリスター振付)

7:25 Mateo Klemmayerによる閉会のあいさつ

質問は、このガラのFacebookページ、InstagramTwitterで受け付けているとのことで、それらの質問に、出演者がこの番組で応えてくれるそうです。ハッシュタグ#‎dancezarelylivegala‬

なお、こちらのガラは後日もオンラインで視聴できるようになるとのことです。


ロイヤル・バレエの来日公演キャスト変更

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英国ロイヤル・バレエの来日公演、当初バレエの祭典会員向けに来ていた案内からの、「ロミオとジュリエット」のキャスト変更が出ていました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/2016-6.html

<変更前>
ロミオとジュリエット
6/16(木)18:30 ローレン・カスバートソン、フェデリコ・ボネッリ
6/17(金)18:30 ナタリア・オシポワ、マシュー・ゴールディング
6/18(土)13:00 サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ
6/18(土)18:00 マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
6/19(日)13:00 ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー

<変更後>
ロミオとジュリエット
6月16日(木)6:30p.m. ローレン・カスバートソン&フェデリコ・ボネッリ
6月17日(金)6:30p.m. ヤーナ・サレンコ&スティーヴン・マックレー
6月18日(土)1:00p.m. サラ・ラム&ワディム・ムンタギロフ
6月18日(土)6:00p.m. ナターリヤ・オシポワ&マシュー・ゴールディング
6月19日(日)1:00p.m. マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス

というわけで、オシポワ&ゴールディング、サレンコ&マックレー、ヌニェス&ソアレスの出演日が変更となっていますので、ご注意ください。

「ジゼル」は当初予定から変更はありません。

6月22日(水)7:00p.m. マリアネラ・ヌニェス&ワディム・ムンタギロフ
6月24日(金)7:00p.m. ナターリヤ・オシポワ&マシュー・ゴールディング
6月25日(土)2:00p.m. サラ・ラム&スティーヴン・マックレー
6月26日(日)2:00p.m. ローレン・カスバートソン&フェデリコ・ボネッリ

◆会場:東京文化会館

◆入場料
S=¥25,000 A=22,000 B=¥19,000 C=¥15,000 D=¥11,000 E=¥8,000

◆NBS WEBチケット先行予約(座席選択 S~D席) 2/22(月)21:00~2/25(木)18:00 

◆一斉発売開始 2016年2月27日(土)10:00~


あと、福山での公演も予定されています。
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/r-rose/59815.html

福山市市制施行100周年記念協賛 
■ 英国ロイヤル・バレエ団日本公演『ジゼル』

2016年7月6日(水)18:30開演(17:45開場)

バレエ:英国ロイヤル・バレエ団
アルブヒト役:スティーヴン・マックレー

バレエ界を舞台にしたドラマ「フレッシュ・アンド・ボーン」がAmazonプライム・ビデオにて、2月1日より配信

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以前、こちらのサイトでも紹介した、バレエ界を舞台にしたドラマ『フレッシュ・アンド・ボーン』
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2015/09/flesh-and-bone-.html

こちらが、、Amazonプライム会員向けに提供している見放題・映像配信サービス 「プライム・ビデオ」 にて、2月1日(月)より独占配信されることになりました。

プレスリリース
http://www.dreamnews.jp/press/0000126208/

Photo
(C) 2015 Starz Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

http://www.amazon.co.jp/dp/B01B3GR3N6/ref=cm_sw_r_tw_dp_x54Rwb0TGMJP3

『フレッシュ・アンド・ボーン』は、ニューヨークの一流バレエ団に入団した若きダンサーを通して、華やかなバレエ界の厳しい舞台裏を描いたヒューマンドラマです。

『ブレイキング・バッド』で壮絶な人間ドラマを描き、3度エミー賞を受賞している脚本家のモイラ・ウォリー・ベケットが、本作では華やかなクラシックバレエ界の裏側の世界を描き、これまでのバレエ物語とは一線を画する作品と注目を集めています。

主役のバレリーナ役を、ドレスデン・バレエのドゥミ・ソリストであるサラ・ヘイが演じ、彼女の迫真の演技力も高く評価され、第73回ゴールデングローブ賞のミニシリーズ・テレビ映画部門にて主演女優賞にノミネートされたほか、第6回放送テレビ批評家協会賞と第19回サテライト・アワードでも主演女優賞にノミネートされています。

この他に、元ABTで、映画「センター・ステージ」にも出演したサシャ・ラデツキー、ABTのプリンシパルだったイリーナ・ドヴォロヴェンコ、元マイアミ・シティ・バレエで「アメリカン・ダンス・アイドル」で活躍したアレックス・ウォン、そしてデンマーク・ロイヤル・バレエのカーリング・タルコットら、現役のバレエダンサー中心のキャストとなっています。

内容はかなりダークなものとなっていて暴力的な描写もあり、一部ではステロタイプ的である、バレエの負の側面を強調しすぎていると、特にバレエファンからは批判を浴びた作品でした。ただし、出演者はほとんどがプロのバレエダンサーであるため、ダンスシーンは本格的であること、サラ・ヘイがゴールデングローブ賞にノミネートされるほどの迫真の演技をしたことは高く評価されていました。

『フレッシュ・アンド・ボーン』 原題:FLESH AND BONE シーズン1  作品概要

『ブレイキング・バッド』の脚本家モイラ・ウォリー・ベケット 最新作
第73回ゴールデングローブ賞  ミニシリーズ テレビ映画部門 主演女優賞(サラ・ヘイ)ノミネート
第6回放送テレビ批評家協会賞 TV映画/ミニシリーズ部門 主演女優賞(サラ・ヘイ)ノミネート
第19回 サテライト・アワード ミニシリーズ・テレビ部門 主演女優賞(サラ・ヘイ)ノミネート

ニューヨークの一流バレエ団に入団した若きダンサー、クレアを通して、華やかなバレエ界の厳しい舞台裏を描く。つらい過去を背負い、ニューヨークの一流バレエ団に入団した若きダンサー、クレア。本作は果敢にも、華麗なバレエ界のダークな舞台裏に切り込み、複雑なストーリーを展開していく。性的虐待を受けて心に傷を抱えたクレアは、並外れた才能と野心を持ちながら、自己破壊傾向をコントロールできない。芸術監督の気まぐれな謀略。過去からの招かれざる訪問者。はやり立つ野心と苦悩の狭間で、クレアは衝動的な行動を繰り返していく・・・。

エグゼクティブ・プロデューサー:モイラ・ウォリー・ベケット
出演:サラ・ヘイ 『ブラック・スワン』、ベン・ダニエルズ 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
エミリー・タイラ、イリーナ・ドヴォロヴェンコ

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バンジャマン・ミルピエ、パリ・オペラ座バレエ芸術監督を辞任か?

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2014年秋にパリ・オペラ座バレエ史上最年少の芸術監督に就任したバンジャマン・ミルピエ。一部に批判がありつつも、よりアメリカ的なレパートリーを多く導入しました。またエトワールではなく下のランクからの積極的な起用、将来における昇進試験の廃止、様々なアートの分野のアーティストとコラボレーションした映像プラットフォーム3e Stage、ダンサーの健康面に配慮して床を改善させたりフィジオテラピーを強化するなど、いろいろな改革を打ち出していました。

しかしここにきて、Paris Match誌で、爆弾的なニュースが掲載されています。

Benjamin Millepied sur le depart
http://www.parismatch.com/Culture/Spectacles/Benjamin-Millepied-sur-le-depart-907585

パリ・オペラ座バレエは、来シーズンのレパートリーを発表するため、2月10日に記者会見を行う予定です。その際に辞任の件が発表になるようです。→2/4(木)15時より記者会見が行われます。

辞任の理由はまだはっきりしていません。いくつかの噂があり、一つは、妻で女優のナタリー・ポートマンがアメリカで女優業を行いたいという希望があること。また、オペラ座バレエにおいては組織上の問題があって意思決定がしにくいこと。ミルピエの立場では、振付と芸術監督業の両方を求められていたのですが、もっと自分の思い通りに行いたい、L.A.ダンスプロジェクトでの仕事を行いたいのではないかという推測もあります。ただこれはまだ推測に過ぎません。

2016-7シーズンについては、ミルピエが、別れのしるしとして2作品、新作を発表するとのことです。

有名女優を夫に持つ若き芸術監督ということで、ミルピエのメディア露出は非常に高かったのですが、オペラ座側は、必ずしもそれを喜ばしいことと考えておらず、特に12月にカナル・プリュスが製作したドキュメンタリーは不興を買ったようです。ただ、New York Times等は彼のプログラミングを評価していたようでした。辞任の時期については、おそらく今シーズン末を待たない、即時になるのではないかということのようで、後任探しは喫緊の課題となります。

なお、ミルピエの新作La nuit s’achèveを含むトリプルビル「Tombe(ジェローム・ベル新作)」、「La nuit s’achève」、「ゴールドバーグ・ヴァリエーション(ジェローム・ロビンス)」は2月5日が初日です。また、2月20日は、バンジャマン・ペッシュのさよなら公演で、特別に「ル・パルク」と「イン・ザ・ナイト」が彼の出演により上演されます。

こちらのダンスキューブのバンジャマン・ペッシュのインタビューは大変興味深いものです。ペッシュは現在、ミルピエの右腕としてアーティスティック・コラボレーターという肩書で働いています。今後の彼の立場はどのようなものになるのでしょうか。
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-paris/paris1601b.html

追記:ペッシュは、後任が決まるまで芸術監督代行を務めるようです。

<追記>
明日、ステファン・リスナー総裁がこの件について記者会見を行います。ミルピエの辞任はほぼ確実のようです。

フィガロ紙の記事
http://www.lefigaro.fr/culture/2016/02/03/03004-20160203ARTFIG00344-opera-de-paris-benjamin-millepied-sur-le-depart.php

ミルピエはその知名度の高さで、彼の振付けた作品については観客動員は非常に良かったとのことです。したがって、芸術監督の座を離れても、オペラ座の振付家として引き続き活動を続ける可能性はあるかもしれません。オープニングガラでは、多額の寄付金を集めることにも成功しました。1年に新作を10本上演するという意欲は素晴らしかったと評価されていました。しかしながら、あまりに急にやり方を変えてしまったため、ダンサーたちからの不満はかなりあったようです。記者会見は明日フランス時間午後3時からだそうです。

<さらに追記>
わかりやすい英語の記事が出ていたので、ご紹介します。
Millepied 'to quit' Paris ballet: reports
http://www.france24.com/en/20160203-millepied-quit-paris-ballet-reports

やはり、昨年クリスマス前に放映されたカナルプリュスのドキュメンタリーが問題視されていたようです。この番組の中では、オペラ座のバレエはきわめて保守的で、ヒエラルキー主義的で、内部競争に取りつかれていると主張していました。そして自分たちが名乗るほどの素晴らしいカンパニーではなく、公演は時々「非常に退屈で壁紙のよう」だと語りました。ダンサーたちに、コンテンポラリーを踊るときと同じくらい、クラシックでも自分を解き放つようにしなさいとアピールし「これは楽しくないのか?」と叫んでいる様子が映し出されました。しかし、そのような欠点がありながらも、オペラ座は「世界でおそらく最も素晴らしいモダンダンスのカンパニー」だと語っていました。

一方、ミルピエの妻であるナタリー・ポートマンは、夫のオペラ座芸術監督就任に伴い、4歳になる息子と共にパリに引っ越しました。彼女の初めての監督作「A Tale of Love and Darkness」は昨年のカンヌ国際映画祭で上映されました。しかし、彼女は、ハリウッドでのキャリアを再始動させたいと思っており、ジャクリーン・ケネディの伝記映画に主演する契約を結んだところです。


<追記>
こちらのルモンドの記事には、カール・パケット、ステファン・ビュリヨンという二人のエトワールからのコメントがあります。

Benjamin Millepied sur le départ à l’Opéra de Paris ?
http://www.lemonde.fr/culture/article/2016/02/04/benjamin-millepied-va-t-il-quitter-l-opera-de-paris_4858949_3246.html

本日の午後3時(日本時間夜11時)の記者会見の一時間前に、オペラ座のダンサーたちに正式な説明が行われる予定です。

「私たちは、記事によってミルピエが辞任することを知りました」とカール・パケットは語りました。「でも、これはきっと起きることだろうと少し前から思っていました」

ステファン・ビュリヨンがこのように付け足しました。「12月からバレエ団内の空気は波乱に富んでおり、その嵐は去っていません」

カナルプリュスの番組で、ミルピエはこのように語りました「オペラ座は世界で最も優れたバレエ団であるべきです。オペラ座の素晴らしさって実際のところなんですか?このバレエ団が踊っている方法には自分は満足していません。本当の素晴らしさが観たい」そしてこのように結論付けました。オペラ座は、クラシックバレエにおいてはベストではないけど、コンテンポラリーランスでは一番だと。

さらに、12月18日のフィガロ紙で、ミルピエはオペラ座バレエの批判を続けました。「ラ・バヤデール」の影の王国について彼はこのように批判したのです。「ダンサーは、表現するために存在しているのであって、壁紙の模様のように存在しているだけではだめだ」また、クラスレッスンへの参加は、週5回参加すべきであって、2,3回ではいけないとも語りました。また、若いダンサーに向けては、起業家精神を持つべきであって、たとえばソーシャルネットワークを使っての資金調達の方法、キャリアを管理することが必要であると推奨しました。

これらの発言に対して、ダンサーたちの怒りがさく裂しました。カール・パケットは次のように語っています。「ミルピエがオペラ座のダンサーたちに見せている不敬な態度、オペラ座バレエを貶めている様子を示したこの記事を読んでショックを受けました。私はこの劇場で30年間踊ってきました。パリ・オペラ座を愛しています。この6か月間、こんなに不快に思ったことはありませんでした。だが、この記事は、彼が退任することを示唆しているとも感じました」
実際、この記事の中で、ミルピエは、「ここで達成できなければ、他の場所で実現させます」と語っています。


彼の仕事の補佐をする人は誰でしょう。メートル・ド・バレエのクロチルド・ヴァイエは病気のため、長いこと出勤していません。彼女の後任となるはずだったオーレリー・デュポンは結局、この仕事に就くことを断りました。公式にはミルピエのチームは結成されていませんが、彼の仕事の補佐は、現在バンジャマン・ペッシュが行っています。妻のポートマンは「パリでは安全だと感じていません」と語っており、オペラ座の仕事にはタッチしていません。
(以上、ルモンドの記事の引用)

マウロ・ビゴンゼッティは正式にミラノ・スカラ座の芸術監督に就任

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マハール・ワジーエフがボリショイ・バレエの芸術監督に就任して空席となったミラノ・スカラ座の芸術監督の座。マウロ・ビゴンゼッティが有力であるという報道がありましたが、このほど2月1日月曜日に、正式に彼が就任することが発表されました。

Mauro Bigonzetti to Direct La Scala Ballet
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2016/02/02/mauro-bigonzetti-to-direct-la-scala-ballet/?smid=tw-nytimesarts&smtyp=cur

55歳のビゴンゼッティの有力な対抗馬は、ローラン・イレールと、現スカラ座エトワールのロベルト・ボッレだったそうです。その中で、コンテンポラリーの振付家が芸術監督に決まったということは、今までクラシック作品中心だったカンパニーの方向性が大きく変わる可能性を示唆しています。

ビゴンゼッティの作品は、スカラ座のほか、シュツットガルト・バレエ、ENB、ボリショイ・バレエ、アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター、そしてNYCBにて上演されてきました。NYCBでは、今まで彼の作品が4作品上演されています。

ミラノ・スカラ座は伝統と格式のある大きなバレエ・カンパニーであり、今まで小規模なアテルバレットの芸術監督だったビゴンゼッティがどのような腕を振るえるのかは未知数です。また、ダンサーの一部はこの就任に反対しているようです。ミルピエのように失敗しなければ良いのですが。

エトワール・ガラ2016のプログラム

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エトワール・ガラ2016のプログラムが発表されています。5回目を迎えるとは素晴らしいですよね。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/16_gala.html

注目は、「月夜に煌めくエトワール」での上演が実現しなかった『失われた楽園』 *世界初演、大石裕香さんの振付作品、エルヴェ・モロー&オードリック・ベザールの『プルースト――失われた時を求めて』より“モレルとサン=ルー”でしょうか。なかなか観られない、リアム・スカーレットやクリストファー・ウィールドン、さらにティアゴ・ボァディンの作品などもあって、非常に興味深いです。

エトワール・ガラのプロデュースで経験を積んだバンジャマン・ペッシュが、パリ・オペラ座ではミルピエの右腕として働き、次の芸術監督が決まるまで芸術監督を代行するということも、すごいことです。

【Aプログラム】
『グラン・パ・クラシック』
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール
出演:ローラ・エケ&オードリック・ベザール

『シンデレラ・ストーリー』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『This Bitter Earth』
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:マックス・リヒター/クライド・オーティス
出演:エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

『プルースト――失われた時を求めて』より“モレルとサン=ルー”
振付:ローラン・プティ
音楽:ガブリエル・フォーレ
出演:エルヴェ・モロー&オードリック・ベザール

『失われた楽園』 *世界初演
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:マチュー・ガニオ&エルヴェ・モロー

『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

『感覚の解剖学』
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:マーク=アンソニー・タネジ
出演:ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン

『スターバト・マーテル』
振付:バンジャマン・ペッシュ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ
出演:ドロテ・ジルベール&バンジャマン・ペッシュ

『パ・ド・デュー』
振付:ジーン・ケリー  監修:クロード・ベッシー
音楽:ジョージ・ガーシュイン
出演:エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ

『Sanzaru』
振付:ティアゴ・ボァディン
音楽:フィリップ・グラス
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『アザーダンス』
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ
ピアノ:久山亮子

【Bプログラム】
『シンデレラ』
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

『病める薔薇』
振付:ローラン・プティ
音楽:グスタフ・マーラー
出演:エレオノラ・アバニャート&オードリック・ベザール

『With a Chance of Rain』
振付:リアム・スカーレット
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
出演:ローラ・エケ、ドロテ・ジルベール、エルヴェ・モロー、マチュー・ガニオ
ピアノ:久山亮子

『クローサー』
振付:バンジャマン・ミルピエ
音楽:フィリップ・グラス
出演:エレオノラ・アバニャート&エルヴェ・モロー
ピアノ:久山亮子

『See』
振付:大石裕香
音楽:アルヴォ・ペルト
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『人魚姫』
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

『ランデヴー』
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョゼフ・コスマ
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&バンジャマン・ペッシュ

『三人姉妹』
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&オードリック・ベザール

『ロミオとジュリエット』
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:ドロテ・ジルベール&ユーゴ・マルシャン

『シルヴィア パ・ド・ドゥ』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:レオ・ドリーブ
出演:ローラ・エケ&ユーゴ・マルシャン


※上演順での記載ではございません。
※ピアノ演奏者の記載のない演目は録音を使用いたします。

エレオノラ・アバニャート(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
アマンディーヌ・アルビッソン(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
ドロテ・ジルベール (パリ・オペラ座バレエ エトワール)
ローラ・エケ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
バンジャマン・ペッシュ(パリ・オペラ座バレエ エトワール) 
マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
エルヴェ・モロー(パリ・オペラ座バレエ エトワール) 
オードリック・ベザール(パリ・オペラ座バレエ プルミエ・ダンスール)
ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ プルミエ・ダンスール) 
シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルグ・バレエ プリンシパル) 
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルグ・バレエ プリンシパル)

久山亮子(パリ・オペラ座バレエ 専属ピアニスト)

公演日程

2016/8/3(水)~7(日) 全5回公演

チケット
S¥17,000 A¥13,000 B¥9,000(税込)
◆S席セット券 ¥32,000(税込) ※Aプロ・Bプロ同時にご購入の場合のみ

※5歳以上は入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※セット券は各プログラム毎に公演日をお選びいただけます。
※セット券は限定数、Bunkamuraチケットセンターのみでのお取扱い。予定枚数に達し次第、販売を終了いたします。

MY Bunkamura先行販売
2016/02/25(木)

先着制

※セット券は、MY Bunkamura先行販売、一般販売ともにオンライン販売はございません。
 お電話での受付のみとなります。
※電話番号ほか詳細は、2月中旬以降に配信予定のメールマガジンでお知らせいたします。

《セット券のご予約方法について》
※セット券は【電話のみの受付】となります。(他注意事項はBunkamuraサイトをご確認ください)

一般発売

2016/03/06(日)

チケット取扱い

<Bunkamuraでのお申込み>

Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30>
03-3477-9999

Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~19:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>

※発売初日<3/6(日)>はチケットカウンター(店頭)でのお取扱いはございません。

お問合せ

Bunkamura 03-3477-3244<10:00~19:00>

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