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NHK-BS プレミアムシアターで11月20日ハンブルグ・バレエ「ニジンスキー」放映

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Twitterで教えていただきましたが、NHK-BSプレミアム、プレミアムシアターで11月20日(11月19日深夜)にハンブルグ・バレエの「ニジンスキー」が放映されます。

http://www4.nhk.or.jp/premium/

これは今年の5月25・27日に収録されたものです。来年2月のハンブルグ・バレエの来日公演の予習にうってつけですね。しかも、ニジンスキー役と言えばこの人、ニジンスキー本人が憑依したようなアレクサンドル・リアブコ主演なのがとても嬉しいです。

11月20日(月)【11月19日(日)深夜】午前0時00分~

◇ハンブルク・バレエ「ニジンスキー」

<演 目>
バレエ「ニジンスキー」(全2幕)
音楽:前奏曲 ハ短調 作品28 第20 ショパン 作曲
ウィーンの謝肉祭の道化 シューマン 作曲
交響組曲「シェエラザード」から リムスキー・コルサコフ 作曲
ビオラ・ソナタ 作品147から ショスタコーヴィチ 作曲
交響曲 第11番 ト短調 作品103「1905年」 ショスタコーヴィチ 作曲
振付・舞台美術・衣装:ジョン・ノイマイヤー

<出 演>
ヴァスラフ・ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
ロモラ・ニジンスキー(ヴァスラフの妻):カロリーナ・アグエロ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ(ヴァスラフの妹):パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー(ヴァスラフの兄):アレイズ・マルティネス
セルゲイ・ディアギレフ(パトロン・興行師):イヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレーダ(ヴァスラフの母):アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー(ヴァスラフの父):カーステン・ユング
タマーラ・カルサヴィナ(バレエダンサー):シルヴィア・アッツォーニ
レオニード・マシーン(新ダンサー):ヤコポ・ベルーシ ほか
ハンブルク・バレエ団

収録:2017年5月25・27日 ハンブルク国立歌劇場(ドイツ)

◇マリインスキー・バレエ「アンナ・カレーニナ」
<演 目>
バレエ「アンナ・カレーニナ」(全2幕)
ロディオン・シチェドリン 作曲
振付:アレクセイ・ラトマンスキー

<出 演>
アンナ・カレーニナ:ウリヤーナ・ロパートキナ
アレクセイ・カレーニン:ヴィクトル・バラーノフ
ヴロンスキー伯爵:アンドレイ・エルマコフ
シチェルバツキー公女(キティ):スヴェトラーナ・イワノワ
ステパン・オブロンスキー(スティーヴァ):ドミートリ・プハチョフ
ダリヤ・オブロンスカヤ(ドリー):クセーニャ・オストレイコーフスカヤ
コンスタンティン・リョーヴィン:フィリップ・スチョーピン
ベッツィ公女:ソフィア・グメローワ ほか
マリインスキー劇場バレエ団

<管弦楽>マリインスキー劇場管弦楽団
<指 揮>ワレリー・ゲルギエフ

収録:2014年3月4・5日 マリインスキー劇場(ロシア サンクトペテルブルク)


*********

なお、今週末、10月16日(月)【10月15日(日)深夜】には、「ルグリ・ガラ ~運命のバレエダンサー~」と再放送ですがボリショイ・バレエ「眠りの森の美女」の放映があります。こちらもお忘れなく!


◇ルグリ・ガラ ~運命のバレエダンサー~(0:03:00~2:31:30)
<演 目>
「ジゼル」から パ・ド・ドゥ
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジュール・ペロー、ジャン・コラリ
「ランデヴー」
音楽:ジョセフ・コスマ
振付:ローラン・プティ
「フェアウェル・ワルツ」
音楽:フレデリック・ショパン/ウラジーミル・マルティノフ
振付:パトリック・ド・バナ
「白鳥の湖」から 黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ルドルフ・ヌレエフ(1964年ウィーン版)
「ドン・キホーテ」から パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
「Moment」(世界初演)
音楽:バッハ/ブゾーニ
振付:ナタリア・ホレツナ ほか

<出 演>
マニュエル・ルグリ(ウィーン国立バレエ団芸術監督・元パリ・オペラ座バレエ団/エトワール)
イザベル・ゲラン(元パリ・オペラ座バレエ団/エトワール)
マリアネラ・ヌニェス(英国ロイヤル・バレエ団/プリンシパル)
オルガ・スミルノワ(ボリショイ・バレエ団/プリンシパル)
ニーナ・ポラコワ(ウィーン国立バレエ団/プリンシパル) ほか

収録:2017年8月23・24日 東京文化会館 大ホール


◇ ボリショイ・バレエ「眠りの森の美女」(2:34:00~4:55:00)
<演 目>
「眠りの森の美女」(全2幕)
チャイコフスキー 作曲
原振付:マリウス・プティパ
改定振付:ユーリ・グリゴローヴィチ

<出 演>
オーロラ姫:スヴェトラーナ・ザハロワ
デジレ王子:デーヴィッド・ホールバーグ
リラの精:マリア・アラシュ
悪の精カラボス:アレクセイ・ロパレーヴィチ ほか
ボリショイ・バレエ団

<管弦楽>ボリショイ劇場管弦楽団
<指 揮>ワシーリ・シナイスキー


パリ・オペラ座バレエの2018年米国ツアー中止か

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パリ・オペラ座バレエは2018年7月に、リンカーンセンターフェスティバルの一環として、ニューヨーク公演を行い、また、シカゴとダラスでも公演を行うことになっていました。

予定されていた演目は、「ラ・シルフィード」、および「若者と死」、「エチュード」のプログラム、そしてフォーサイスの「ブレイク・ワークス」、クリスタル・パイトの「The Season's Canon」そしてイヴァン・ペレーズの新作という3つのプログラムでした。

ところで、このアメリカツアーが中止になるという報道が出ています。

フィリップ・ノワゼット氏による記事
http://www.sceneweb.fr/actu-tournee-ballet-de-lopera-de-paris-a-new-york-annulee/

まだパリ・オペラ座からの公式の発表はありません。

キャンセルの理由ですが、スポンサーの撤退による資金不足が最大の要因のようです。さらにリンカーンセンターフェスティバルの芸術監督が2017年7月に退任し、まだ後任が決定していません。パリ・オペラ座バレエは、今年7月のリンカーンセンターフェスティバルでは、ボリショイ・バレエ、NYCBと共演した「ジュエルズ」で「エメラルド」パートを上演しましたが、現地での批評は厳しいものだったようです。

詳しいことはこれ以上はわかっていませんので、続報が出るかと思います。

パリ・オペラ座バレエは6月の終わりから7月に上演する予定の作品は、これで「ラ・フィユ・マル・ガルデ」だけとなってしまいます。パリでの公演を増やすのか、あるいはほかの場所へのツアーに振り替えるのか、いずれになるとは思われますが。

前芸術監督のバンジャマン・ミルピエはこのようなツイートをしています。


アメリカでの芸術に振り向けられる資金はどんどん減ってしまってるという時代になってきているようです。

2018年3月東京シティ・バレエの『白鳥の湖』は豪華スタッフ・キャスト

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来年3月に、東京シティ・バレエ団は創立50周年記念公演『白鳥の湖』〜大いなる愛の讃歌〜という公演を行います。

http://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_000336.html

これは大変豪華な公演となっています。

まず、大野和士さんの指揮で東京都交響楽団が演奏するというのが話題となっています。都響がバレエ公演のピットに入るということは非常にまれなことです。もしかしたら初めてかもしれません。
http://www.tmso.or.jp/j/topics/detail.php?id=1194

そして、『白鳥の湖』の日本初演(1946年)で舞台美術を担当したのがかの藤田嗣治。その藤田嗣治が手がけた舞台美術を復元・新制作して上演するというのも大きな話題です。
今年、佐野勝也さんの「フジタの白鳥」という本が出版されましたが、これはわずかに残っていた『白鳥の湖』日本初演の舞台美術の貴重な資料や関係者の証言を基に、この作品の舞台美術を研究した、今は亡き佐野さんの労作であり絶筆です。この佐野さんの研究が、今回の舞台美術に大いに貢献していることでしょう。

出演者も豪華です。ベルリン国立バレエから、ロイヤル・バレエなど世界で活躍するヤーナ・サレンコとディヌ・タマズラカルをゲストに迎えます。

そしてバレエマスター(ゲスト)としてはウラジーミル・マラーホフとヴィズラフ・デュディックが参加。マラーホフといえば、最近クロアチア国立バレエで、マラーホフ版『白鳥の湖』を初演したところです。


演出・振付:石田種生
(プティパ・イワノフ版による)
指揮:大野和士
(東京都交響楽団・音楽監督)
美術:藤田嗣治
芸術監督:安達悦子
演出(再演):金井利久
演出助手:中島伸欣
バレエマスター(ゲスト):ウラジーミル・マラーホフ ヴィズラフ・デュディック
バレエマスター:小林洋壱
バレエミストレス:長谷川祐子 加藤浩子
バレエミストレス(民族舞踊):小林春恵
音楽:P.I.チャイコフスキー
演奏:東京都交響楽団
美術製作:堀尾幸男
照明:足立恒
衣裳:小栗菜代子
衣裳製作:工房いーち
大道具製作:東宝舞台
舞台監督:森岡肇

2018年3月3日(土)17:00開演 ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル
2018年3月4日(日)15:00開演 中森理恵、キム・セジュン
2018年3月6日(火)18:30開演 ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル

東京文化会館大ホール 

【チケット取扱】11月8日(水)10時発売
[東京シティ・バレエ団]
https://tcballet.official.ec/
ほか各種プレイガイド

これは大変注目される公演と言えますね。

フジタの白鳥 画家藤田嗣治の舞台美術フジタの白鳥 画家藤田嗣治の舞台美術
佐野 勝也

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10/7 K-Ballet Company 「クレオパトラ」

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熊川哲也さんが満を持して取り組んだ、初めてのオリジナルストーリーによる全幕バレエ『クレオパトラ』。

http://www.k-ballet.co.jp/performances/2017cleopatra

『クレオパトラ』のバレエ化といえば、1908年初演の、ミハイル・フォーキン振付、レオン・バクスト美術によるバレエ・リュスの作品があり、クレオパトラ役はイダ・ルビンシュタインが演じていたのだが、ストーリーなどは今回の熊川版『クレオパトラ』とは全く異なるもののようである。
https://nga.gov.au/exhibition/balletsrusses/default.cfm?MnuID=3&GalID=3

古典バレエ偏重の日本にあって、オリジナルの全幕作品を一から作り上げ、音楽も自身で探してきて、公演回数も多く設定するという大胆な賭けに出たところ、中村祥子さんが主演の日についてはチケットがソールドアウトを記録するという実績を上げた熊川さん、流石である。

クレオパトラ 浅川紫織
プトレマイオス 篠宮佑一
カエサル スチュアート・キャシディ
アントニウス 栗山廉
オクタヴィアヌス 杉野慧
ブルータス 石橋奨也
オクタヴィア 小林美奈
ポンペイウス ニコライ・ヴィユウジャーニン
案内人 佐野朋太郎
選ばれた神殿男娼 堀内將平
クレオパトラのお付き
 第一ヴァリエーション 矢内千夏
 第二ヴァリエーション 毛利実沙子
 第三ヴァリエーション 辻久美子
 第四ヴァリエーション 大井田 百

「クレオパトラ」は一言で言えば大人のバレエ。殺人、陰謀、そしてセックスと、日本のバレエではなかなか観られないものが観られる。熊川さんが「殺人が許されるのは劇場の中だけ」と語っていたとのことだけど、確かに人殺しのシーンを様々な演出で何回も登場させていた。ストーリーも、史実には基づいているものの、謎に包まれているクレオパトラの生涯とキャラクターをかなり自由な発想で作り上げている。歴史上の女性としては非常に有名なクレオパトラを主人公とすることで、日本国内にとどまらず世界のマーケットで通用する作品を作ろうとした意気込みを感じさせる作品だった。

1幕では、クレオパトラを取り巻く人物、弟のプトレマイオス、対立するカエサルとポンペイウスの争いが描かれる。クレオパトラは、才知に優れている一方でとても官能的な女性として描かれている。中でも印象的なのは、6人の神殿男娼の中からお気に入りを選び、情熱的な一夜をすごしたのちに毒殺するという衝撃的なシーン。日本のバレエでこれだけ濃厚なエロティックなシーンが観られるとは。いつもは清純な印象の強い浅川さんの悪女ぶりが際立った。絨毯に巻かれた姿でカエサルの前に現れるというドラマティックな場面も効果的に演出されていた。男性ダンサーたちの踊るシーンは、ニールセンの複雑な音楽によくぞここまで細かく振付けたという難しいパで構成されていたけれども、それを見事に踊りこなすダンサーたちの技量は素晴らしい。

一方で登場人物が非常に多いので、観る前にある程度登場人物の人間関係とあらすじを頭に入れておいた方が、舞台に集中できると感じた。クレオパトラのお付きの女性たちが一人ずつヴァリエーションを踊るシーンがあるのだけど、それぞれ技術的には素晴らしいのだけど、個々のヴァリエーションが印象に残りにくいものとなっていて、やや冗長に感じられた面もある。エジプト的なポーズというのは、バレエ的に美しく決めるのが難しいので、その辺をどうやってうまく融合させるかというのも振付家の手腕の見せ所。熊川さんはこの点は健闘していたけどさらに良くすることもできるように感じられた。

2幕は、カエサルと結ばれ幸福に暮らすクレオパトラだったが、カエサルは政敵に暗殺される。この暗殺シーンの演出は緊張感にあふれ非常にドラマティックで熊川さんの演出の手腕が光る出色のシーン。そしてカエサルの後継者オクタヴィアヌスと、カエサルの右腕だったアントニウスのライバル関係。クレオパトラと恋に落ちるアントニウス。オクタヴィアヌスの妹オクタヴィアを裏切ってクレオパトラの元に走ったアントニウスをオクタヴィアヌスが追いつめ、やがて終幕へ。

2幕では『スパルタクス』を思わせるようなローマ軍の勇壮な男性群舞がダイナミックな跳躍を繰り広げ、またアントニウスとオクタヴィアヌスがシンクロするように、競うように踊るところも見ごたえがあった。そしてクレオパトラが果てるラストシーンのドラマティックさも圧倒的だった。アントニウスの死に慟哭し、覚悟を決めたかのように激しく踊る浅川さん、ここでは渾身のソロから堂々とした最期まで魅せてくれた。

衣装とプロダクションデザインが素晴らしい。クレオパトラは蛇の化身という設定で、衣装の下に、フィッシュネットのようなものをまとい、それが蛇の鱗を思わせた。長いチュールを外すとボディスーツのようになっていて、浅川さんの長い肢体、肉体美が映える。舞台装置は、メトロポリタン・オペラやミラノ・スカラ座の舞台装置をデザインしてきたダニエル・オストリング。古代ローマやエジプトの雰囲気を巧みに取り入れながら、シンプルながら力強くドラマ性を盛り上げるもので、特に最終場面の装置は、作品の大団円を迎えるのにふさわしい象徴性のあるものとなっている。

音楽はカール・ニールセンの劇音楽「アラジン」。バレエ音楽として作られているわけではなく、この音楽に合わせて踊るのは大変そうだし、オープニングとラスト以外は耳に残るような曲も少ないけど、エキゾチックさがあって作品の世界観にはとてもよく合っているし、ラストの畳みかけるような盛り上げ方はとても効果的だった。作品の世界へと連れて行ってくれる音楽を見つけてきた熊川さんは凄い。

クレオパトラ役の浅川さんは、堂々たるヒロインぶりで、強さと美しさ、魔性の中に、政争に流されるヒロインの悲劇性、蛇の化身ならではの神秘性などを見せてくれた。このキャラクターのいろんな面を見せなければならないし、非常に多くの男性キャラクターとの踊りもあるので、深みのある感情表現を見せるのは難しい作品である。ラストシーンでの決意を込めた、力強い慟哭の踊りは鮮やかな印象を残すもので、公演を重ねるごとにどんどん表現も深くなっていくのではないかと思わせた。そして男性ダンサーが充実しているK-Balletだからこそ、これだけ男性キャスト中心の作品を作ることができるのではないだろうか。その中で、成熟した男性ならではの色気を感じさせたスチュアート・キャシディが特に魅力的だった。そして道化的な存在である案内人は、若手の佐野朋太郎さんが好演。すばしっこく軽やかでいいアクセントを作品に加えてくれた。

かなりの上演回数がある『クレオパトラ』の中で、2回目の公演、しかもこのキャストの初日ということもあり、時々スムーズにいかない部分もあったりしたが、これも上演を重ねていく中で完璧に近づいていくものと思われる。中村祥子さんの出演日がすべてソールドアウトということで観ることができないのが残念。公演の後半も観て、ダンサーたちが作品により馴染んだ後の上演も観たかった。あとは印象に残って、そこだけ取り出してもコンサートピースになるような象徴的なパ・ド・ドゥがあればもっと良かったのではないだろうか。

とにかく完全オリジナルで、これだけ娯楽性が高く、日常を離れて古代エジプトへとタイムトラベルさせてくれるような豪華な作品を作り上げた熊川哲也さんと、K-Ballet Companyには拍手を贈りたい。そしてこの作品が再演を重ねて行ってより完成度を高め、いつかは海外ツアーも行うことができれば良いと思う。世界市場に通用する、堂々たる作品の誕生を目撃できた。


演出・振付:熊川哲也
音楽 カール・ニールセン
衣装 前田文子
舞台美術 ダニエル・オストリング
照明 足立恒
指揮 井田勝大
演奏 シアターオーケストラトーキョー

『~躍 動~』牧阿佐美バレヱ団 よみうり大手町ホール特別公演(11月3日)

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2016年に創立60周年を迎えた名門・牧阿佐美バレヱ団が、11月3日(金、祝)によみうり大手町ホールで特別公演を行います。

http://yomi.otemachi-hall.com/event/event_21502.html

この公演は、ありがちな「ガラ演目」でなく、バレエ団の「らしさ」が出て、ダンサーの「個」が際立つ作品を集めたものです。

「コンスタンチア」は、フォーキンやバランシンの薫陶を受けた米国の振付家ウィリアム・ダラーの作品で1944年に発表されました。題名は、ショパンが恋心を寄せたソプラノ歌手の名前。思いを伝えられない切なさが込められた「ピアノ協奏曲第2番」にのって展開します。上演される機会がなかなかない名作です。

「ロメオとジュリエット」ではロメオ役の清瀧千晴さんは、期待の新星・阿部裕恵さんとロマンチックに踊った直後に、 「動物の謝肉祭 より『白鳥』」で高校1年の時まで習っていたというチェロの腕前を披露してくれます。清瀧さんはプロの音楽一家に生まれ、バレエの道に進むと決意される前にはチェリストになることも考えておられていたとのこと。

バレエを愛した高円宮さまを偲んで2006年に創作された「時の彼方に ア ビアント」も久しぶりの上演です。今回披露するのは、亡き夫と残された妻との魂の結び付きを描く幻想的な踊りで、初演時は吉田都とロバート・テューズリーが務めました。

また「飛鳥 ASUKA」は、橘秋子振付作品を最先端テクノロジーにより新たによみがえらせて昨年大評判を呼んだ初演に続き、10月28日に富山のオーパード・ホールにてニーナ・アナニアシヴィリ、ルスラン・スグヴォルツォフ主演で再演される予定の作品です。富山まで行かなくても、幻想的な美しいソロを観ることができます。

わずか501席の親密な空間で、繊細かつ躍動感溢れるバレエ芸術の粋を間近に体験していただける、またとない機会です。どうぞ、お見逃しなく。


 ◆プログラム(計7演目)
 ヴァリアシオン・プール・カトル
  振付:三谷恭三
  音楽:ウィリアム・ウォルトン「ファサード組曲」
  出演:細野生 石田亮一 鈴木真央 田村幸弘

 飛鳥 ASUKA 第1幕より「竜剣の舞」
  振付:牧阿佐美
  音楽:片岡良和
  出演:太田朱音

 パリの炎 よりグラン・パ・ド・ドゥ
  振付:ワシリー・ワイノーネン
  音楽:ボリス・アサフィエフ
  出演:米澤真弓 濱田雄冴

 ロメオとジュリエット よりバルコニー・シーンのパ・ド・ドゥ
  振付:三谷恭三
  音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
  出演:阿部裕恵 清瀧千晴

 動物の謝肉祭 より「白鳥」
  振付:三谷恭三
  音楽:カミーユ・サン=サーンス
  チェロ演奏:清瀧千晴 
  出演:三宅里奈

 時の彼方に ア ビアント 第2幕3場 「白い部屋」
  振付:ドミニク・ウォルシュ
  音楽:三枝成彰
  出演:青山季可 ラグワスレン・オトゴンニャム

 コンスタンチア
  振付:ウィリアム・ダラー
  音楽:フレデリック・ショパン「ピアノ協奏曲第2番ヘ短調」
  出演:コンスタンチア 織山万梨子
     ショパン 菊地研
     ジョルジュ・サンド 日高有梨
     ソリスト 茂田絵美子 中川郁 三宅里奈 高橋万由梨

           尾形結実 岡本麻由 田切眞純美 武本真利亜
           塩澤奈々 風間美玖 西山珠里 光永百花
           今勇也 中島哲也 坂爪智来 松田耕平
           元吉優哉 米倉大陽 山際諒 近藤悠歩

ところで、牧阿佐美バレエ団の「らしさ」って何でしょう? それは、美しいライン、クリーンなテクニック、豊かな音楽性。常日頃から牧阿佐美と三谷恭三がダンサーたちに求めていることです。これらを身に付けた多才で若き「個」が躍動すると、端正で美しく心揺さぶる舞台に結実するのでしょう。 今回の公演を通して、日本のバレエ界をリードしてきた牧阿佐美バレエ団を身近に感じ、ぜひ大好きになって下さい。

牧阿佐美バレヱ団が「~ 躍動 ~ 牧阿佐美バレヱ団よみうり大手町ホール特別公演」を上演! 日髙有梨、清瀧千晴がみどころを語る
https://spice.eplus.jp/articles/151964

 【第1公演】開場 11:00 開演 11:30
 【第2公演】開場 15:00 開演 15:30

入場料 
S席 7,500円 A席 6,500円(全席指定・税込)
 ※未就学児童入場不可

チケット
 カンフェティチケットセンター
  0120-240-540 (オペレーター 平日10:00~18:00)
 ローソンチケット (Lコード:32685)
  0570-000-407(オペレーター 10:00~20:00/Lコード不要)
  0570-084-003(自動音声対応/Lコード必要)
 イープラス
 チケットぴあ(Pコード:480-052)
  0570-02-9999(自動音声対応/Pコード必要)

主催  読売新聞社
制作  牧阿佐美バレヱ団
お問い合わせ  読売新聞東京本社文化事業部 TEL:03-3216-8500(平日10:00~17:00)

吉田都さんが文化功労者に選ばれる

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政府は24日、2017年度の文化勲章と文化功労者を発表しました。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102400553&g=soc

文化功労者には、吉田都さん、歌舞伎の中村吉右衛門さんら15人が選ばれています。


栄誉ふさわしい自分に=バレリーナの吉田都さん-文化功労者
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102400571&g=soc


公式Facebookで、吉田都さんの詳しいコメントが読めます。

『この度のお話に大変驚き、畏れ多く思っております。 人生の中ではこのように思いもよらないことが起こることが ありますが、振り返ってみますと、この私が英国の二つの ロイヤルバレエ団で22年に渡り主役をつとめさせて頂けた ことは、バレリーナを目指していた子供の頃には想像も出来ない ことでした。 そして今でもその大好きなバレエを日本で踊り続けられていることに 幸せを感じ、サポートして下さっている皆様に心より感謝し、 お礼を申し上げたいと思います。 これからは引き続き毎日のお稽古に精進し、私を導いて下さった先生方、 先輩方の意思を継ぐべく次世代にこの素晴らしい、美しいバレエを 受け継いでいってもらえるよう努力すると共に、芸術、文化の発展に 務めてまいります。』


先日の「Ballet for the Future 2017」公演でも、全く衰えを見せずに、より一層の輝きを増した「ライモンダ」を踊ってくださった吉田都さん。偉大なバレリーナであるにもかかわらず、謙虚な人柄も伝わってくるコメントです。
51歳の今も現役で踊ってくださっていることに感謝しつつ、これからも少しでも踊りを観られる機会があれば駆けつけなければと思ったのでした。

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10/30(月)エンター・ザ・ミュージック(BSジャパン)でザハロワとレーピンの共演が放映

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先月開催された、スヴェトラーナ・ザハロワとワディム・レーピンが共演したトランス=シベリア芸術祭。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/17_trans_siberian/

二つのプログラムのうち、「パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers」のうち、

バレエ「ライモンダ」から“グラン・アダージョ”、
バレエ「瀕死の白鳥」、
バレエ「レ・リュタン」

からのステージが放映されます。

http://www.bs-j.co.jp/enterthemusic/

ゲスト
スヴェトラーナ・ザハーロワ(バレリーナ)
ワディム・レーピン(ヴァイオリニスト)

出演
ミハイル・ロブーヒン(バレエダンサー)
デニス・ロヂキン(バレエダンサー)
ドミトリー・ザグレービン(バレエダンサー)

BSジャパン 10/30(月)夜11:00放映


トランス=シベリア芸術祭のうち、「アモーレ」は観てとても楽しんだのですが、「パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers」は観ることができなかったので今回テレビで少し見ることができるのはとても嬉しいです。

高松宮殿下記念世界文化賞特番が26日深夜放映(バリシニコフ出演)

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第29回 高松宮殿下記念世界文化賞の特別番組が放映されます
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/sekaibunka/

▽バレエダンサー・バリシニコフと坂東玉三郎との知られざる関係 
▽セネガルの歌手ンドゥールさんの曲ミヨコとは?
▽彫刻家アナツイさんのボトルキャップへの警鐘

フジテレビ 10月26日(木) 24:25~24:55
BSフジ 10月28日(土) 17:00~17:30 


ミハイル・バリシニコフの合同記者会見での言葉と個別懇談会での主な発言は以下にまとめられています。

http://www.sankei.com/life/news/171017/lif1710170051-n1.html


「何百万もの芸術を推進している人を代表して、責任を伴って与えられたと思う。その責任とは、このひ弱な時代にあって、芸術家として最善を尽くすとともに、不正義と闘う人々、残虐と闘う人々に、正しい時に正しい言葉で芸術を伝えるための最前線に立つことだと思っています」

「本当に愛するものと出合うとすべてを忘れて没入できる。するともっとうまくなりたいという願望が出てきて、毎日毎日、努力をし続けるようになります。これは画家や歌手も同じですが、何かをなし遂げようと思えば、生涯にわたって追求しないといけない。将来のためには、体が疲れても、飽きてきても、鍛錬に没入する。それが引いては喜びにつながるのです。」


ABTの2018年METシーズン、マクレガーの新作

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ABT(アメリカン・バレエ・シアター)の2018年春~初夏のMETシーズンが発表されています。

https://www.nytimes.com/2017/10/26/arts/dance/american-ballet-theater-spring-season-wayne-mcgregor-alexei-ratmansky.html?_r=0

http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=589

注目の新作は、ウェイン・マクレガーが振付ける「春の祭典」。“Afterite”というタイトルがついています。もともと、セルゲイ・フィーリンが芸術監督をしていた当時のボリショイ・バレエでマクレガーが「春の祭典」を振付ける予定となっていたのが、様々な騒動のために中止となっていたものです。マクレガーがABTに作品を提供するのは初めてのこと。5月21日が初演です。

また、もう一つ新作があります。ABTの常任振付家であるアレクセイ・ラトマンスキー振付による「アレキナーダ」。プティパが1900年に振付けたコミック・バレエの再振付となります。

それ以外は、ほぼ古典の全幕作品の上演となります。「ジゼル」、「ラ・バヤデール」(マカロワ版)、「ロミオとジュリエット」(マクミラン版)、「白鳥の湖」、「ドン・キホーテ」。そして、ラトマンスキーが今年初演し、ヒット作となった「ホイップクリーム」も再演されます。

最近、ABTはあまりゲストダンサーを呼びませんが、今回は、かつてこのバレエ団に所属していたナタリア・オシポワがゲストとして復帰します。デヴィッド・ホールバーグと「ジゼル」を踊ります。なお、デヴィッド・ホールバーグはロイヤル・バレエにゲスト出演し、ここでもオシポワと「ジゼル」を踊る予定です。

ABTはチケット発売前にキャストを発表する数少ないカンパニーの一つ。日ごとのキャストは、カレンダーを見ればわかります。
http://www.abt.org/calendar.aspx?startdate=5/1/2018

このシーズンでは、ロベルト・ボッレは「ジゼル」1公演しか踊らないのが少し寂しいところです。コール・ド・バレエのJoo Wan Ahnがソロル役に抜擢されています。韓国出身の若手ダンサーでYAGPで金賞、ヴァルナで銅賞を受賞しています。すでに「海賊」のアリとランケデムはABTで踊っています。

最近ABTは来日公演を行っていませんが、3月にはシンガポール公演を行います。(「白鳥の湖」)

なお、プリンシパルのイザベラ・ボイルストンは、今年12月のパリ・オペラ座の「ドン・キホーテ」にゲスト出演。ユーゴ・マルシャンと2公演を踊る予定です。

「ル・グラン・ガラ2018〜 パリ・オペラ座バレエ団トップダンサーたちによる華麗なる宴〜」予告映像

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ル・グラン・ガラ2018
〜 パリ・オペラ座バレエ団トップダンサーたちによる華麗なる宴〜

ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオというパリ・オペラ座でもトップの人気を誇るエトワール、そしてジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、オニール八菜というオペラ座の未来を担う美しき新進スターが共演する来年1月開催のゴージャスな公演、「ル・グラン・ガラ」

Legrandgala

陶酔感あふれる、美しい予告編映像が公開されています。

この映像を撮影した写真家、ジェームズ・ボルトのインスタグラムでは、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、オニール八菜をフィーチャーしたロングバージョンも。

世界の頂点を極めるバレエの殿堂パリ・オペラ座バレエ団のなかでも、群を抜く人気トップダンサーたちが集結する「ル・グラン・ガラ2018」。名門フィレンツェ・バレエの元芸術監督で、気鋭の振付家ジョルジオ・マンチーニによる話題作が、来年1月に公演が行われます。

巨匠ワーグナーの傑作オペラと名高く、『ロミオとジュリエット』の原典となった究極の悲恋物語『トリスタンとイゾルデ』(全幕日本初演)は、技術と演技共に定評のあるトップ・エトワール、マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールの2人が登場。パ・ド・ドゥには、「愛の二重唱」「イゾルデの愛の死」等が使用され、めくるめく情熱的な踊りが繰り広げられます。
ファッション・カメラマンとしても名高いジェームス・ボルトのモノクロ映像が、モダンかつエレガントな舞台を作り出しているのも見どころの一つ。

公演を華やかに彩るもうひとつの作品は、美しい愛の歌『ヴェーゼンドンク歌曲集』(世界初演)。世界中が熱く注目する若手3名が出演。昨年12月エトワールに任命された美しき貴公子ジェルマン・ルーヴェ、ダイナミックかつ完璧な技術で異彩を放つ、ユーゴ・マルシャン、そしてブノワ賞ほか数々の華やかな受賞歴に輝き、躍進を続けるオニール八菜という、ファン垂涎の豪華キャストが決定しています。

オペラ座の舞台でも、ガラ公演でも観られない、この5人のスター・ダンサーの個性やテクニックに合わせて作られた、東京でしか観る事のできない特別な公演。
一期一会の新たな感動を、お見逃しなく。


http://www.tbs.co.jp/event/parisopera-gala/

『トリスタンとイゾルデ』はモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーでもあったマンチーニの振り付けで、コンテンポラリーというよりはネオ・クラシックに近いが、ダンサーの肉体が音楽に反応する動きに、ストーリーを語らせるマンチーニの作品はベジャールがデビーした時のように、時代性(2014年の文化)を取り込んでいます。パリ・オートクチュール界でも素材のマジシャンと呼ばれるデザイナー、イーチン・インによる衣装、羽のように軽く、流れる布がワーグナーのうねる音楽とダンサーの肉体に深みを与えています。

『トリスタンとイゾルデ』の序奏として加えられた新作品には、ワーグナーの完璧な美学が刻み込まれ、トリスタンのテーマをワーグナーが予感したと言われる『ヴェーゼンドンク歌曲』が選ばれています。
歌うのはワーグナー歌手としても絶対的なジェシー・ノーマン、一部は歌なしでヴァイオリンのバージョンです。3人の登場人物、ヴェーゼンドンク、ワーグナー、マチルデは、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、オニール八菜を着想して創作したマンチーニは語っています。3人の恋の駆け引きの物語がどのように仕上がるのか、楽しみです。


「トリスタンとイゾルデ」全幕日本初演
振付:ジョルジオ・マンチーニ 音楽:リヒャルト・ワーグナー
出演:ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ


「ヴェーゼンドンク歌曲集」世界初演
振付:ジョルジオ・マンチーニ 音楽:リヒャルト・ワーグナー
出演:ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、オニール八菜


「スペシャル・フィナーレ」


会場:東急シアターオーブ
日程:2018年1/11(木)~13(土)
料金:S席¥14,000 A席¥10,000 B席¥7,000(全席指定・税込)

2018年1月
11日(木) 18:30開演 
12日(金) 18:30開演  
13日(土) 13:00/17:00開演

【お問い合わせ・ご予約】チケットスペース03-3234-9999 チケットスペースオンライン 

【チケット取扱い】
●TBSオンラインチケット http://www.tbs.co.jp/event/
●チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード】(481‐280) http://pia.jp/ 
●ローソンチケット 0570-000-407【Lコード】(34649)http://l-tike.com/
●イープラス    http://eplus.jp/  
●Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999(オペレーター対応 10:00-17:30)
●オンラインチケットMY Bunkamura http://my.bunkamura.co.jp 
 (PC・スマホ共通/座席選択可能/登録・システム利用料無料)
●東急シアターオーブチケットカウンター(渋谷ヒカリエ2階 11:00-19:00)
●Bunkamuraチケットカウンター(Bunkamura1階 10:00-19:00)


なお、この公演に出演するドロテ・ジルベールが、エトワール任命を前に妊娠が発覚したダンサーを演じる短編映画「Naissance d’une étoile」の予告編映像も公開されています。芸術監督を、大女優カトリーヌ・ドブーヴが演じ、「ル・グラン・ガラ」のビジュアルを担うジェームズ・ボルトが監督しています。


Naissance d'une étoile (Extrait) from James Bort Factory on Vimeo.

ドロテ・ジルベールとジェームス・ボルトの素敵な関係。(フィガロ・ジャポン)
https://madamefigaro.jp/paris/series/ballet/171024-dorothee-james.html

ジェームスによる映像も見どころの『トリスタンとイゾルデ』
https://madamefigaro.jp/paris/series/ballet/171025-dorothee-james.html

ジェームズ・ボルトは、オペラ座のエトワールのオフィシャルポートレートも撮影しています。

ローザンヌ国際バレエコンクール2018の出場者

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ローザンヌ国際バレエコンクール2018の出場者が発表されました。

https://www.prixdelausanne.org/78-selected-candidates/

映像審査にはトータルで380人の応募があり(女子297人、男子83人)、審査で69人に絞り込まれました。

加えてウルグアイでの予選で3人、またYAGP出場者、北京国際バレエコンクールの出場者から招待されての応募者の中から6人選ばれており、合計78人がローザンヌでのセミファイナルに出場します。

日本人は78人が応募して本選出場は10人。例年通り応募人数が突出して多いです。本選出場が一番多いのが韓国の19人、次いで11人のオーストラリア、そして日本です。

https://www.prixdelausanne.org/wp-content/uploads/2017/11/Nombre-candidats-PDL-2018.pdf

予選通過者のリスト
https://www.prixdelausanne.org/wp-content/uploads/2017/11/Selected-candidates-PDL2018.pdf

日本人の予選通過者のリストは以下となります。

Yuiko Honda Girls A Japan Mes Amis Ballet Studio Japan 
本多優衣子 メザミ バレエスタジオ

Mikiya Kakehashi Boys B Japan Ballettschule Theater Basel Switzerland 
梯幹矢 スイス、バーゼル劇場バレエ学校

Shion Miyahara Girls B Japan National Conservatory Dance School Portugal 
宮原詩音 ポルトガル国立コンセルヴァトワール

Takayuki Moriwaki Boys A Japan Koike Ballet Sutadio Japan 
森脇崇行 小池バレエスタジオ

Shun Nagasue Girls B Japan Yoko Kurata Ballet Studio Japan 
長末 春Yoko Kurata Ballet Studio

Shie Oiwa Girls A Japan Yarita Yu Ballet Studio Japan 
大岩詩依  Yarita Yu バレエスタジオ

Aina Oki Girls B Japan John Cranko Schule Germany 
大木 愛菜 ジョン・クランコ・スクール  小池バレエスタジオ

Non Tachibana Girls A Japan Aiko Seaman Ballet Studio Japan 
立花乃音 Aiko Seaman Ballet Studio

Kirica Takahashi Girls B Japan Independent United Kingdom 
高橋きりか 

Miku Uda Girls A Japan Takako Mori Ballet School Japan 
宇田 美久 森高子バレエ教室


映像審査の審査員
Kathryn Bradney (Director of the Igokat Dance Academy and former Principal Dancer of the Béjart Ballet Lausanne)
Patrice Delay (co-Director of the Geneva Dance School and Geneva Junior Ballet)
Nicolas Le Riche (Artistic Director of the Swedish Royal Ballet, founder of the LAAC – L’Atelier d’Art Chorégraphique – and étoile of the Paris Opera Ballet),
Leticia Mueller (former Principal Dancer and Guest Artist of the Birmingham Royal Ballet)
Clairemarie Osta (founder of the LAAC – L’Atelier d’Art Chorégraphique – and étoile of the Paris Opera Ballet)
Igor Piovano (Director of the Igokat Dance Academy and former Principal Dancer of the Béjart Ballet Lausanne)
Élisabeth Platel (Director of the Paris Opera Ballet School)
Shelly Power (CEO and Artistic Director of the Prix de Lausanne)
Sean Wood (co-Director of the Geneva Dance School and Geneva Junior Ballet).

皆さんの健闘が楽しみですね!


黄金のマスク賞2017ノミネート発表、西口実希さんが最優秀女性ダンサーにノミネート

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ロシアで権威ある舞台芸術の賞、黄金のマスク賞のノミネートが発表されています。

ダンス関連の賞のノミネートだけピックアップしておきます。

http://www.goldenmask.ru/fest_24_183.html

BALLET / PERFORMANCE バレエ作品賞

The Four Seasons, Mariinsky Theater, St. Petersburg 
マリインスキー劇場「四季」 

Second Detail  Musical Theater. K.S. Stanislavsky and Vl.I. Nemirovich-Danchenko, Moscow 
モスクワ音楽劇場バレエ 「セカンド・ディーテール」

CINDERELLA, the Opera and Ballet Theater. P.I. Tchaikovsky, Perm 
ペルミ・バレエ 「シンデレラ」

The Cage, Bolshoi Theater, Moscow 
ボリショイ・バレエ「檻」

NAYADA AND THE FISHER. SUITE, Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg 
エカテリンブルグ劇場バレエ『ナイアードと漁夫』

SNOW QUITE, Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg 
エカテリンブルグ劇場バレエ「白雪姫」

SUITE IN WHITE, Musical Theater. K.S. Stanislavsky and Vl.I. Nemirovich-Danchenko, Moscow 
モスクワ音楽劇場バレエ 「白の組曲」

MODERN DANCE / SPECTACLE 現代ダンス作品賞

MEMORIAE, Project of K. Matuelevsky and S. Gaidukova, Moscow
CALL OF BEGINNING, Fund of cultural initiatives "Creative environment" and Theater project "Stone. Cloud. Ptitsa, Kazan
IMAGO-TRAP, Theater "Provincial Dances", Ekaterinburg
COLLECTOR, Dance House "Kannon Dance", St. Petersburg
OBJECTS TO REMOVE, Dance company "Vozduh", Krasnodar
SILK, Theater of Contemporary Dance, Chelyabinsk
ESSENCE, Dance Company "Zonk'a", Ekaterinburg


BALLET / BEST CONDUCTOR 指揮者賞

Alexei Bogorad, "Naiad and the fisherman. Suite ", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg
Igor Dronov, "Cage", Bolshoi Theater, Moscow
Pavel KLINICHEV, "The Snow Queen", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg
Felix Korobov, "Suite in White", Musical Theater. K.S. Stanislavsky and Vl.I. Nemirovich-Danchenko, Moscow
Theodore Kurentzis, "Cinderella", the Opera and Ballet Theater. P.I. Tchaikovsky, Perm


Ballet, modern dance / ballet master and choreographer バレエ・現代作品振付家賞

Tatyana BAGANOVA, "Imago-trap", theater "Provincial dances", Ekaterinburg 
タチヤーナ・バガノーワ

Yuri BURLAKA, "Naiad and the Fisherman. Suite ", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg 
ユーリ・ブルラーカ『ナイアードと漁夫』エカテリンブルグ劇場バレエ

Ricardo BUSKARINI, "Silk", Theater of Contemporary Dance, Chelyabinsk

Ilya Zhivoi , "The Four Seasons", Mariinsky Theater, St. Petersburg
イリヤ・ジーホフ「四季」マリインスキー・バレエ

Konstantin Matulyevsky, Sofya Gaydukova, Memoriae, the project of K. Matuelevsky and S. Gaidukova, Moscow

Alexey MIROSHNICHENKO, "Cinderella", the Opera and Ballet Theater. P.I. Tchaikovsky, Perm 
アレクサンドル・ミロシニチェンコ「シンデレラ」 ペルミ・バレエ

Ksenia MIKHEEVA, Collector, Dance House Cannon Dance, St. Petersburg

Marcel Nuriev, "The Call of Beginning", the Creative Initiative Fund for Cultural Initiatives and the "Stone. Cloud. Ptitsa, Kazan

Vyacheslav SAMODUROV, "The Snow Queen", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg 
ヴャチェスラフ・サモドゥーロフ 「雪の女王」エカテリンブルグ劇場バレエ

Oleg STEPANOV, Alexey TORGUNAKOV, "Object in the distance", Dance Company "Vozduh", Krasnodar

Anna SHCHEKLEINA, Alexander FROLOV, "Essence", Dance Company "Zonk'a", Ekaterinburg


Ballet, modern dance / ACTRESS 女性ダンサー賞
Inna BILASH, Vera Nadezhdina, "Cinderella", the Opera and Ballet Theater. P.I. Tchaikovsky, Perm
Inna BILASH, Vera Nadezhdina「シンデレラ」 ペルミ・バレエ

Oksana KARDASH, Cigarette, Suite in White, Musical Theater. K.S. Stanislavsky and Vl.I. Nemirovich-Danchenko, Moscow
オクサーナ・カルダッシュ、「白の組曲」シガレット、モスクワ音楽劇場バレエ

Ekaterina KONDAUROVA, "Seasons", Mariinsky Theater, St. Petersburg
エカテリーナ・コンダウーロワ 「四季」マリインスキー・バレエ

Miki NISIGUTI, Gerda, "The Snow Queen", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg
西口実希 「雪の女王」ゲルダ エカテリンブルグ劇場バレエ

Ekaterina Sapogova, Giannina, "Naiad and the fisherman. Suite ", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg
エカテリーナ・サポゴーワ、『ナイアードと漁夫』エカテリンブルグ劇場バレエ

Anastasia STASHKEVICH, Novenkaya, "Cage", Bolshoi Theater, Moscow
アナスタシア・スタシュケヴィッチ、「檻」 ボリショイ・バレエ

Anna SHCHEKLEINA, "Essence", Dance company "Zonk'a", Ekaterinburg


Ballet, modern dance / ACTOR 男性ダンサー賞

Nurbek BATULLA, "The Call of Beginning", Creative Initiative Fund for Cultural Initiatives and the "Stone. Cloud. Ptitsa, Kazan

Andrey VESHKURTSEV, Flower, "The Snow Queen", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg

Alexander MERKUSHEV, Matteo, "Naiad and the Fisherman. Suite ", Opera and Ballet Theater, Yekaterinburg

Alexander FROLOV, "Essence", Dance company "Zonk'a", Ekaterinburg

Nikita CHETVERIKOV, Francois Renard, "Cinderella", the Opera and Ballet Theater named after. P.I. Tchaikovsky, Perm


今年は、ローラン・イレールが芸術監督となってレパートリーもかなりフランス寄りとなったモスクワ音楽劇場バレエが、リファールの「白の組曲」の成功で多くノミネートされています。元ロイヤル・バレエ プリンシパルのヴャチェスラフ・サモドゥーロフが率いるエカテリンブルグ劇場バレエも、この賞では常連です。一方で、ロビンスの「檻」でノミネートされたボリショイ・バレエ、イリヤ・ジーホフの新作「四季」(この作品はネット中継されました)のみでノミネートされているマリインスキー・バレエはあまり振るわない結果となっています。男性ダンサーは、これらメジャーなカンパニーからのノミネートはなく、日本で知られていないダンサーばかりがノミネートされています。

さて、エカテリンブルグ劇場バレエで活躍する西口実希さんが、そのサモドゥーロフが振付けた「雪の女王」で最優秀女性ダンサーにノミネートされました。これは快挙といえます。受章したら、ロシアバレエの最高峰に、日本人の女性ダンサーが立つことになります。

西口実希さんのインタビュー記事
https://jp.sputniknews.com/opinion/201607052428663/

2018年3月東京シティ・バレエの『白鳥の湖』にミリアム・ウルド=ブラムが出演

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来年3月に、東京シティ・バレエ団は創立50周年記念公演『白鳥の湖』〜大いなる愛の讃歌〜という公演を行うことは、以前お知らせしました。

http://tokyocityballet.com/swanlake/

http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/10/post-de49.html

大野和士さんの指揮で東京都交響楽団が演奏、『白鳥の湖』の初演を手掛けた藤田嗣治の舞台美術が再現されるというのも大きな話題です。バレエ・マスターはウラジーミル・マラーホフ。

この公演、ヤーナ・サレンコがオデット/オディール役でゲスト出演をする予定ですが、都合によりサレンコは降板、本日代役が発表されましたが、パリ・オペラ座バレエのミリアム・ウルド=ブラムが出演することになりました。

2016年末にパリ・オペラ座バレエで『白鳥の湖』を上演した時にも、ミリアム・ウルド=ブラムのオデット、オディールはとても評判が良かったようです。今年夏の「バレエ・スプリーム」でも、ミリアムはマチアス・エイマンと『白鳥の湖』の2幕のパ・ド・ドゥを踊り、豊かな表現力を見せてくれました。王子は、当初の予定通り、ベルリン国立バレエのディヌ・タマズラカルが踊ります。

チケットは明日、11月8日(水)10:00より発売です。詳細はこちらまで

http://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_000336.html

2018年3月3日(土)17:00開演 March.3,2018 17:00 p.m.
2018年3月4日(日)15:00開演 March.4,2018 15:00 p.m.
2018年3月6日(火)18:30開演 March.6,2018 18:30 p.m.
※全日1時間前開場
※上演時間は約2時間30分(休憩含む)を予定

会場

東京文化会館大ホール

主な出演
オデット/オディール
ミリアム・ウルド=ブラーム(パリ・オペラ座バレエ団 エトワール)
(3日/6日)

中森理恵
(4日)

ジークフリード王子
ディヌ・タマズラカル (ベルリン国立バレエ団 プリンシパル)
(3日/6日)
キム・セジョン
(4日)
 ロートバルト:(3日/6日)李悦  (4日)石黒善大
     道化:(3日/6日)玉浦誠 (4日)岡田晃明
パ・ド・トロワ:(3日)清水愛恵 平田沙織 内村和真
        (4日)岡博美  大内麻莉 中弥智博
        (6日)佐合萌香 飯塚絵莉 沖田貴士
  三羽の白鳥:清水愛恵 平田沙織 植田穂乃香
  四羽の白鳥:名越真夕 松本佳織 飯塚絵莉 新里茉利絵
ほか 東京シティ・バレエ団

【お問い合わせ】
東京シティ・バレエ団 >>
03-5638-2720(平日10:00〜18:00)

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ローザンヌ国際バレエコンクール2018の課題ヴァリエーション

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ローザンヌ国際バレエコンクール2018は、先日、映像審査を通過した出場者が発表になったところです。

そして課題となるヴァリエーションも発表されていました。

今年は、年齢別に異なった課題演目となっています。(ジュニアは、主に主役ではなくソリストのソロを踊ります)
14~16歳のジュニア男女(Girls A ・Boys A)と17~19歳のシニア男女(Girls B ・Boys B)に分かれています。

コンテンポラリーヴァリエーションでは、今年は「クローマ」などウェイン・マクレガーの作品が課題の中にあるのが大変興味深いところです。10代のダンサーの卵がどうやってこの作品を表現するのでしょうか。

https://www.prixdelausanne.org/competition/variations/#tab1


Classical Variations per group for Prix de Lausanne 2018 古典ヴァリエーション

Girls A ジュニア女子

Giselle 「ジゼル」
PEASANT PAS-DE-DEUX SOLO, ACT I ペザント・パ・ド・ドゥのソロ

Swan Lake 「白鳥の湖」 
FIRST SOLO FROM PAS-DE-TROIS, ACT I 1幕パ・ド・トロワの第一ヴァリエーション

Don Quixote 「ドン・キホーテ」
CUPID FROM THE DREAM 夢の場面のキューピッド

Le Corsaire 「ラ・バヤデール」
ODALISQUES PAS-DE-TROIS – 2ND VARIATION オダリスクのパ・ド・トロワの第二ヴァリエーション

La Bayadère 「ラ・バヤデール」
1ST SOLOIST VARIATION, EITHER ACT II OR ACT III (KINGDOM OF THE SHADES)
2ND SOLOIST VARIATION, EITHER ACT II OR ACT III (KINGDOM OF THE SHADES)
3RD SOLOIST VARIATION, EITHER ACT II OR ACT III (KINGDOM OF THE SHADES)
影の王国のヴァリエーション、第一、第二、第三のいずれか

Sleeping Beauty 「眠れる森の美女」 
WOODLAND GLADE FAIRY VARIATION FROM PROLOGUE プロローグ、鷹揚の精
BLUEBIRD VARIATION 青い鳥のヴァリエーション

Paquita 「パキータ」
1ST GIRL'S VARIATION FROM PAS-DE-TROIS, ACT I 1幕パ・ド・トロワの第一ヴァリエーション
2ND GIRL'S VARIATION FROM PAS-DE-TROIS, ACT I 1幕パ・ド・トロワの第二ヴァリエーション


Boys A ジュニア男子

Giselle 「ジゼル」
PEASANT PAS-DE-DEUX, ACT I ペザント・パ・ド・ドゥのソロ

Napoli 「ナポリ」
1ST BOY'S VARIATION FROM THE PAS-DE-SIX パ・ド・シスの第一ヴァリエーション
GENNARO VARIATION ACT III - 3RD VARIATION 3幕ジェンナロのヴァリエーション

Swan Lake  「白鳥の湖」 
SOLO FROM PAS-DE-TROIS, ACT I 1幕パ・ド・トロワのヴァリエーション

Sleeping Beauty「眠れる森の美女」 
BLUEBIRD 青い鳥のヴァリエーション

La Fille Mal Gardée 「ラ・フィユ・マル・ガルデ」
COLAS VARIATION - ALEXANDER GORSKY ゴールスキー版のコーラスのヴァリエーション

La Sylphide 「ラ・シルフィード」
JAMES, ACT I, BOURNONVILLE (LOVENSKJOLD) ブルノンヴィル版のジェームズ、1幕

Coppelia 「コッペリア」
FRANZ, ACT III フランツ3幕のヴァリエーション

Les Sylphides 「レ・シルフィード」
THE POET'S SOLO  詩人のソロ


Girls B シニア女子

Giselle「ジゼル」
VARIATION FROM GISELLE, ACT I 1幕のジゼルのヴァリエーション

Don Quixote 「ドン・キホーテ」
KITRI VARIATION FROM PAS-DE-DEUX, ACT III 3幕パ・ド・ドゥのキトリのヴァリエーション
QUEEN OF THE DRYADS, ACT II 2幕森の女王
DULCINEA, ACT II 2幕ドルシネア

La Bayadère 「ラ・バヤデール」
GAMSATTI VARIATION FROM THE GRAND PAS-DE-DEUX ガムザッティのヴァリエーション

Sleeping Beauty 「眠れる森の美女」 
AURORA VARIATION, ACT II 2幕オーロラのヴァリエーション
AURORA VARIATION, ACT III 3幕オーロラのヴァリエーション
LILAC FAIRY リラの精

Paquita 「パキータ」
LEAD VARIATION, ACT II 2幕主役ヴァリエーション

Raymonda 「ライモンダ」
VARIATION FROM RAYMONDA, TABLEAU DU RÊVE, ACT I 1幕夢のシーンのヴァリエーション
VARIATION FROM RAYMONDA, ACT III 3幕ライモンダのヴァリエーション

Grand Pas Classique 「グラン・パ・クラシック」
WOMEN'S VARIATION 女性ダンサーのヴァリエーション


Boys B シニア男子

Giselle 「ジゼル」
PRINCE ALBRECHT, ACT II 2幕アルブレヒト

Swan Lake 「白鳥の湖」
BLACK SWAN SIEGFRIED, ACT III 3幕黒鳥ジークフリートのヴァリエーション

Sleeping Beauty「眠れる森の美女」 
PRINCE DÉSIRÉ, ACT III 3幕デジレ王子のヴァリエーション

La Sylphide 「ラ・シルフィード」
JAMES, ACT II, BOURNONVILLE (LOVENSKJOLD)  ブルノンヴィル版のジェームズ、2幕

Don Quixote 「ドン・キホーテ」
BASILIO VARIATION FROM PAS-DE-DEUX パ・ド・ドゥ バジルのヴァリエーション

Le Corsaire 「海賊」
VARIATION FROM PAS-DE-DEUX パ・ド・ドゥのヴァリエーション

Nutcracker 「くるみ割り人形」
NUTCRACKER PRINCE, ACT II 2幕くるみ割り人形の王子のヴァリエーション

Paquita 「パキータ」
GRAND PAS VARIATION グラン・パのヴァリエーション

La Bayadère 「ラ・バヤデール」
SOLOR VARIATION ソロルのヴァリエーション

Grand Pas Classique 「グラン・パ・クラシック」
MEN'S VARIATION 男性ダンサーのヴァリエーション


コンテンポラリーヴァリエーション

Girls A ジュニア女子

Mauro Bigonzetti マウロ・ビゴンゼッティ
Solo de Rossini Cards Female solo 「Solo de Rossini Cards」女性のソロ
Furia Corporis Gender neutral solo 「Furia Corporis」 ジェンダーを問わないソロ

Richard Wherlock リチャード・ウェーロック
A Solo for Diego Gender neutral solo 「ソロ・フォー・ディエゴ」 ジェンダーを問わないソロ

Louise Deleur ルイーズ・デロール
Touch, Feel, Sense Female solo 「Touch, Feel, Sense」女性のソロ

Jorma Elo ヨルマ・エロ
1st Flash solo 1 Gender neutral solo 「1st Flash」 ジェンダーを問わないソロ


Boys A ジュニア男子

Mauro Bigonzetti マウロ・ビゴンゼッティ
Furia Corporis Gender neutral solo 「Furia Corporis」 ジェンダーを問わないソロ

Richard Wherlock リチャード・ウェーロック
A Solo for Diego Gender neutral solo 「ソロ・フォー・ディエゴ」 ジェンダーを問わないソロ

Louise Deleur ルイーズ・デロール
Out of Breath Male solo 「Out of Breath」男性ソロ

Jorma Elo ヨルマ・エロ
1st Flash solo 1 Gender neutral solo 「1st Flash」 ジェンダーを問わないソロ

Girls B シニア女子

Wayne Mcgregor ウェイン・マクレガー
Chroma Gender neutral solo 「クローマ」 ジェンダーを問わないソロ
Becomings Female solo (on pointe) 「Becomings」(「ウルフ・ワークス」より) 女性ソロ (ポワントを着用)

Richard Wherlock リチャード・ウェーロック
Le Sacre du Printemps Female solo 「春の祭典」女性ソロ

Louise Deleur ルイーズ・デロール
Touch, Feel, Sense Female solo 「Touch, Feel, Sense」女性のソロ

Jorma Elo  ヨルマ・エロ
1st Flash solo 1 Gender neutral solo  「1st Flash」 ジェンダーを問わないソロ


Boys B シニア男子

Wayne Mcgregor ウェイン・マクレガー
Chroma Gender neutral solo 「クローマ」 ジェンダーを問わないソロ
Becomings Gender neutral solo 「Becomings」(「ウルフ・ワークス」より) ジェンダーを問わないソロ

Louise Deleur ルイーズ・デロール
Out of Breath Male solo 「Out of Breath」男性ソロ

Jorma Elo ヨルマ・エロ
1st Flash solo 1 Gender neutral solo  「1st Flash」 ジェンダーを問わないソロ
Plan to B Male solo 「Plan to B」男性ソロ


コンテンポラリーヴァリエーションについては、お手本の動画が用意されており、誰でもダウンロードすることができます。

マクレガーの「クローマ」のお手本はエドワード・ワトソン、ビゴンゼッティの「Solo de Rossini Cards」女性のソロは成澤幾波子さん(バーゼル・バレエ)、ルイーズ・デロールの「Touch, Feel, Sense」は2013年ファイナリストの吉田合々香さん(クイーンズランド・バレエ)、マクレガーの「Becomings」(「ウルフ・ワークス」より)女性ソロはロイヤル・バレエの桂千理さん、男性ソロはやはりロイヤルのカルヴィン・リチャードソンです。作品によっては、指導の模様の動画もダウンロードできますし、衣装も指定されています。


なお、来年、第46回よりコンクールのルールが変更となりました。

これまでローザンヌ国際バレエコンクールは、15歳から19歳未満の若手ダンサーに参加資格が与えてきましたが、6カ月引き下げ14歳6カ月にします。14歳6カ月の参加者は、コンクールで入賞したり、ネットワーク・フォーラムを通じてバレエ学校からオファーがあると15歳でバレエ学校に入学できるようになります。

また、課題作品からもわかるように、これからはジュニアとシニアを別々のグループに分けて審査します。2つの年齢層に分けることで、それぞれの年齢に応じた能力を正しく審査できるようになるとのことです。

国内でできる英国短期留学体験 ジャパン・ダンス・インテンシヴ 2017

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The Wells主催、英国バレエ学校の総合カリキュラムを東京で受講できる、ジャパン・ダンス・インテンシヴ 2017が12月に開催されます。

http://event.thewells.co.jp/intensive2017/

バレエ海外留学を考えるみなさんに、英国の名門バレエ学校同様の総合的なカリキュラムを提供しながら、留学に関する不安をとりのぞき、自分で考えるきっかけを見つけ出すための5日間集中講座です。

Japandanceintensive

あこがれから目標へ、迷いから自信へ、留学に興味がある小学生4年生から、海外カンパニーでの活躍を目指す大学生まで、さまざまな年齢やレベルにあわせて、名門ロイヤル・バレエ・スクールの現役教師をはじめとする最高の講師陣とスタッフが、あなたの「知りたい」に答えます。
クリスマス後の冬休みを一年の集大成、そして来年への新しいスタートにご活用ください。

小学生4年生から冬休みに国内でできる英国短期留学体験

海外バレエ留学を志す上で、気になるレベルや英語でのレッスン、座学内容などで日本国内で体験します。留学はまだあこがれという方も、実際のところを知りたい方も、自分の身体で感じて考えるきっかけを提供する貴重な機会です。クリスマス後の冬休みに2017年のバレエライフの総決算。新しい一年の飛躍のきっかけにつなげてください。

ロイヤル・バレエ・スクールをはじめ、第一線で活躍中の現役教師が担当します

バレエにはロイヤル・バレエ・スクール、コンテンポラリーにはニュー・アドヴェンチャーズより現役教師来日。海外教師のレッスンは初めてという方でも安心の通訳付き。ロウアースクールの経験とメソッドも活かして、それぞれの年代に応じたレッスンを構成します。

可能性を広げる2種類のスカラシップ

成績優秀者には、ロイヤル・コンセルバトワール・オブ・スコットランドよりスカラシップ授与。また、本イベントからも合格したサマースクール参加費用に奨学金を授与します。

イベント概要

イギリスのバレエ学校で実施されている総合的なカリキュラムを体験。5日間で合計20時間以上の充実したプログラムです。小学4年生から大学生まで、クラスごとグループに分かれて受講します。

日程/会場:2017年12月26日(火)~30日(土)/新宿村スタジオ
対象/定員:小学校高学年(4,5,6年生)25名 /中学生 25名 /高校・大学生 20名
料金:82,000円(税込、5日間)
内容:クラシック・バレエ/コンテンポラリー・ダンス/レパートリー/ボディケア/座学/成果発表会(保護者参加可)
同時開催: 12/30 The Wells 保護者のための留学説明会(詳細は別ページへ)


ダンス・インテンシヴが可能にする「知りたい」が見つかる充実のカリキュラム

クラシック・バレエ

ロイヤル・バレエ・スクール教師サイモン・ライス先生によるバレエクラス。伴奏者もあわせて来日するので、憧れのロイヤル・バレエ・スクールのレッスン内容を日本で体験。5日間の連続講習で、自分が学んできたことを異なる視点から再確認する機会を持ちます。

コンテンポラリー・ダンス

舞台経験も豊富で青少年指導に定評のあるロス先生のレッスン。カニンガム・メソッドを基本に、バレエダンサー必須となったコンテンポラリー・ダンスを指導します。コンテンポラリー・ダンスのソロも指導に加え、振付を受けたレパートリーはコンクール参加に利用できます。

レパートリー

ロイヤル・バレエ団のレパートリーから「白鳥の湖」をご紹介。日本人講師からの詳しい振り写しの後、サイモン先生が仕上げをしていきます。

ボディケア

海外滞在中にも大切なボディケア。プロを目指す上でも「道具」の手入れは重要です。今回は身体の使い方だけではなく休め方も覚えます。

座学

ヨーロッパのバレエ学校が学んでいる舞踊史、音楽など、舞台芸術としてのバレエ基礎知識を学習します。英語に自信のない方でも、日本語で基礎を学んでおけば、渡航後により理解が深まります。バレエへの理解が深まることで自然と表現力も高まり、バレエがもっと楽しくなると評判のクラスです。

バレエ留学説明会

どうやったら留学できるか?など、海外留学に関する疑問に答えます。多くの留学生をサポートし続けるベテランスタッフが、今のバレエ留学生事情を説明します。

特別企画 : シューフィッティング

チャコット様のご協力により、「伝説のシューフィッター」がクラスに登場します。悩みの多いトゥシューズ選びに答えが見つかるかもしれません。

特別企画 : 保護者向け留学説明会

イギリスへの留学サポートを実施しているThe Wellsから、保護者の方向けに英国バレエ学校への短期・長期留学に関する、受験方法、費用、ロンドンの生活一般に関する説明会を行います。(別料金/申込制 →ご案内と申込ページへ)

ロイヤル・バレエ・スクールの教師が来日する冬休みの集中講義、インテンシヴ。バレエ学校で毎日生徒を指導している「現役の先生」のクラスを体験できる貴重なチャンスです。バレエ海外留学を考えている方にはぜひおすすめです。

この講習会の前身となった「ひこねインテンシヴ」の参加者からは、英国ロイヤルバレエスクール(6名)/英国イングリッシュナショナルバレエスクール(2名)/モナコプリンセスグレースケリーバレエスクールなどへの留学という実績があります。英国へのバレエ留学をサポートしてきたザ・ウェルズならではのきめ細かい支援が期待できます。


日本フィル、アレクサンドル・ラザレフがストラヴィンスキーの日本初演「ペルセフォーヌ」を語る

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日本フィルハーモニー交響楽団は、来年5月18日、19日に開催される第700回東京定期演奏会にて、ストラヴィンスキー作曲の「ペルセフォーヌ」の日本初演を行います。

1957 年4 月4 日に日比谷公会堂ではじまった日本フィル東京定期演奏会が、2018 年5 月に700 回を迎え、節目となるべき記念すべき公演です。

この記念すべき演奏会で桂冠指揮者兼芸術顧問のアレクサンドル・ラザレフとともに、ストラヴィンスキーの《ペルセフォーヌ》(1934 年)を日本初演いたします。 台本はギリシャ神話をもとに文豪アンドレ・ジイド(『狭き門』等の作者)が書き下ろしたもの。 大編成のオーケストラ、テノールの歌で進行、水の精や亡霊たちの合唱も加わり、春と農耕の女神、ペルセフォーヌが語る、ストラヴィンスキーの壮大な音楽です。


第700回記念 特設サイト
http://www.japanphil.or.jp/700th/

なかなか上演されない「ペルセフォーヌ」について、指揮のアレクサンドル・ラザレフ(桂冠指揮者兼芸術顧問)と、ナレーションを務めるドルニオク綾乃さんの記者会見が行われました。

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<公演日時>2018年5月18日(金)19:00
      2018年5月19日(土)14:00

<公演会場>サントリーホール

<指揮>アレクサンドル・ラザレフ
    [桂冠指揮者兼芸術顧問]
ナレーションを担当するドルニオク綾乃さんは、クラシックバレエを学びフランスにバレエ留学をしたのち帰国、演劇を大学で学んでTPT「かもめ」ニーナ役に抜擢されるなど女優やコンテンポラリーダンサーとして活動。在学中に本格的に声楽を学んでヨーロッパでオペラ公演に出演し、現在ベルリン在住という異色の経歴の持ち主です。

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上記の特設サイトで、詳しい記者会見の内容はアップされていますが、特にバレエファンにとって興味深い情報を中心に伝えて行きたいと思います。ラザレフが語るこぼれ話や、歴史的な経緯についての話が非常に面白くて、思わず聴き入ってしまいました。(ラザレフは、1987年から1995年にかけてボリショイ劇場の首席指揮者兼芸術監督を務めています)

この「ペルセフォーヌ」は、バレエ・リュスの時代に活躍してフォーキン振付の「シェヘラザード」を初演した女性ダンサー、イダ・ルビンシュタインによって委嘱されたバレエ曲ということが重要な事実です。会見でラザレフも語っていますが、ルビンシュタインは正規のバレエ教育を受けていなかったため踊りの技術はなかったものの、裕福な上絶世の美貌の持ち主だったため、自身のバレエ団を結成して公演を行い、ラヴェルに《ボレロ》を、そしてストラヴィンスキーに《妖精の口づけ》を委嘱しています。

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ラザレフ:日本で愛されている作曲家、ロシア音楽はたくさんありますが、日本ではロシアの音楽というと、まずチャイコフスキーの《白鳥の湖》、ストラヴィンスキーでいうと《春の祭典》をあげられるでしょう。《春の祭典》に至っては、おそらく毎日演奏されているのではないでしょうか。とっても上手に演奏されていると思います。だから私たちはあえてこの曲を演奏することは致しません。

《ペルセフォーヌ》とってもいい音楽ですよね。美しい音楽です。難しさが何かというと、参加者がたくさんいることです。参加者が多すぎて、私が通る場所がない。どうやって通って行こうか、指揮台まで。まず、行き方がわからない。私はそういう状態は好きではないですけど、まあ、たまにはいいかなと思っています。

イダ・ルビンシュタインとバレエ・リュス

ラザレフ:この作品が生まれる経緯において、とても重要な役割を果たした女性がいます。イダ・ルビンシュタインです。綾乃さんのようにルビンシュタインもとても美しい女性でした。その彼女はとても裕福な女性でした。1910年にロシアのヴァレンティン・セローフという有名な画家が彼女の肖像画を描いています。(サンクトペテルブルグのロシア美術館にあります。私もこの絵を見て写真を撮影しています↓)。
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とても美しい女性でしたが、踊りは下手だったと思います。踊りの教育を受けていないんです。当時のロシア芸術劇場においては、アンナ・パブロワというような名ダンサーがいたわけですよね。そういう名ダンサーがいる中で、ディアギレフにとっては踊りのさほど上手ではないルビンシュタインは言ってみれば必要なかったのです。見限られてしまったのです。しかしルビンシュタインは注目の的になりたかったわけですから、自分でいろいろなモーションをかけ始めるわけですね。
そのイダ・ルビンシュタインにとってとても大切で、彼女の名前に密接につながっているのがストラヴィンスキーのバレエ《妖精の口づけ》という作品です。ただ、今はっきりとは覚えていないんですけれども、《妖精の口づけ》を彼女は注文したのですが、どうやらうまくいかなかった。先ほども言いましたが、彼女は踊りの教育を受けていないのですから。

私の頭の中に、踊る美しい女性、で浮かんでくるのがイサドラ・ダンカンがいます。彼女も踊りを特別には勉強していません。でもキジ(鳥)のように美しく踊ることができたわけです。モスクワ音楽院の近くにイサドラ・ダンカンの名前の付いた踊りの学校ができました。ボリショイ劇場の舞踏学校と、ダンカン舞踏学校というのがあるんです。ダンカンはとても見た目も美しかったので、ロシアの有名な詩人、エセーニンが彼女に恋をしてしまいました。エセーニンは彼女と結婚し、彼女はエセーニンをアメリカに連れ帰りました。けれども彼女はエセーニンが酒飲みだということを知らなかった。彼もとても素晴らしい詩人でしたが、浴びるようにお酒を飲んでいました。彼は時々ダンカンに暴力をふるっていたということもあるようです。そのあとで二人は別れてしまうんですけれども・・・。ということでダンカンも舞踏教育を受けていないのですが、彼女もロシアの芸術の歴史の中で名を遺した一人です。イダ・ルビンシュテインもそういうこともあったので、許してあげましょう。

ストラヴィンスキーはとても良いスコアを書きあげています。たくさん人がいます。いい音楽です。素晴らしい合唱がたくさん出てきます。子どもたちも最後の方に歌います。最後は静寂の永遠の中に音楽が消えていきます。私は聴衆としてコンサートホールに行けるのであれば、「ペルセフォーヌ」は聴きに行くでしょう。ストラヴィンスキーは第1ページに、イダ・ルビンシュタインの注文によりこれを書き上げ、初演に彼女が参加したというようなことをたくさん書き、スコアの中に彼女の名前はしっかり刻まれています。

今回のナレーションを担当するドルニオク綾乃さんから

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ドルニオク綾乃:日本初演の《ペルセフォーヌ》をペルセフォーヌ役でやらせていただけるのを光栄に思っています。と同時に、とても責任を感じています。セリフと歌と音楽が一体になったユニークな作品だと思うのですが。

ラザレフ:ペルセフォーヌというのは、黄泉の世界に降りて行って苦しんでいる人を助けてあげるのだから、苦しんでいる人に救いの手を差し伸べてあげる役割があなたにはありますよね。あの、綾乃さん、あなたは困っている人に手を差し伸べてあげられますか?

ドルニオク:はい。

ラザレフ:じゃ、あなたは立派なペルセフォーヌです。

ドルニオク:人助けをまず頑張りたいと思います(笑)。あとはそうですね、ギリシャ神話の話なので、ギリシャ神話も読みながら勉強しています。フランス語でペルセフォーヌの気持ちや状況を話すのですが、字幕はつきますが、フランス語でどれだけ日本のお客様に伝えることができるか模索しながら頑張りたいと思います。

ラザレフ:音楽もサポートしますよ。

ドルニオク:音楽と演劇が一緒になるという独特な作品だと思います。それから、ギリシャ古典演劇は、役者とコーラスでできていたと思うのですが、そこと関係があるのでしょうか?

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ラザレフ:イダ・ルビンシュタインのために書かれたわけです。歌えもしなかったし、踊れもしなかったから、語るしかなかった。へたっぴなダンサーだったから。

質疑応答

Q1:テキストを書いたジイドがずいぶん前からテキストを準備して楽しみにしていたにもかかわらず、ストラヴィンスキーの作品が気に入らずリハーサルを一回見ただけで本番は聞いていないと聞いています

ラザレフ:初演には同席していないので、その辺の詳細はなんとも言いかねるんですが。劇場で指揮者と演出家の関係に似ていると思いませんか。どっちが大事か、どっちが上か、どっちが優位か。私がオペラ劇場でオペラを振るときは、やはり一番上に立つべきは作曲家だと思います。ジイドは、あんまり作品自体を好きじゃなかったとおっしゃいましたが、ストラヴィンスキーがリブレットを好きじゃなかったという話は聞いていませんよね。

《ペルセフォーヌ》の音楽は、シンプルです。ちょっとレトロ調な、古めかしいというか、昔っぽいというか。そういう作品を書かせると、ストラヴィンスキーは天下一品です。その前にオイディプス王が書かれていますし、少しスタイルが近いですね。そのあと彼の作品の中に割と古い作風が出てきます。でも古い方を見ながらも、ストラヴィンスキーの時代、彼の言葉でしっかりと書かれている。古臭くはない。ストラヴィンスキーにバッハのかつらをかぶせる。かつらはバッハ、顔はストラヴィンスキー。《ペトルーシュカ》も《火の鳥》(マエストロは焼き鳥と冗談でおっしゃいます)《春の祭典》も、全部ロシアに関わる作品ですね。《ペルセフォーヌ》や《オイディプス王》、《カルタ遊び》の時代になると、ヨーロッパ・ストラヴィンスキーです。

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Q2:マエストロご自身は、《ペルセフォーヌ》はどこで指揮されていますが?ロシアでも上演されているのでしょうか?

ラザレフ:私はイギリスで振っています。語り、テノール、合唱、今回と同じような形式です。

ロシアでは上演されているかどうかということですが、モスクワに音楽の家というコンサートホールがあるのですが、そこで上演しています。作品そのものについてよりも、演出がとても際どいもので、裸の女性がうろちょろしているような演出で、そちらに話題が持っていかれました。非常に印象は強かったですけれども、音楽については語られなかった。それ以来は演奏されていないと思います。


※ソリストについて

テノールのポール・グローヴスはラザレフからの指名で出演が決定いたしました。既にこの作品の演奏実績もあり、フランス語歌唱にも定評のある名歌手です。(なお、ポール・グローヴスが《ペルセフォーヌ》に出演して歌っている、マドリードのテアトロ・レアル劇場での公演の映像がYouTubeにあります)

またこの作品のナレーターには、演劇的要素とフランス語解釈と発音、そしてストラヴィンスキーの楽譜を読める音楽的素養も求められます。そういった中でこれら全てをクリアできる逸材としてドルニオク綾乃を起用いたしました。彼女は現在ベルリン在住で、フランス語・ドイツ語そして日本語に堪能であり、演劇・オペラ奏法の分野で活躍しています。

【こぼれ話】

《火の鳥》の話ですが、ディアギレフは最初にリャードフに持ちかけています。これは正しい選択だったと思います。おとぎ話をテーマにした作品を書かせると、リャードフの右に出るものはいなかった。ただ、ディアギレフはリャードフがとっても怠け者だということを見逃していたのかもしれません。リャードフの作品、小品が多いですよね。リャードフは、《火の鳥》を書くよ、と言ったんです。その3か月後、偶然ペテルブルグの街中で、ディアギレフはリャードフに会いました。

ディアギレフは聞きました「火の鳥はどうですか?」
リャードフは答えました「とっても順調です。五線譜をもう買いました!」
ディアギレフはその足でストラヴィンスキーの元へ向かったのです。


日本初演となる、日本フィル、ラザレフ指揮のストラヴィンスキー『ベルセフォーヌ』、とても楽しみです。

なお、この会見に先立ち、ラザレフ指揮によるショスタコーヴィッチの交響曲1番の公開リハーサルも行われまいた。入念で緻密な音作りで、細かいところまでラザレフはダメ出しを行って指導し、結果として非常に豊かな音の響きができ上がっていく様子を聴くことができました。音楽もダンス/バレエには欠かせないものであり、バレエファンの皆さんにもぜひ、日本フィル他国内オーケストラの公演を聴いてほしいと思います。

また、日本フィルは毎年夏には、スターダンサーズバレエ団と共に、親子向けの夏休み公演も行っています。
http://www.japanphil.or.jp/familyconcertspecialpage

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
ショスタコーヴィチ 日本フィルハーモニー交響楽団 ラザレフ(アレクサンドル)

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ボリショイ・バレエ、コワリョーワとティッシが昇進

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ボリショイ・バレエの公式サイトで、ファースト・ソリストのところに、イタリア出身のジャコポ・ティッシの名前が、そしてソリストのところに、2016年に入団して以来大きな役に抜擢されてきているアリョーナ・コワリョーワの名前があります。

https://www.bolshoi.ru/en/persons/ballet/all/

コワリョーワは非常に長身のバレリーナで、ワガノワ・アカデミーを卒業。マリインスキー・バレエには採用されずにエイフマン・バレエに入団しようとしていたところ、ボリショイ・バレエのオーディションを受けて入団しました。
https://www.bolshoi.ru/persons/ballet/3306/

抜擢が続いており、今年6月の来日公演では『ジゼル』のミルタ役を始めて踊りました。7月のリンカーンセンターフェスティバルの『ジュエルズ』では「ダイヤモンド」の主役を、やはり今回昇進したティッシと共に踊っています。また、『白鳥の湖』のオデット/オディールを入団2年目にして踊りました。非常に背が高いのでパートナー選びには苦労しているところもありますが、愛らしい容姿に長い手脚の美しいダンサーです。ボリショイでの教師は、オルガ・チェンチコワです。

ティッシは2014年にミラノ・スカラ座学校を卒業後ウィーン国立バレエを経てミラノ・スカラ座バレエに入団。ミラノ・スカラ座でアレクセイ・ラトマンスキー振付の『眠れる森の美女』を上演した際、スヴェトラーナ・ザハロワの相手役を務める予定だったセルゲイ・ポルーニンが降板し、代役としてザハロワと共演しました。ボリショイの芸術監督ワジーエフの目に留まり、ボリショイ・バレエに移籍するも、2016年はほぼ出演はありませんでした。しかし今年に入って、リンカーンセンターフェスティバルの『ジュエルズ』では「ダイヤモンド」の主役を踊り、また『エチュード』、『白鳥の湖』などにも主演しています。1995年生まれの若いダンサーで、長身でハンサムな容姿の持ち主です。現在、アレクサンドル・ヴェトロフに指導を受けているとのことです。
https://www.bolshoi.ru/persons/ballet/3575/

彼らのほか、ブラジル出身のデヴィッド・モッタ=ソアレスや、今年入団した千野円句さんなど、ワジーエフは若いダンサーを積極的に主演に起用しているようです。

バーミンガム・ロイヤル・バレエの来日公演2018年5月(コジョカル、エイマンゲスト出演)

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英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの来日公演の概要が、バレエの祭典会員宛てに送られてきました。

バーミンガムロイヤル・バレエ来日公演

<来日が予定される主なプリンシパル> 
ツォーチャオ・チョウ、マチアス・ディングマン、サマラ・ダウンズ、セリーヌ・ギッテンス、平田桃子
イアン・マッケイ、デリア・マシューズ、セザール・モラレス、ジェンナ・ロバーツ、タイロン・シングルトン

<ゲスト・アーティスト>
アリーナ・コジョカル (イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
マチアス・エイマン (パリ・オペラ座バレエ)


眠れる森の美女 (ピーター・ライト振付)

5月18日(金)18:30・20日(日)14:00 アリーナ・コジョカル/マチアス・ディングマン

5月19日(土) デリア・マシューズ/ブランドン・ローレンス、


リーズの結婚 (フレデリック・アシュトン振付)

5月25日(金)19:00 27日(日)14:00 平田桃子/エイマン

5月26日(土)14:00 セリーヌ・ギッテンス/タイロン・シングルトン


会場:東京文化会館

演奏 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

入場料 S:19000 A:17000 B:15000 D:9000 E:6000

https://www.brb.org.uk/the-company/dancers-and-ballet-staff


ゲストが豪華です。コジョカルは、ハンブルグ・バレエ来日公演「椿姫」に続けての来日。「リーズの結婚」はパリ・オペラ座バレエのレパートリーに入っており、エイマンもコーラス役を踊っていて当たり役です。

今回は佐久間奈緒さん、ツァオ・チーの来日がなさそうなのが残念です。が、厚地康雄さん、水谷実喜さん、渕上礼奈さんはきっと観られますよね。

芸術監督、デヴィッド・ビントレー振付作品も観たかったような気はしますが、英国バレエの伝統を継ぐ2作品なのできっと楽しい公演となることでしょう。

KARAS APPARATUSアップデイトダンスNo.49「顔」 佐東利穂子ソロダンス/パリ・オペラ座バレエ「グラン・ミロワール」

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パリ・オペラ座バレエでの創作をはじめとする秋のツアーを終えた、勅使川原三郎さんの新作「顔」が、KARAS APPARATUSで今週末より上演されます。

http://www.st-karas.com/news_jp/

今年の秋はオペラ座での新作「Grand miroir」やヨーロッパでの活動が中心だったため、東京での公演は8月の「月に吠える」以来、そしてKARAS APPARATUSでの公演は7月の「イリュミナリオン」以来となります。

パリ・オペラ座バレエでの「Grand miroir グラン・ミロワール」は、賛否両論はあったものの、多くの現地メディアに取り上げられて評判を呼びました。勅使川原さんの独特の舞踊語彙を見事に咀嚼して見せたマチュー・ガニオやジェルマン・ルーヴェ、ほぼ主役というべき役に抜擢されたリディ・ヴァレイエスの踊りは絶賛されました。エサ=ペッカ・サロネンの指揮、諏訪内晶子さんのヴァイオリン演奏も素晴らしかったとのことです。

勅使川原三郎振り付け新作「グラン・ミロワール」 パリ・オペラ座バレエ団、攻めの作品に熱い拍手
http://www.sankei.com/entertainments/news/171112/ent1711120004-n1.html


Grand miroirを勅使川原さんがリハーサルする映像

https://www.operadeparis.fr/magazine/lincessant-mouvement-de-la-vie

Grand miroirのほか、「アゴン」「春の祭典」も含めたリハーサル映像

ここでは本編の映像を少し観ることができます。
https://culturebox.francetvinfo.fr/danse/danse-contemporaine/de-balanchine-a-pina-bausch-un-resume-de-la-vie-a-l-opera-garnier-264345

10月11日にフランス・パリのフィルハーモニー・ド・パリにて行われた
勅使川原三郎さんと佐東利穂子が出演したアンサンブル・ピグマリオンの公演は、Cultureboxにて全編視聴することができます。(勅使川原さん、佐東さんが登場するのは38分過ぎから)

Bach - Cantatas BWV 31, 34, 51 & 191 by Raphael Pichon 1/7
https://culturebox.francetvinfo.fr/opera-classique/musique-classique/c-est-baroque/concerts/bach-par-raphael-pichon-a-la-philharmonie-1ere-partie-263439

そして待望の新作『顔』です。こちらは、佐東利穂子さんのソロダンスになります。

Kao1
photo : 左 / Saburo Teshigawara 右 / Mariko Miura


パリ・オペラ座、フィルハーモニー・ド・パリなど世界の大舞台で活躍するトップアーティストの至芸を、親密な空間で堪能できる貴重な機会です。今ダンサーとしての絶頂期にある佐東さんの、圧倒的で唯一無二の鮮烈なダンスをぜひ目撃してください。


アップデイトダンスNo.49 

「顔」

全身には顔というよく動くところがある 

気持ちが形として表れる

言葉よりも心の近くにあり
 
身体の他のどの部分より人をひきつけ

喜ばせ悲しませる 

精一杯に生きる姿が背中のようにあからさまに

               勅使川原三郎

アップデイトダンスNo.49
「顔」

演出・照明 勅使川原三郎
出演 佐東利穂子

【日時】2017年
11月18日(土)20:00
11月19日(日)16:00
11月20日(月)20:00
11月21日(火)20:00
11月22日(水)休演日
11月23日(祝)20:00
11月24日(金)20:00
11月25日(土)20:00
11月26日(日)16:00
開演30分前より受付開始、客席開場は10分前

【会場】カラス・アパラタス/B2ホール

【料金】(全席自由)
一般 予約 3000円 当日3500円 学生2000円(予約,当日共に)

【予約】メール updatedance@st-karas.com 
件名を「アップデイトNo.49」として、本文にご希望の日付・一般または学生・枚数・郵便番号・住所・氏名・?日中連絡のつく電話番号をご記入ください。

予約は各回前日の24時まで受け付けています。

【問合せ】TEL. 03-6276-9136

熊川哲也オーチャードホール芸術監督 特別企画 オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴~

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2018年2月に、熊川哲也さんが企画した、世界の代表的なバレエ学校の生徒を集めたガラ公演「オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴~」が開催されます。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_balletgala.html


日本でも、海外留学を目指す生徒は増えるばかりですが、世界のバレエ学校の実力を目の当たりにする機会は限られています。日本のバレエ団が世界に誇れる水準の作品を生み出し、世界のバレエ界と肩を並べるレベルに達した日本。「いまやバレエの世界はボーダレス」と語るオーチャードホール芸術監督 熊川哲也が世界の若き才能を召集、今冬、オーチャードホールで次世代を担うダンサーの卵がその実力を競います。

279年の歴史を誇りニコライ・ツィスカリーゼが校長を務めるワガノワ・バレエ・アカデミー(ロシア)、
今世紀を代表する振付家ジョン・ノイマイヤーが校長を務めるハンブルク・バレエ学校(ドイツ)、
マニュエル・ルグリ率いる精鋭集団として注目されるウィーン国立バレエ団の付属校ウィーン国立歌劇場バレエ学校(オーストリア)、
イリ・キリアンのエスプリが息づくハーグ王立コンセルヴァトワール(オランダ)、
北米随一の実力と知られるカナダ国立バレエ学校(カナダ)、
そして多くの優秀なダンサーを世界中に輩出しているエリート校であるオーストラリアン・バレエ・スクール(オーストラリア)。

バレエ大国の6か国から国を代表する名門バレエ学校が一挙来日。プロのバレエ団でも頻繁に上演される各国を代表する振付家の作品を携え、しのぎを削ります。次世代のスターがここ日本で開花する瞬間をお見逃しなく。


2018/2/11(日・祝)13:00開演
2018/2/12(月・休)13:00開演

≪入学特別オーディション 同時開催決定≫
プロのダンサーを志す日本のバレエ学習者にさらなるチャンスを提供するため、公演に参加するバレエ学校への入学特別オーディションを開催いたします。オーディションで選ばれた方には各対象校の入学許可等が授与されます。
なお、オーディションは一般公開の予定です。世界に羽ばたく若き新鋭たちの挑戦をどうぞお楽しみに。

※応募要項など詳細は決定次第、Bunkamuraホームページにてお知らせいたします。

曲目・演目

ロシア:ワガノワ・バレエ・アカデミー (校長:ニコライ・ツィスカリーゼ)
 『フローラの目覚め』より“パ・ド・カトル”
 振付:マリウス・プティパ 音楽:R.ドリゴ
 『人形の精』より“パ・ド・トロワ”
 振付:S.レガート/N.レガート(改訂:ニコライ・ツィスカリーゼ) 音楽:R.ドリゴ

ドイツ:ハンブルク・バレエ学校
 (校長:ジョン・ノイマイヤー)
 『バッハ組曲2』より
 振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:J.S.バッハ

オーストリア:ウィーン国立歌劇場バレエ学校
 (校長:マニュエル・ルグリ)
 *演目未定

オランダ:ハーグ王立コンセルヴァトワール (校長:ヤン・リンケンス)
 『Evening Songs』より
 振付:イリ・キリアン 音楽:A.ドヴォルザーク
 『無言歌集』より
 振付:ハンス・ファン・マーネン 音楽:F.メンデルスゾーン

カナダ:カナダ国立バレエ学校
 (校長:メイビス・ステインズ)
 *演目未定

オーストラリア:オーストラリアン・バレエ・スクール (校長:リサ・パヴァーン)
 『VITAE』
 振付:マーガレット・ウィルソン 音楽:B.デスナー

スタッフ

総合監修:オーチャードホール芸術監督 熊川哲也

会場

Bunkamuraオーチャードホール

その他の情報

※5歳以上入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※特別録音音源を使用いたします。
※出演者・演目は2017年11月17日現在のものです。追加演目は決定次第、Bunkamura HPで発表致します。
※出演者の病気や怪我等、やむを得ない事情で変更になる場合がございます。公演中止の場合を除き、演目や出演者変更等に伴うチケットの払い戻しや変更はお受けできませんので、予めご了承ください。
※公演中止の場合の旅費、チケット送料等の補償は致しません。

[主催]
Bunkamura/TBS/WOWOW

チケット情報

料金
S¥10,800 A¥8,000 B¥6,000 (税込)

※5歳以上入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は固くお断り致します。

MY Bunkamura先行販売

2017/11/22(水)

一般発売

2017/11/25(土)

チケット発売についての詳細はこちらで
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_balletgala.html

******
今年、カナダ・ナショナル・バレエスクールで、アセンブリ・インターナショナルという4年に1度、世界中のバレエ学校の生徒と教師が集まるカンファレンスが開催されました。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/05/post-e396.html

今回の企画は、こちらの日本版に近いイメージなのではないかと思います。日本ではこのような試みは初めてだと思いますが、素晴らしい企画ですよね。欲を言えば、K-Balletスクールなど日本のバレエ学校との交流もあるとさらに良いと思います。熊川さんは、日本のバレエの未来をしっかりと見据えていますね。

なお、先日、今回参加するオランダ:ハーグ王立コンセルヴァトワールのヤン・リンケンス校長によるワークショップを取材しました。こちらのワークショップの内容はまた後日掲載しますが、ここで、今回上演されるハンス・ファン=マネン振付の『無言歌集』(Songs Without Words)というレパートリーを学ぶというもので、大変素晴らしいものでした。
http://shballet.jp/audition_info.html

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