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新国立劇場巣ごもりシアターで新国立劇場バレエ団『ロメオとジュリエット』を29日より配信

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残念ながら2月26日の『マノン』公演を最後に、『Dance to the Future2020』『ドン・キホーテ』『不思議の国のアリス』と公演中止が続いている新国立劇場バレエ団ですが、5月最終週からの配信(5月29日~6月5日)は 、 バレエ『ロメオとジュリエット』が配信されます。

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https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017336.html

 バレエ  ロメオとジュリエット 
(2016年11月4日公演)

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撮影:鹿摩隆司(2016年公演)

【音楽】セルゲイ・プロコフィエフ 
【振付】ケネス・マクミラン
【出演】小野絢子、 福岡雄大、 木下嘉人、 菅野英男、 奥村康祐、 渡邊峻郁、 貝川鐵夫、 本島美和 ほか

【指揮】マーティン・イェーツ 
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

人々の心を惹きつけてやまないシェイクスピアによる永遠のラブストーリー。 巨匠ケネス・マクミランによるドラマティックな振付は、 プロコフィエフの繊細で豊かな音楽と一体となって登場人物の感情を余すところなく表現し、 観る者すべてを虜にします。 舞踏会での出会いの場面から、 バルコニーのシーン、 そしてラストの墓場のシーンまで、 名場面は枚挙に暇がありません。 2016年の上演より、 小野絢子、 福岡雄大主演の公演映像をお贈りします。

【配信日時】2020年5月29日(金)15:00~6月5日(金)14:00

 バレエ  ロメオとジュリエット 
3分でわかる!バレエ『ロメオとジュリエット』: https://youtu.be/RvI5eF7MiiY

リハーサル映像(World Ballet Day LIVE 2019より): https://youtu.be/H0CRsCmnOCY

小野絢子×福岡雄大が語る『ロメオとジュリエット』の魅力
5月29日(金)14:45-14:55 
福岡雄大オフィシャルインスタグラムアカウント(@yudaifukuoka_official)にて ライブトーク を行います。

新国立劇場バレエ団を代表する小野絢子、福岡雄大ペアの至高のパートナーシップを堪能できる作品です。特に小野さんの天才的なほどの演技力と繊細な動きで、ジュリエットのあっという間の愛と死を駆け抜けていく様には、心震わされました。この作品を映像で観られるのは本当に嬉しいことです。

なお、6月26日(金)までの配信をもって、「巣ごもりシアター」は終了するとのことです。5月25日に緊急事態宣言が解除され、徐々に劇場の幕も開く日が近づいてきていると期待しています。どれほど劇場で観る舞台が自分の生活にとって大切なものであり、幸せな体験であったかを実感する毎日です。早く安心して舞台を観ることができるよう、事態の収束を祈ります。

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◆新国立劇場バレエ団ダンサーによるinstagramライヴトーク(リレー方式)


・下記よりご覧いただけます。

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▲福岡雄大

※視聴者の皆様からのご質問コーナーの時間も予定されています。

赤井綾乃&福岡雄大】

・日時:5月26日(火)14:30-15:00

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山田歌子&福岡雄大】

・日時:5月26日(火)15:30-16:00

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佐野和輝&福岡雄大】★

・日時:5月26日(火)16:30-17:00

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多田そのか&福岡雄大】

・日時:5月27日(水)14:30-15:00

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川口 藍
&福岡雄大】

・日時:5月27日(水)15:30-16:00
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最終回は6月の予定です。

福岡雄大さんのInstagramで行われる、通称”雄大の部屋”。福岡さんの気配りが行き届いた話術によって、今まで知らなかったダンサーたちの一面を知ることができて、より一層バレエ団に親しみを持つことができました。ほとんど毎日のように行われているこのトークは、自粛生活のオアシスです。福岡さん、そしてバレエ団の皆さんにはここでもお礼を申し上げたいです。また舞台を観ることができる日が待ち遠しい限りです。


パリ・オペラ座バレエのダンサーたち、オーストラリア・バレエの『ジゼル』自宅隔離中のウィリたちなど、隔離中映像の紹介

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日本国内の緊急事態宣言は解除されましたが、劇場で公演を観ることができるようになるまでは、まだしばらく時間がかかりそうです。

海外の例では、バイエルン国立劇場では毎週月曜日にダンスのソリストやパ・ド・ドゥ、歌手や室内楽による無観客公演が行われており、オンラインでオンデマンドにて視聴することができます。

https://www.staatsoper.de/en/staatsopertv.html?no_cache=1

バレエ公演の再開のニュースといえば、封じ込めに成功したニュージーランドの、ロイヤル・ニュージーランド・バレエが5月、6月に行われる公演を8月20日からに延期し、国内ツアー公演を行うと発表されました。しかし例えばパリ・オペラ座はほぼ年内の公演は難しいという報道が流れてきています。先日はフランスのテレビ番組に、ドロテ・ジルベール、レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ、フランソワ・アリュが出演して踊りました。

https://www.tf1.fr/tmc/quotidien-avec-yann-barthes/videos/la-culture-chez-vous-germain-louvet-et-leonore-baulac-danseurs-a-lopera-de-paris-19786662.html






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Très heureux d’avoir pu participer à cette merveilleuse émission @france2 #legrandechiquier !

François Alu(@francoisalu)がシェアした投稿 -

 

まだなかなか劇場が開かない中、ダンサーたちはどのように過ごしているのでしょうか?いくつかのユニークな動画をご紹介します。

 

オーストラリア・バレエの「ジゼル」のウィリたちが隔離中に何をしているのか…アルブレヒトへの復讐の相談でした。

ミルタ姐さんがカッコよくて最高です。途中出てくる映像は近藤亜香さんのジゼルと、新国立劇場バレエ団の『不思議の国のアリス』にゲスト出演する予定だったタイ=キング・ウォール。自宅隔離中のウィリたちの一人に渡邊綾さん(爪を磨きまくっています)。非常に秀逸な編集です。元プリンシパルのダニエル・ロウが演出、振付を手掛けているのですね。

ソルトレイクシティのバレエ団、バレエ・ウェストでは懐かしの青春映画『フットルース』の音楽を使い、足先だけで音楽を表現しています。ポワントワークだけで音楽を表現するテクニックの素晴らしさ(一部はスニーカーや靴下)時々ワンちゃんや赤ちゃんが参加するのも可愛い。

 

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のダンサーたちは、遠隔で『ラ・バヤデール』の影の王国を踊っています。美しいですね。

オーストリア、ドイツ、ポーランド、オランダなどでは、換気や消毒など万全の注意を払ってソーシャルディスタンスを保った状態で、クラスレッスンや少人数のリハーサルなどが始まっているようです。安全を確保した上で公演が再開される日が待ち遠しいですね。

横浜にダンスハウス〈Dance Base Yokohama〉が誕生、DaBY Channel【デイビーチャンネル】スタート

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横浜の新スポット、地下鉄みなとみらい線の馬車道駅に直結したKITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)に、ダンスハウスDance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)がオープンします。5月22日にはオンラインの記者会見も開催され、参加してきました。

https://dancebase.yokohama/

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Dance Base Yokohamaエントランス

Dance Base Yokohama(DaBY)は、プロフェッショナルなダンス環境の整備およびダンスに関連するあらゆるクリエイター育成に特化した事業を企画・運営する、ダンスハウスです。複合芸術であるダンスの発展のため、振付家やダンサーといったアーティストのみならず、音楽家、美術作家、映像作家、照明デザイナー、音響デザイナー、またプロデューサーやプロダクションスタッフ、批評家、研究者、そして観客の皆様の交流拠点になることをめざしています。

クリエイションを行うレジデンススペースでありながら、地域のアーティストや市民との交流も行い、ワークショップや実験的なトライアウト公演の実施や、ダンスアーカイブ事業など、さらなる多様な試みを展開する予定です。

アーティスティックディレクターの唐津絵理さん(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー) は、「劇場が“ハレ”の場だとすれば、ダンスハウスは“日常的な場所”。この空間で、ダンス界の現状の課題に対するたくさんの実験を行いたい。ダンスを拡張していきたいと思います」とまずは意気込みを語りました。

4月23日にDaBYはオープンし、オープニング記念イベントとして安藤洋子、酒井はな、中村恩恵、山崎広太、ヨアン・ブルジョワ、コレクティブ・プロトコルらの参加による都市を振り付ける TRIAD DANCE DAYS」が5月8、9、10日に開催される予定でしたが、新型コロナウィルスの感染予防のためにこのイベントは中止となってしまい、オープンも延期されました。(6月中にオープン予定ですが、緊急事態宣言の解除など周辺環境に鑑みながら決定)

アーティストとの対話を重ね、オープニングの代わりに「TRIAD NTERMISSION(幕間)」として開催します。
(予定されていたサイトスペシフィックパフォーマンスの形式を変え、山﨑広太による新プロジェクト『ダンステレポーテーション』がスタートし、また酒井はなの『瀕死の白鳥』などTRIAD DANCE DAYS はオンラインを介したクリエーションが継続中です)

また、5/28(木)より、DaBYのオンラインコンテンツとして、YouTubeにおいてDaBYチャンネルを開設することが決定されました。YouTube、SNS などを活用し、オンライン上でDaBY のコンセプトを体現できるようなコンテンツを配信するものです。

【DaBYチャンネル 開設記念DaBY talk Live vol.1】

日時:5月23日(土)21:00〜

対談:金森穣 × 小㞍健太

が第一弾としてInstagramで開催されましたが、大変興味深く、熱い語らいが1時間半にわたって繰り広げられ、また意外なエピソードも披露されてたくさんの発見がありました。

DaBY talk Live vol.2】

日時:5月28日(木)21:00〜

対談:近藤良平 × 鈴木竜

DaBYインスタグラムにて行われます。コンドルズの近藤良平さんのトークもとても楽しみです。

Open Lab Vol.1 
日時:2020年6月27日(土) 
ゲスト:山本康介

DaBYチャンネル開設記念ダンスムービー 「Happy BirthDaBY Vol.1」公開

酒井はな&島地保武、飯島望未、安藤洋子、鈴木竜、刈谷円香、湯浅永麻&飯田利奈子、高浦幸乃、鳴海令那、ハラサオリ、小暮香帆、中村恩恵、小㞍健太、康本雅子、小池ミモザ、山崎広太、岩淵貞太など日本のダンス界を代表するダンサーたちが参加しました。

**********

DaBY のアーティスティックディレクターには、日本初のダンスキュレーターの唐津 絵理(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)を、また、ダンスアーティストと観客、クリエイターを繋ぐダンスエバンジェリスト(伝道師)として小㞍 健太(振付家・ダンサー)、第一弾アソシエイトコレオグラファーとして、鈴木 竜を(振付家・ダンサー)迎えます。他にもリーガルアドバイザーとして弁護士の東海千尋が参加するなど、日本のダンス環境の改善に向け、積極的に専門家を起用していく予定です。

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唐津絵理氏

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小㞍 健太氏(©Karl Thorburg)

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Dance Base Yokohamaアーカイブエリア

DaBY では、3つの拡張を展開していきます。

1 ダンスの観客層を広げる  2 専門的な人材を広げる  3 若手の登用

<CONCEPT>

4つのコンセプトを軸に、事業を展開していきます。

【つくる】

レジデンス
・プロフェッショナルなクリエイターによるダンス作品の創作
・創作活動の成果発表の場となるトライアウト公演

【そだてる】

プロラボ  プロフェッショナルのダンスアーティスト向けのプログラム
・ダンスの枠を超えた様々なプロフェッショルによる専門的なワークショップ
 登録アーティスト(*1) / 実験的な作品の創造 “ コレクティブ”( *2)
・ダンスの環境改善やクリエイターのステップアップのための各種セミナー
 ex) コレクティブ・リサーチ:ダンスエバンジェリスト小㞍健太がファシリテーターとなる実験的なワークショプ
 ex) リーガルセミナー:DaBY リーガルアドバイザー東海千尋によるセミナー

【あつまる】

オープンラボ  キッズや学生、一般の方が参加できるプログラム
・多様なアーティストやクリエイター・舞台スタッフの交流の場としてのプラットフォーム
・市民やダンスファンが気軽に立ち寄れるダンスアーカイブ
 ex)オープンリサーチ:コレクティブリサーチの成果発表
 ex) アーカイブのトークイベント:ダンサー・振付家によるアーカイブ作品の上映と解説
 ex) キッズ向けプログラム: キッズ向けプログラムなど

【むすぶ】

ネットワーク
・国内外のダンスを専門とする劇場や団体を結ぶハブ
・多様な団体と協働することで、ダンスを通じた社会貢献を実現

(*1)登録アーティスト
アーティスト、クリエイターがDaBY を利用するには、プロフェッショナル会員の登録が必要です。登録ダンサーは、特定のワーク
ショップへの参加、DaBY 作品の出演候補対象を基本とし、アプレンティスダンサー* レジデンスダンサー* レジデンスアーティス
ト* など独自の分類にあわせプロフェッショナルなダンス環境を提供します。ダンスエバンジェリスト小㞍健太がメンターとして活
動し、若手アーティストへのアドバイスや、クリエイションのサポートを行います。

ゲストアーティスト:堂園 翔矢・森永泰弘・田中麻里奈 など / レペティター*:小野麻里子 / レジデンスダンサー:安心院かな、岡本優香など

(*2)実験的な作品の創造“ コレクティブ”
アソシエイトコレオグラファーらが、次世代の作品を創作。初めてダンス作品に取り組む異ジャンルのアーティストが参加。
*第一弾アソシエイトコレオグラファー 鈴木竜。建築家、音楽家、ドラマトゥルクなどが参加。

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Dance Base Yokohamaアクティングエリア

歴史的建造物の復元建築として、窓などの開口部や柱の位置、天井高など構造はそのままに、ボックス・イン・ボックスの構法で空間を構成しています。
ダンスクラス、創作活動(レジデンス)、ショーイング、ワークショップ、トライアウト等を行うアクティングエリアを中心に、
周辺の廊下部分にライブラリー等のアーカイブ機能を配置、他にもバックヤードに楽屋やシャワー施設、オフィス、倉庫等を有しています。クリエイターのための真の創造の場にしていくために、さまざまな人たちと巡り合うことのできる空間構築をめざしています。

空間設計は、地元横浜馬車道に拠点を置き、まちづくりやクリエイターネットワーク構築で実績のあるオンデザインパートナーズの一色ヒロタカ等が担当。

日本の文化・芸術活動、特にコンテンポラリーダンスの発展に寄与することを目的として、2019 年3月1日に設立された一般財団法人セガサミー文化芸術財団が運営・管理していきます。

 

愛知県芸術劇場でダンスのキュレーター/プロデューサーとして活躍してきた唐津絵理さんがこの〈Dance Base Yokohama〉にかける想いは、バレエチャンネルのインタビュー記事で読むことができます。
https://balletchannel.jp/7692

記者会見の詳しいレポートはステージナタリーで読むことができます。

https://natalie.mu/stage/news/379950

なおDaBYのグランドオープンは6月中を予定していますが、緊急事態宣言の解除など周辺環境に鑑みながら決定されるとのことです。

※今回の事態を受け、アーティストサポート(DaBY スタジオ無償提供)が提供されます。
7月の一定期間、新型コロナウイルスで被害を受けたダンスアーティストへのリハーサルやクリエイション、映像撮影などの場として施設を開放します。
・内容: ダンスのリハーサル、クリエイション、自身のレッスン、オンライン発信のためのスタジオ使用、映像撮影
*ダンスの指導や集客を伴うイベント、有料のイベントは除く、人数制限あり

会見で印象的だったコメントをいくつかご紹介します。

まず小㞍健太さんの「エヴァンジェリスト」(伝道師)という聞きなれない肩書についてですが、ダンサーと観客の間をつなげる役割という意味です。プロがわかりやすい言葉でダンスを伝える役割を担っています。また、ダンサーと異ジャンルをつなげるリサーチのプロジェクトを行うと共に、経験を若い人たちにアドバイスしていきます。小㞍さんは、「ダンスは伝承するものであり、共感してもらうことが大切。一緒に踊ることで共感してもらうこと。興味のあるアーティストに接するとともに、興味がないかもしれない人たちにも開いていきたい。ダンサーやアーティストが認知されていくことに役立てるような活動をしていきたい」と語りました。

冒頭のあいさつでは小㞍さんは、「過去10年、日本とオランダを拠点に活動してきましたが、常にダンス活動の環境に苦労してきました。ダンサーが独立、自立できるシステムが日本にはありません。ダンスのアーティストは、日々のトレーニングに加えて、リサーチや創作をする必要もあります。ヨーロッパと日本の状況を簡単に比べることはできませんが、私がしてきたさまざまな経験を生かして、ダンサーが活動するための基盤作りをしつつ、ダンスを広く知っていただけるような活動をしていきたいです」と述べています。

唐津さんは、「空間を作ることを意識していきましたが、コロナウィルス禍もあってオープンが延期になり、オンライン上のつながりも重要だと考えるようになりました。危機感や情熱によりオンライン上でできることがあると再認識しました」「(5月頭の)公演を開催することを目指していましたが、できなくなった時にどうするべきかと考えた時に、一般の観客との関係が大切なのではないかと感じました。改めてアートの役割を考える機会を与えられ、ここでトライすることに中に新しい挑戦が出てきました。いろんな人と走って挑戦したい」と意気込みを語りました。

アソシエイトコレオグラファーの鈴木竜さんは、「プロフェッショナルな環境が整っているとは言い難い日本ですが、若手世代のアーティストとしてクリエイションに、歴史の一部として取り組んでいきます」「この状況だからこそ生まれる作品があると感じています。どういった形にしてしていくか、作品の発表の方法についても模索していきたい」と思いを語りました。

**************

名称: Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)
愛称: DaBY(デイビー)
所在: KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)BRICK North 3 階
   神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2
URL: https://www.dancebase.yokohama 
開館時間: 10:00~18:00( 火〜土 / 日・月休)
 ※日曜日には、トライアウト公演やワークショプを実施する場合があります。
 ※月曜日が祝日の場合は、その翌日に休館いたします。
 ※年末年始、お盆期間に休館有り。詳細はウェブサイトにてご確認ください。
利用方法: 「DaBY メンバーズ」登録(無料)
 Dance Base Yokohama(DaBY)をご利用いただくためには、「DaBY メンバーズ」へのご登録(無料)
 をしていただく必要がございます。DaBY メンバーズのご登録は、
 ウェブサイト(https://dancebase.yokohama/members)にてお願いいたします。
グランドオープン: 2020 年6月中予定 (* 緊急事態宣言の解除など周辺環境を鑑みながら決定していきます。)
運営: 一般財団法人セガサミー文化芸術財団

パリ・オペラ座バレエ・シネマ 2020『夏の夜の夢』6/1(月)より東劇にて/『ダンスの饗宴』6/5(金)より恵比寿ガーデンシネマにて公開

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 パリ・オペラ座バレエ団による公演を収録した映像作品を緊急劇場公開

「パリ・オペラ座バレエ・シネマ2020」

https://www.culture-ville.jp/parisoperaballetcinema

東劇での『パリ・オペラ座ダンスの饗宴』(2014-2015)は3月に公開していたものの、緊急事態宣言で映画館がクローズしてしまって恵比寿ガーデンシネマでの公開が延期となっていました。

緊急事態宣言の解除に伴い映画館が再オープンすることになったため、急きょ『パリ・オペラ座ダンスの饗宴』の恵比寿での公開、および『夏の夜の夢』の東劇での公開が決定しました。(関西では一足先に『パリ・オペラ座ダンスの饗宴』 が再公開されています)

滅多に見られない貴重な「デフィレ」始め、ゴージャスなパリ・オペラ座の舞台、エレガンスの極みのエトワールたちを大きなスクリーンで観られる機会、ぜひお見逃しなく。

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「パリ・オペラ座バレエ・シネマ 2020」

《公開劇場と公開日》

東劇(東京・東銀座)

6/1(月)〜『夏の夜の夢』(2017) (18時からの上映予定)上映スケジュールはこちら

6/26(金)〜『ミルピエ/ロビンズ/バランシン』(2015)

 

ミッドランドスクエアシネマ(愛知・名古屋)/なんばパークスシネマ(大阪・なんば)/神戸国際松竹(兵庫・神戸)/札幌シネマフロンティア(北海道・札幌)

6/19(金)〜 『夏の夜の夢』(2017)

6/26(金)〜『ミルピエ/ロビンズ/バランシン』(2015)

 

YEBISU GARDEN CINEMA(東京・恵比寿)

6/5(金)〜『パリ・オペラ座ダンスの饗宴』(2014-2015

7/31(金)〜『夏の夜の夢』(2017)

9/4(金)〜『ミルピエ/ロビンズ/バランシン』(2015)

 

『パリ・オペラ座ダンスの饗宴』

上映時間:2時間30分
撮影場所:パリ・オペラ座ガルニエ宮、オペラ・バスティーユ
収録:2014年10月
概要:『デフィレ』、『くるみ割り人形』ハイライト、『エチュード』から構成される。

『デフィレ』は100人あまりのパリ・オペラ座バレエ学校の生徒、そしてエトワール、プルミエール・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリ
ーユまで、154人のパリ・オペラ座のダンサーが一堂に会してガルニエ宮の舞台の奥から前へと行進する、300年を超える歴史を持つ伝統的な演目である。特別な機会にのみ上演されており、日本のスクリーンで観られるのは珍しく、貴重な公開となる。
また『エチュード』では、パリ・オペラ座バレエを代表するエトワールたちによるクラシック・バレエの粋ともいえる超絶技巧が楽しめる。『くるみ割り人形』はパリ・オペラ座バレエならではのルドルフ・ヌレエフ版。クリスマスを舞台に少女クララの冒険と夢を描く、ファンタジックな冬の風物詩。

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『デフィレ』
出演:
パリ・オペラ座バレエ団のエトワール(※下記参照)、プルミエール・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユ、パリ・オペラ座学校の生徒たち
※(エトワール)アマンディーヌ・アルビッソン/エミリー・コゼット/オーレリ・デュポン/ドロテ・ジルベール/マリ・アニエス・ジロ/レティシア・プジョル/アリス・ルナヴァン/ジェレミー・ベランガール/ステファン・ビュリョン/マチュー・ガニオ/ジョシュア・オファルト/エルヴェ・モロー/カール・パケット/バンジャマン・ペッシュ

『エチュード』
振付:ハラルド・ランダー
音楽:カール・チェルニー/クヌドーゲ・リーサゲル
出演:ドロテ・ジルベール、カール・パケット、ジョシュア・オファルト

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『くるみ割り人形』ハイライト
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:クララ:ミリアム・ウルド=ブラム
ドロッセルマイヤー/王子:ジェレミー・ベランガール
ルイ―ザ:ノルウェン・ダニエル
フリッツ:エマニュエル・ティボー
雪の精:イザベル・シアラヴォラ、ステファニー・ロンベール

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『夏の夜の夢』

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上映時間:1時間40分(休憩なし)
撮影場所:パリ・オペラ座
オペラ・バスティーユ
収録:2017年3月
概要:ジョージ・バランシンが手がけた中では珍しく物語性のあるバレエ作品の一つで、原作はシェイクスピアの有名な喜劇だが、2幕はほとんど物語のないダンスとディヴェルティスマンで構成し、サンクトペテルブルグ帝室バレエを彷彿させる華麗なバレエの饗宴となっている。バランシンはメンデルスゾーンの作品を徹底的に調べ上げ、前奏曲と夜想曲、間奏曲、交響曲9番の抜粋も加えた。

1962年にニューヨーク・シティ・バレエで初演され、2017年にパリ・オペラ座バレエ団のレパートリーに加わった。本作のセットと衣装を手がけたのは舞台を魔法のように変幻させる才能に溢れたクリスチャン・ラクロワ!6人のエトワールを贅沢に配した豪華キャストにも注目。

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振付:ジョージ・バランシン
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
出演:タイターニア:エレオノラ・アバニャート
オベロン:ユーゴ・マルシャン
パック:エマニュエル・ティボー
ハーミア:レティシア・プジョル
ライサンダー:アレッシオ・カルボーネ
ヘレナ:ファニー・ゴルス
ディミトリウス:オドリック・ベザール
ヒッポリタ:アリス・ルナヴァン
テーセス:フロリアン・マニュネ
ボトム・フランチェスコ・ヴァンタッグロ
タイターニアの騎士:ステファン・ビュリヨン
パピヨン:ミュリエル・ズスペルギー
ディヴェルティスマン:パク・セウン、カール・パケット

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なお、ニューヨーク・シティ・バレエによる同じバランシン振付「夏の夜の夢」が5月31日午前9時よりしばらく配信されます。1986年の古い録画ですが伝説的なダンサーたちが出演しています。見比べるのも興味深いと覆います。

 

『ミルピエ/ロビンズ/バランシン』

上映時間:1時間50分(休憩なし)
撮影場所:パリ・オペラ座
オペラ・バスティーユ
収録:2017年3月
概要:バンジャマン・ミルピエ(パリ・オペラ座バレエ前芸術監督)が、アメリカで活躍した二人の偉大な振付家ジョージ・バランシンとジェローム・ロビンズに捧げた企画。『クリア、ラウド、ブライト、フォワード』(ミルピエ)、『作品19/ザ・ドリーマー』(ロビンズ)、『テーマとヴァリエーション』(バランシン)の3演目から構成されている。

ミルピエがパリ・オペラ座のために振付けた新作『クリア、ラウド、ブライト、フォワード』は、ドキュメンタリー映画『ミルピエ
パリ・オペラ座に挑んだ男』でその創作過程が細かく取り上げられ、当時話題を呼んだ。気鋭の作曲家ニコ・マーリーに音楽を委嘱し、ミルピエとマーリーによる5作品目のコラボレーションである。当時まだスジェだったレオノール・ボラック、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェなどの若手ダンサーを多く起用した。

『作品19/ザ・ドリーマー』はミハイル・バリシニコフのためにロビンズによって振付けられた。若い男性と空想のパートナーとの白昼夢をイメージした、二人のエトワールによる美しいヴァリエーション。

『テーマとヴァリエーション』は、パリ・オペラ座バレエの誇るダンサーたちが、チャイコフスキーの美しい音楽に乗って、高度なテクニックを披露するクラシカルな名作。1947年にアメリカン・バレエ・シアターで初演された。


『クリア、ラウド、ブライト、フォワード』
振付:バンジャマン・ミルピエ
音楽:ニコ・マーリー

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出演:
レオノール・ボラック、エレオノール・ゲリノー、オーバーヌ・フィルベール、マリオン・バルボー、レツィシア・ガローニ、ロレーヌ・レヴィ、ロクサーヌ・ストヤノフ、イダ・ヴィキンコスキ、アクセル・イーボ、フロリモン・ロリュー、ジェルマン・ルーヴェ、アリステル・マダン、ユーゴ・マルシャン、マルク・モロー、イヴォン・デモル、ジェレミー・ルー・ケール

『作品19/ザ・ドリーマー』

振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヴァイオリン協奏曲第1番

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出演:アマンディーヌ・アルビッソン、マチアス・エイマン
パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたち


『テーマとヴァリエーション』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

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出演:ローラ・エケ、ジョシュア・オファルト
パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたち

公開情報Twitter
cinema_ballet
公開情報facebook
@Paris.Opera.Cinema
配給・宣伝
カルチャヴィル合同会社

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 、アンコール上映「マノン」「ドン・キホーテ」と新作「眠れる森の美女」(金子扶生主演)公開

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新型コロナウィルスの影響により公開変更を重ねてきました英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン

映画館の再開に伴って6月5日(金)からの劇場公開が決まりました。

http://tohotowa.co.jp/roh/news/2020/06/01/20200601/

 

以下新しい日程及び作品(6月1日付け<※一部劇場を除く>です。


<6月公開作:英国ロイヤル・バレエで活躍する日本人ダンサー作品特集>


・6月5日(金)ロイヤル・バレエ「マノン」(レスコー役:平野亮一、マノン役:サラ・ラム、デ・グリュー役:ワディム・ムンタギロフ)

シーズン2017/18作品

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・6月12日(金)ロイヤル・バレエ「ドン・キホーテ」(キトリ役:高田茜、バジル役:アレクサンダー・キャンベル)

シーズン2018/19作品

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・6月19日(金)~2週間 ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」(オーロラ役:金子扶生、フロリムント王子役:フェデリコ・ボネッリ、フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ、青い鳥:マシュー・ボール)→新作

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「眠れる森の美女」以降、公開が予定されている「ラ・ボエーム」、「ザ・チェリスト」「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」、「フィデリオ」につきましては公開日の調整などが決まり次第改めて発表されるとのことです。

旧作である『マノン』と『ドン・キホーテ』はいずれも非常にクオリティの高い、素晴らしいパフォーマンスとして、劇場公開時も大ヒットを記録しました。もう一度映画館の大スクリーンで観られるのが嬉しいです。『ドン・キホーテ』は高田茜さんの記念すべきシネマ全幕作品初主演作品として、ファンなら必ずまた観ておきたい映像です。『マノン』は新国立劇場バレエ団の巣ごもりシアターでも配信されたばかりで、同じワディム・ムンタギロフ主演なので、見比べてみるのも興味深いのではないでしょうか。平野亮一さんの見事な演技力も見ものです。

また、金子扶生さんが、怪我をしてしまったローレン・カスバートソンの代役として急きょオーロラという大役を踊って大成功を収めた『眠れる森の美女』。こちらは試写を観ているのでまた改めて作品紹介記事を書く予定ですが、とても胸が熱くなるような感動と、スター誕生の瞬間を観たような幸福感で満たされます。フェデリコ・ボネッリの紳士的なサポートと美しい踊り、フロリナ姫にヤスミン・ナグディ、青い鳥にマシュー・ボールと人気プリンシパルを投入した贅沢なキャストです。

 

なかなか生の舞台に接することができないこの頃、換気や消毒、座席の間隔を空けた配置などで対策も万全の映画館の大スクリーンでバレエを楽しみましょう。

上映館も通常のシネマシーズン公開時より増えているので(東京は日本橋、日比谷、調布に加えて六本木、新宿も)、より観に行きやすいと思います。

北海道 札幌シネマフロンティア2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

宮城 フォーラム仙台2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズシャンテ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ日本橋2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ新宿2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 イオンシネマ シアタス調布2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

京都 イオンシネマ京都桂川2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

大阪 大阪ステーションシティシネマ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

兵庫 TOHOシネマズ西宮OS2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

福岡 中洲大洋映画劇場2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

 

『マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット』6月5日より公開

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新解釈版『白鳥の湖』でバレエ界に新風を巻き起こした英国バレエ界の鬼才、マシュー・ボーンの新作舞台『ロミオとジュリエット』が、いち早く日本のスクリーンに初登場します。試写を観たのはだいぶ前ですが、その激しさ、鮮烈さは忘れがたく、有料配信でもう一度観ました。

6.5(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショーされます。

http://mb-romeo-juliet.com/

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時代を超えて語り継がれてきたシェイクスピアの伝説的古典を、巨匠プロコフィエフの名曲に乗せてコンテンポラリー・バレエに大胆にアレンジした完全な新演出版。本プロジェクトのために新たに発掘された若い才能をスタッフ・キャストに迎え、不朽の名作に新たな風を吹き込んだ本作は、「2019年で最も待ち望まれた舞台!」と評され大絶賛をもって迎えられた。厳しい管理下に置かれ、自由を奪われ愛が禁じられた近未来を舞台に、運命に翻弄された2人の若き恋人たちの悲劇的な愛の物語が、まだ誰も見たことのない新世代の『ロミオとジュリエット』として蘇る。

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STORY

今からそう遠くない近未来、反抗的な若者たちを矯正する教育施設「ヴェローナ・インスティテュート」では、若者たちは男女別に分断、接触を禁じられ、厳しい監視下のもと自由を奪われて暮らしている。ジュリエットは、暴力的な看守のティボルトから目を付けられ、その脅威に怯えていた。ある日、有力政治家の両親から見放され施設に入れられたロミオは、施設で開催されたダンスパーティーでジュリエットと出会う。瞬く間に恋に落ちた2人は、看守の目を盗んで逢瀬を重ね、仲間たちに祝福されながら遂に愛を誓いあうのだった。しかし、幸せもつかの間、突如酒に酔ったティボルトが銃を振りかざして現れ、乱闘の挙句、仲間の1人マキューシオが命を落としてしまう。怒りに燃えるロミオとジュリエットたちは、ティボルトに立ち向かうも、さらなる悲劇が彼らを待ち受けていた…。

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様々な振付家が手掛けてきたバレエ版の『ロミオとジュリエット』。待ち望まれていたマシュー・ボーン版は、近未来の矯正施設に閉じ込められた若者たちの愛と死と暴力の物語。今まで見てきたどの『ロミオとジュリエット』よりも疾走感があって激しく、鮮烈で痛ましく残酷だ。真っ白い矯正施設のベッドの上で血まみれになってこと切れているロミオとジュリエットの死体が冒頭に映し出されるところからして強烈だ。

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矯正施設に閉じ込められて自由を奪われた若者たちを暴力で支配する残忍な看守のティボルト。裕福な両親によってこの施設に入れられてしまう気弱な青年ロミオ。奔放な魅力のある少女だがティボルトにしつこく目を付けられて怯えているジュリエット。マキューシオとバルサザールという男性カップル。若者たちのやり場のないエネルギーが全編ほとばしりパワフルなダンスが次から次へと繰り広げられる。ジュリエットとロミオのバルコニーのパ・ド・ドゥも情熱的で、内に秘めていた二人の思いが激しく炸裂している。二人が床の上を転がりながらもリフトも展開され、バルコニーも有効に使って力強い。極限状況の中でどうしようもなくお互いを求めあう熱情が伝わる最後のパ・ド・ドゥは痛ましくも美しい。レズ・ブラザーストンによる舞台装置はシンプルながら非常に効果的で、真っ白な矯正施設が行き場のない閉塞感を象徴している。白い制服を着せられたダンサーたちのなかで、赤い髪のジュリエット、そして流れる赤い血が鮮やかに浮かび上がる。暴力とトラウマがメーンのモチーフとなっていて、そのトラウマが結局恋人たちを破滅へと追いやってしまうのだ。

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音楽の順番を大胆に入れ替えた意外性とキャラクターの設定変更もユニークだ。1時間30分ほどの上演時間があっという間に通り過ぎ、見たことのない衝撃に心撃ちぬかれる、そんな痛ましくも熱情溢れる作品。ぜひ大スクリーンで体験してほしい。『シンデレラ』や『マシュー・ボーンの『白鳥の湖』『眠れる森の美女』などで主演してきた繊細さと大胆さのバランスが絶妙なコ―デリア・ブライスウェイト、やはり『シンデレラ』で頭角を現した若く美しいパリス・フィッツパトリックなど、若いキャストが活躍するのも、この作品の焦燥感、疾走感に寄与している。

恵比寿ガーデンシネマでの上映スケジュール
6月5日(金)〜11日(木)は
10:30/15:40/17:50

【プロダクション】演出・振付:マシュー・ボーン/舞台・衣装デザイン:レズ・ブラザーストン/照明:ポール・コンスタンブル/音響:ポール・グルースイス/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

【出演】ロミオ:パリス・フィッツパトリック/ジュリエット:コーデリア・ブライスウェイト/ティボルト:ダン・ライト/マキューシオ:ベン・ブラウン/バルサザー:ジャクソン・フィッシュ

撮影場所:サドラーズ・ウェルズ劇場/撮影時期:2019年/上映時間:91

提供:MORE2SCREEN 配給:ミモザフィルムズ 配給・宣伝協力:dbi inc.

後援:ブリティッシュ・カウンシル

© Illuminations and New Adventures Limited 2019

http://mb-romeo-juliet.com/


バレエメッセ ジュリアン・マッケイのオンライン・インタビュー実施、次回はレオニード・サラファーノフ

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バレエメッセでは、ディアナ・ヴィシニョーワ財団とのコラボレーションにより、世界のバレエアーティスト達から学ぶオンラインサロン『バックステージサロン』を毎月開催しています。

4月にはディアナ・ヴィシニョーワ、5月22日にはジュリアン・マッケイとのオンラインサロンが実施されました。

https://mailchi.mp/balletmesse/back_stage_salon

このジュリアン・マッケイとのオンラインサロンに先日参加させていただきました。

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本インタビューはディアナ・ヴィシニョーワ基金、Studio Context の支援でBallet Messe によって企画されたプロジェクトです。

日本語通訳もついて、ジュリアンへのライブインタビューを聴くことができるという企画で、事前申し込みしていればライブで聴くのは無料となっています。Zoomアプリで実際に話しているジュリアンの様子も見られました。事前に集めた視聴者からの質問にも答えてくれました。

メモを取っていなかったので、細かい応答については書きませんが、昨年11月のミハイロフスキー・バレエでの来日公演は彼にとっては忘れがたい感動があったとのことです。日本の観客の熱い反応がとにかくうれしかったと。短い滞在だったのでゆっくりは過ごせなかったけど、今度はぜひ温泉に行ってみたいとのこと。

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また、ローザンヌ国際バレエコンクールに参加した時の想い出も話してくれました。もうその時には、まだ17歳だったけどドイツでの『ジゼル』公演に出演したり舞台に立つこともしていたので、参加している時にはそんなにすごいことだと思わなかくてただ楽しかったけれど、後になって思い出してみるとなんという素晴らしい経験だったのだろう、と感じたそうです。古典作品ではやはり『ジゼル』が好きで、テレビ番組「ビッグ・バレエ」で踊った、セバスチャン・ベルトー振付の『ルネッサンス』という現代作品を踊ったのも印象的だったそう。

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自粛期間では、故郷のモンタナの豊かな自然に触れ、家族や愛犬と過ごしているとのこと。そして今後については、まだ発表できないけれども、あるバレエ団と契約し、入団する予定となっているとのことでした。二つ選択肢がある時には、一つのところに留まるのではなく、少し怖いけれど、止まったらそこで終わり、進化を続けたい、新しい挑戦をしたいと考えて、ミハイロフスキー・バレエを退団することを選んだそうです。

ジュリアンの人柄の良さとポジティブさ、聡明さが伝わってくるインタビューでした。コロナウィルス禍の影響で、夏に予定されていた来日公演PRINCE OF BALLETはキャンセルとなってしまいましたが、いつかまた実現させたいとのことです。

もう公開期間は終わってしまいましたが、有料でアーカイブ動画を視聴することもできました。その収益は全額ディアナ・ヴィシニョーワ基金に寄付されたとのことです。

 

そして、次回のオンラインサロンは、ミハイロフスキー・バレエのレオニード・サラファーノフとのライブインタビューです。

■日時:6月12日(金)21:00~22:00
■ゲスト:レオニード・サラファーノフ
■参加アプリ:Zoom
■参加費:無料(アーカイブは有料※)
■通訳:あり

■申込期限
6月12日(金)19:00

https://mailchi.mp/balletmesse/back_stage_salon こちらよりお申し込みください。質問なども受け付けています。

メールマガジンはここから申し込むことができます。 info@balletmesse.com

 

ボリショイ・バレエinシネマ Season2019-20《白鳥の湖》《ジゼル》劇場公開

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ボリショイ・バレエinシネマ Season2019-20《白鳥の湖》及び《ジゼル》が、上映延期になっていましたが、急きょ上映されます。

ぜひ映画館でのバレエ鑑賞をお楽しみください。

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2019-20/


《白鳥の湖》6/17(水)13:00&19:00

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6/17(水)13:00 ※109 シネマズ二子玉川での上映はございません
6/17(水)19:00 ※シネマイクスピアリのみ 18:00 開演


振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
出演:オルガ・スミルノワ(オデット&オディール)、ジャコポ・ティッシ(王子ジークフリート)、
エゴール・ゲラシチェンコ(ロットバルト)、アレクセイ・プチンツェフ(道化)

ボリショイ・バレエの新女王、オルガ・スミルノワ主演によるこの上なく美しい白鳥です。王子は、イタリア出身でロベルト・ボッレ2世の呼び声高い若手、長身で美貌のジャコポ・ティッシ。11月~12月に予定されている来日公演ではこの二人の組み合わせはないので、この機会にぜひ。


《ジゼル》6/24(水)13:00&19:00 

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6/24(水)13:00 ※109 シネマズ二子玉川での上映はございません
6/24(水)19:00 ※シネマイクスピアリのみ 18:00 開演


振付:アレクセイ・ラトマンスキー
出演:オルガ・スミルノワ(ジゼル)、アルテミー・ベリャコフ(アルブレヒト)、
デニス・サーヴィン(ハンス(ヒラリオン))、アンゲリーナ・ヴラーシネツ(ミルタ)、
ネッリ・コバヒーゼ(バチルド)、リュドミラ・セメニャカ(ベルト)、アナスタシア・デニソワ(ズルマ)

こちらは注目のラトマンスキーによる新演出の「ジゼル」です。バチルド姫が従来の「ジゼル」よりも大きな役割を与えられている心優しい姫で、ジゼルとバチルドの女性同士の絆的なものが描かれています。ウィリたちのフォーメーションも十字架の形が表現されていたり、恐ろしくも、ぞくぞくするほど美しい。オルガ・スミルノワの透明感のある儚いジゼル、そしてベリャコフのドラマティックな演技と見事なテクニックが発揮されていて見ごたえたっぷりです。

 

*入場券はご鑑賞日当日のみ、「各映画館の WEB サイトと窓口」にて販売いたします。
(プレイガイドでのチケット販売はございません。)
*キャストシートは本ホームページ上に掲出いたします。
(感染症予防のため映画館での配布は控えさせていただきます。)
*マスクを着用されていない方のご来場をお断りしている劇場がございます。また、発熱や咳など、体
調にご心配のある方は、恐れ入りますがご来場をお控えいただけますようお願い申し上げます。
*販売座席数を減らし、間隔をあけての座席指定となるため、お連れ様でも隣同士でのご鑑賞が出来か
ねる場合がございます。

今後の情勢に応じての変更や、その他、お客様へお願いがある場合がございます。必ず事前に各映画館の公式サイトをご確認いただき、映画館内の感染防止策へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

上映劇場リスト

https://liveviewing.jp/contents/bolshoi-cinema2019-20/


KARAS APPARATUSで勅使川原三郎「永遠の気晴らし」公演中

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6月12日より、荻窪のKARAS APPARATUSで勅使川原三郎振付、勅使川原三郎と佐東利穂子出演の「永遠の気晴らし」が6月20日まで公演中です。

http://www.st-karas.com/camp0713-2/
No71

ダンス公演を最後に観たのが4月5日のKARAS APPARATUSでの『ゴドーを待ちながら』でした。それから2か月余りの自粛期間が過ぎて、最初に観たのがまたKARAS APPARATUSでの公演。待ち望んだライブパフォーマンスです。

KARAS APPARATUSは安全対策には気を遣っていて、手指と靴底の消毒、一人一人検温もした上での入場。チラシはビニールに入れで置いているものを各自で取る方式。席も左右の間隔を取って定員を半分に減らしソーシャルディスタンスに配慮していました。(初日で比較的入りがよく、30人弱の観客数)

_3

客電が落ち、照明の中で勅使川原さんの姿が浮かび上がり、動き始めると胸にこみ上げるものがあった。ようやく、待ち望んでいたライブパフォーマンスを観られる時が来た。それが世界最高のパフォーマーである二人のダンスであるというのは何とぜいたくなことだろう。まさに至福の時。勅使川原さんがピアノ、リコーダーの素朴な音に合わせてゆっくりと動き始め、佐東さんも参加。2か月間舞台に立っていなかったとは思えないほどの流麗で美しい動きの二人。曲が変化するにしたがってダンスも変貌を遂げる。

_4

やがて激しいロック調の音楽になると、二人の超絶ダンスが炸裂した。お互い距離を取り合ってのダンスで、それぞれ全く味わいが違うダンスなのに不思議なシンクロをする。特に佐東さんの音を長い四肢で細かく拾い上げる、クールで色香も漂うスリリングな踊りは、今までの彼女からさらに進化した新生面。変なたとえだけど、ディスコのダンスフロアでこのダンスが踊られたら、誰もが踊るのをやめて彼女の姿に魅入ってしまうようなスタイリッシュさと引力の強さ。でも途中からは客席にいる自分も踊りたくなってしまうほど。

_5

ダンスそのものの喜び、生きる活力、みなぎるパワー…「永遠の気晴らし」という題名に象徴されるように、ダンスは単なる気晴らしなのかもしれないけど、気晴らしで何が悪い、気晴らしがあってこその人生だ、というメッセージが込められているように感じられた。今まで踊ることができなかった彼らが、水を得た魚のように生き生きと思いっきり弾けて踊る様子には崇高さすら漂う。

_2

終盤に音楽が止まり、静寂が訪れて二人の動きがゆっくりとなる。二人が正面を見ながらゆっくりと永遠へと消えていくようなエンディング。ダンスという気晴らしを奪われた2か月間のことを思い、胸に迫りくるものがあった。アパラタスが、勅使川原さんが、佐東さんがいてくれて、また舞台を、ダンスをライブで観ることができて、本当に良かった。これからも無事公演が開催できますように。

アップデイトダンス No.71
「永遠の気晴らし」
 
身体の奥底のうごめき 無目的な戯れ
機能性から外れた無限再生遊戯
危機 ある晴れた日に
 
演出・照明 勅使川原三郎
出演 勅使川原三郎 佐東利穂子
 
【残りの公演日程】
6月17日(水)20:00
6月18日(木)20:00
6月19日(金)20:00 *定員間近
6月20日(土)16:00 *定員間近
*受付開始は30分前、客席開場は10分前
 
【料金】
一般 予約 3,000円 当日3,500円
学生 2,000円 *予約・当日共に
 
【予約】
・予約フォーム https://www.updatebooking71
・電話:03-6276-9136
・メール:updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイトNo.71」とし、本文にご希望の日付・
一般または学生・枚数・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
*予約は前日の24時まで受付けています。
 
【劇場】
カラス・アパラタス/B2ホール
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅
西口改札 徒歩3分
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

 

なお、次回のアップデイトダンスも新作です。
アパラタスでの公演にぜひご期待ください。
 
▶︎6/29(月)-7/7(火) アップデイトダンスNo.72「空気上層」
 
・予約フォーム:https://www.updatebooking72

No7202
 

KARAS APPARATUSで勅使川原三郎「永遠の気晴らし」公演中

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6月12日より、荻窪のKARAS APPARATUSで勅使川原三郎振付、勅使川原三郎と佐東利穂子出演の「永遠の気晴らし」が6月20日まで公演中です。

http://www.st-karas.com/camp0713-2/

No71

ダンス公演を最後に観たのが4月5日のKARAS APPARATUSでの『ゴドーを待ちながら』でした。それから2か月余りの自粛期間が過ぎて、最初に観たのがまたKARAS APPARATUSでの公演。待ち望んだライブパフォーマンスです。

KARAS APPARATUSは安全対策には気を遣っていて、手指と靴底の消毒、一人一人検温もした上での入場。チラシはビニールに入れで置いているものを各自で取る方式。席も左右の間隔を取って定員を半分に減らしソーシャルディスタンスに配慮していました。(初日で比較的入りがよく、30人弱の観客数)

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客電が落ち、照明の中で勅使川原さんの姿が浮かび上がり、動き始めると胸にこみ上げるものがあった。ようやく、待ち望んでいたライブパフォーマンスを観られる時が来た。それが世界最高のパフォーマーである二人のダンスであるというのは何とぜいたくなことだろう。まさに至福の時。勅使川原さんがピアノ、リコーダーの素朴な音に合わせてゆっくりと動き始め、佐東さんも参加。2か月間舞台に立っていなかったとは思えないほどの流麗で美しい動きの二人。曲が変化するにしたがってダンスも変貌を遂げる。

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やがて激しいロック調の音楽になると、二人の超絶ダンスが炸裂した。お互い距離を取り合ってのダンスで、それぞれ全く味わいが違うダンスなのに不思議なシンクロをする。特に佐東さんの音を長い四肢で細かく拾い上げる、クールで色香も漂うスリリングな踊りは、今までの彼女からさらに進化した新生面。変なたとえだけど、ディスコのダンスフロアでこのダンスが踊られたら、誰もが踊るのをやめて彼女の姿に魅入ってしまうようなスタイリッシュさと引力の強さ。でも途中からは客席にいる自分も踊りたくなってしまうほど。

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ダンスそのものの喜び、生きる活力、みなぎるパワー…「永遠の気晴らし」という題名に象徴されるように、ダンスは単なる気晴らしなのかもしれないけど、気晴らしで何が悪い、気晴らしがあってこその人生だ、というメッセージが込められているように感じられた。今まで踊ることができなかった彼らが、水を得た魚のように生き生きと思いっきり弾けて踊る様子には崇高さすら漂う。

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終盤に音楽が止まり、静寂が訪れて二人の動きがゆっくりとなる。二人が正面を見ながらゆっくりと永遠へと消えていくようなエンディング。ダンスという気晴らしを奪われた2か月間のことを思い、胸に迫りくるものがあった。アパラタスが、勅使川原さんが、佐東さんがいてくれて、また舞台を、ダンスをライブで観ることができて、本当に良かった。これからも無事公演が開催できますように。

アップデイトダンス No.71
「永遠の気晴らし」
 
身体の奥底のうごめき 無目的な戯れ
機能性から外れた無限再生遊戯
危機 ある晴れた日に
 
演出・照明 勅使川原三郎
出演 勅使川原三郎 佐東利穂子
 
【残りの公演日程】
6月17日(水)20:00
6月18日(木)20:00
6月19日(金)20:00 *定員間近
6月20日(土)16:00 *定員間近
*受付開始は30分前、客席開場は10分前
 
【料金】
一般 予約 3,000円 当日3,500円
学生 2,000円 *予約・当日共に
 
【予約】
・予約フォーム https://www.updatebooking71
・電話:03-6276-9136
・メール:updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイトNo.71」とし、本文にご希望の日付・
一般または学生・枚数・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
*予約は前日の24時まで受付けています。
 
【劇場】
カラス・アパラタス/B2ホール
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅
西口改札 徒歩3分
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2

 

なお、次回のアップデイトダンスも新作です。
アパラタスでの公演にぜひご期待ください。
 
▶︎6/29(月)-7/7(火) アップデイトダンスNo.72「空気上層」
 
・予約フォーム:https://www.updatebooking72

No7202

 

ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』(金子扶生主演)公開

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6月19日より、ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』が劇場公開されます。コロナウィルス禍の関係で、当初予定より劇場公開予定が遅れたので、待ちに待った映画館での上映です。
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http://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=the_sleeping_beauty

収録当日、オーロラ役が予定されていたローレン・カスバートソンが怪我で 降板し、急遽オーロラ役の代役に、当初はリラの精を踊る予定だった金子扶生さんが抜擢されました。金子さんは見事に期待に応え、漂う気品、大輪の花の華やかさと初々しさを見せてスター誕生の瞬間を見る思いでした。

大画面で見るとローズアダージオでは金子さん、緊張しているのが伝わってきます。後ろにいる群舞のダンサーたちが頑張れオーラを送っているのも見えます。バレエの皆さんが応援しているのが伝わってきました。 ここで金子さんがしっかりと安定したバランスを決め、4人目の英国王子ギャリー・エイヴィスが父親のような優しい表情で迎えると笑顔が花開き、良かったねと思わず観客の私も涙がこぼれ、胸が熱くなりました。

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音楽性に優れてラインも美しくゴージャスな金子さん、叙情的な2幕の幻影もエレガントで素晴らしかった。3幕のヴァリエーションではピルエットはすべて3回転で軸もしっかり、アラベスクもピタリと綺麗なポジションで決まります。王子役のフェデリコ・ボネッリのサポートはもちろん完璧です。彼がパートナーだったからこそ、金子さんも安心して踊ることができたのでしょう。王子にふさわしいエレガンス、年齢的にはすっかりベテランなのにその年齢を感じさせないような、高いアントルシャ・シスと美しいつま先にも惚れ惚れしました。

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ロイヤル・バレエ ならではの、演劇的な要素も味わえます。邪悪な妖精カラボスを演じるのは、ケレン味たっぷりに悪を楽しむ演技派のクリステン・マクナリー。見事な高笑いとカリスマ性で場をさらいます。北欧美女のジーナ・ストーム・ジェンセンのリラの精はこのカラボスに対抗できる凛とした強さの持ち主。まだ若手ですがしっかりとした技術の持ち主です。本来この役は金子さんが踊る予定だったので、彼女も急な代役でした。

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プロローグの妖精たちも豪華キャストで、崔由姫さん、アナ・ローズ・オサリヴァン、マヤラ・マグリ、クレア・カルヴァートなどそれぞれの個性を発揮し、お付きの騎士たちもアクリ瑠嘉さん、セザール・コラレスなどの人気ダンサーを揃えていてロイヤル・バレエの層の厚さを実感します。フロリナ姫にヤスミン・ナグディ、青い鳥にマシュー・ボールという配役も贅沢で、マシューのブルーバードは長身なのに飛んでいきそうなくらい高くダイナミックに跳んでいました。(下の写真は、ヤスミン・ナグディのオーロラ、マシュー・ボールの王子です)

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金子扶生というスター誕生の場面を目撃できる「眠れる森の美女」ぜひ大画面でご覧ください。幕間映像ではダーシー・バッセルとケヴィン・オヘアの指導による金子さんのローズアダージオの稽古がとても興味深いです。バランスよりもむしろピルエットの方が大変だったりするのですね。また、「眠れる森の美女」 は第二次世界大戦が終わった直後を飾った記念すべき作品でもありました。戦後の物資がない時に衣装の材料を苦労して集めたり、紙ナプキンなども代用したというエピソードも披露されます。

そして次回上映の話題の新作「ザ・チェリスト」のキャシー・マーストンのインタビューやリハーサル映像も少し登場します。

【振付】マリウス・プティパ

【追加振付】フレデリック・アシュトン、アンソニー・ダウエル、クリストファー・ウィールドン

【プロダクション】モニカ・メイソン(ニネット・ド・ヴァロワとニコライ・セルゲイエフに基づく)

【美術】オリバー・メッセル

【デザイン追加】ピーター・ファーマー

【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

【指揮】サイモン・ヒューイット

【出演】オーロラ姫:金子扶生
フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ
国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ
お妃: エリザベス・マクゴリアン
カタラビュット:トーマス・ホワイトヘッド
カラボス:クリステン・マクナリー 英国の王子:ギャリー・エイヴィス
フランスの王子:ニコル・エドモンズ
インドの王子:デヴィッド・ドネリー
ロシアの王子:トーマス・モック 伯爵夫人:クリスティーナ・アレスティス
フロレスタン:ジェームズ・ヘイ
フロレスタンの姉妹:マヤラ・マグリ、アナ・ローズ・オサリヴァン
長靴を履いた猫:ポール・ケイ
白猫:レティシア・ストック
フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ
青い鳥:マシュー・ボール
赤ずきん:ロマニー・パイダク
狼:ニコル・エドモンズ ~プロローグ~
澄んだ泉の精: ロマニー・パイダク
お付きの騎士:アクリ瑠嘉
魔法の庭の精: マヤラ・マグリ
お付きの騎士: ヴァレンティノ・ズケッティ
森の草地の精: クレア・カルヴァート
お付きの騎士:カルヴィン・リチャードソン
歌鳥の精: アナ・ローズ・オサリヴァン
お付きの騎士: ジェームズ・ヘイ
黄金のつる草の精: 崔 由姫
お付きの騎士: セザール・コラレス
リラの精:ジーナ・ストーム=ジェンセン
リラの精のお付きの騎士:ニコル・エドモンズ

【上映時間】3時間22分

<あらすじ>

国王フロレスタン24世とお妃は、 生まれたばかりのオーロラ姫の洗礼式に妖精たちを招くが、邪悪な妖精カラボスは洗礼式に招かれなかったことに激怒する。洗礼式に招かざる客として割り込んだカラボスは、オーロラは糸紡ぎで指を刺して死ぬという呪いをかけた。リラの精は、カラボスの呪いを和らげる贈り物を贈る。それは、オーロラは死なないが深い眠りに落ち、王子のキスによって目覚めるというもの。
オーロラの16歳の誕生日に、4人の王子たちが求婚しにやってくる。禁止されている糸紡ぎを使っていた女性たちが捕まるが、お妃のとりなしで無罪放免となる。好奇心旺盛なオーロラは老婆に変装したカラボスに渡された糸紡ぎで指を刺してしまう。オーロラは深い眠りに落ち、城全体も共に眠る。100年後、狩りに出かけたフロリムント王子は、リラの精にオーロラ姫の幻影を見せられ、魅了される。王子はリラの精に導かれて深い森に隠れた城を見つけ、キスでオーロラを目覚めさせる。邪魔をしようとしたカラボスは打ち負かされる。おとぎ話の登場人物たちが駆けつけて、ふたりの華麗な結婚式が開かれる。

北海道 札幌シネマフロンティア2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

宮城 フォーラム仙台2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズシャンテ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ日本橋2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ新宿2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

東京 イオンシネマ シアタス調布2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

京都 イオンシネマ京都桂川2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

大阪 大阪ステーションシティシネマ2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

兵庫 TOHOシネマズ西宮OS2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

福岡 中洲大洋映画劇場2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

光藍社公式サイトで、ウラジーミル・マラーホフのインタビュー

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7月に予定されていたキエフ・バレエ学校来日公演に出演予定だったウラジーミル・マラーホフ。マラーホフ版の「コッペリア」でコッペリウス博士役で出演する予定でしたが、残念ながらコロナウィルス禍で公演は中止となってしまいました。

この公演用に、自粛中のウラジーミル・マラーホフに4月にSkypeでインタビューを行いました。公演は中止になってしまいましたが、光藍社さんのソーシャルメディア(Instagram,Facebook、Twitter)で、このインタビューを紹介してくださっています。

 

インタビュー記事全体はこちらで読むことができます。

https://www.koransha.com/ballet/coppelia2020/marakhov/

皆さんご存知のように、ウラジーミル・マラーホフはこの自粛期間の間、平日は毎日日本時間の夜8時より、バーレッスンとセンターをInstagramで配信しています。マラーホフの優しい人柄、レッスンの参加者に向ける愛情が感じられる、とても素敵なレッスンです。4月に始まったレッスンが今も続いているだけでなく、水曜日にはスペシャルなレッスンとしてゲストダンサーを招いています。今までに、倉永美沙、ヤーナ・サレンコ、ディアナ・ヴィシニョーワ、針山愛美、スヴェトラーナ・ザハーロワ、ワディム・ムンタギロフ、マリアネラ・ヌニェス、ルシア・ラカッラといったダンサーが参加してきました。なかなかスタジオでレッスンを受けられない、舞台に立てなくて辛い思いをしているバレエを学ぶ人や愛好家たちに、レッスンを毎日届けているのは素晴らしいことですが、彼自身のモチベーションにもなっているとのことです。人望厚いマラーホフのこと、このレッスンに参加したいダンサーたちがたくさん待機しているとのこと。

また彼自身がキエフ・バレエ学校のために振付けた「コッペリア」やコッペリウス博士について、キエフ・バレエ学校について、バレエ教育への考え、今までの輝かしいキャリアを振り返り共演したダンサーたちについても語ってくれています。ボリショイ・バレエ学校時代に来日して以来、30年以上にもわたってほぼ毎年来日し、来日回数は100回以上というマラーホフ、日本のファンは彼にとってはかけがえのない存在のようです。

今回キエフ・バレエ学校が来日できなかったのは残念ですが、コロナウィルス禍が落ち着いた後にまた、このマラーホフ版「コッペリア」で来日してほしいと切に思います。さすがにもう古典の王子を踊ることはありませんが、これからもキャラクター的な役柄や現代作品などで舞台に立ちたいという想いもあるそうです。これだけ多くの人に長年にわたって愛されているダンサーも少ないのではないでしょうか。

ジュリアン・マッケイ 、サンフランシスコ・バレエにプリンシパルとして入団

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ミハイロフスキー・バレエを11月の来日公演の後に退団してしばらくフリーランスで活動していたジュリアン・マッケイ。先日のバレエ・メッセのオンラインサロンでは、大きなカンパニーのプリンシパルとして契約し、近日中に入団すると話していました。

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(c)Yumiko Inoue

そしていよいよ、入団先が発表されました。サンフランシスコ・バレエです。

 

https://www.sfballet.org/discover/press-center/press-releases/release/julian-mackay-principal-dancer/

ジュリアンはモスクワに滞在中、お父さんが危篤になりアメリカに帰国しようとしたところ、国境閉鎖前のアメリカへの最後の便として搭乗した飛行機が跳び立たず大変な思いをしたそうですが、何とかお父さんに最後に会うことができたようです。

サンフランシスコ・バレエは非常に魅力的なレパートリーを持つバレエ団。2021年新春からの新しいシーズンでは、「ヴィクトリア」「ザ・チェリスト」で注目の振付家キャシー・マーストンの新作「卒業(Mrs Robinson)」が予定されています。大ヒット映画のバレエ化です。(年内の公演は、コロナウィルス禍でキャンセル)このほかにも世界初演作品がいくつか予定されています。

https://www.sfballet.org/tickets/2021-season/

そしてダンサーもスターが多く、昨年は倉永美沙さんがボストン・バレエから移籍。来シーズンからは、現在はウィーン国立バレエのプリンシパルであるニキーシャ・フォゴがプリンシパルとして入団することが発表されていました。いつか日本公演も実現するといいなと思います。

ジュリアン・マッケイ自身の東京で行われる予定だった公演「PRINCE OF BALLET」もコロナウィルス禍で中止になってしまいましたが、こちらも延期の上実施してくれることを期待したいです。
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Alexandre Magazineでのジュリアン・マッケイのインタビューと撮り下ろし写真

https://www.alexandremagazine.com/011

英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』フェデリコ・ボネッリのインタビュー

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絶賛公開中の英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』(7月2日まで)
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http://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=the_sleeping_beauty

当日急きょオーロラに抜擢された金子扶生さんの、華やかで優雅な踊りが大評判を呼んでいます。その金子さんを美しくサポートし、公演を大成功に導いたのが、フロリモント王子役のフェデリコ・ボネッリ。見事な包容力とパートナーリングを発揮し、いつまでも若々しく美しい貴公子ぶりでした。

そのフェデリコ・ボネッリに、今回の『眠れる森の美女』の日本での劇場公開に寄せて、インタビューをすることができました。日本のファンを大切にする姿勢、温かく真摯な人柄が伝わってきます。コロナウィルス禍で、ロイヤル・バレエの公演もいつ再開できるのかわからない状況です。ぜひこの機会に、大画面で金子さんとフェデリコによるゴージャスな夢の世界を体験してください。

記事のリンク先はこちらです。Facebookを使っていない方のために、記事を以下にも転載しますね。

『眠れる森の美女』【フェデリコ・ボネッリ インタビュー】 貴公子の中の貴公子と、スターの階段を駆け上る日本製のオーロラ姫、夢の共演!

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(写真はマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフ)

 ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズンで公開中の「眠れる森の美女」。ベテランの域に達しながらも、変わらぬ若々しさと鮮やかなテクニック、安定のパートナリング技術で、収録当日、急きょ代役に抜擢された金子扶生を支えた貴公子、フェデリコ・ボネッリ。まさに理想の王子様というべき気品と美しさにあふれて、日本でも長年にわたり高い人気を誇っています。

 「眠れる森の美女」の日本での劇場公開を記念して、フロリムント王子役のフェデリコがインタビューに答えてくれました。誠実でひたむきな人柄、多くの女性ダンサーが共演を熱望する男性ダンサーとしての魅力が言葉からも伝わってきます。

扶生とは、ほとんど初共演だったけど、彼女はとてもよく踊りきった。


Q. 今回の「眠れる森の美女」が映画館中継された時、ローレン・カスバートソンが怪我ということで急にパートナーが金子扶生さんに交代しましたね。急なパートナーチェンジで大変だったと思いますが、大成功を収められたということで良かったです。金子さんのオーロラはいかがでしたか?

扶生は驚いたと思いますが、とてもよく踊り切ったと思います。彼女とは、ウィールドン振付の『冬物語』で少し組んだことがありました。でも全幕の古典作品で一緒に組んだことはなかったと思います。今回は、お互いを信頼して、やるべきことをできた。結果としてはとても良い舞台になったと思います。本当に直前に変更があったので、緊張する間もなく、とにかく舞台の上でベストを尽くすだけでした。このような直前の変更の場合でなくても、リハーサルを十分にできない場合もありますが、その時も、とにかく舞台を楽しむのみです。


Q. あなたはとてもパートナーに信頼されている優れたパートナーだと評価されていて、ローレン・カスバートソンに話を伺った時も理想的なパートナーだと聞きました。バレリーナと踊るときに気を遣っている点は?

 ローレンとは、この舞台に向けて丁寧に準備を進めていたので、本番当日に彼女が怪我をしてしまったことは残念でした。でも彼女は回復して、もっと良いパフォーマンスを見せてくれると、いつでも信じていました。ローレンが僕のことを良いパートナーだと評価してくれていることは、とても嬉しく、光栄です。僕は、誰かと一緒に踊ることが好きなので、パートナリングは自分の中から自然に出てくるものです。まずは女性の振付を、よくよく把握すること、そして自分自身がサポートされていることを想像して、どのような位置に、どのようなバランスの置き方が助けになるのかを考えて臨んでいます。
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「眠れる森の美女」は古典バレエの神髄。音楽がとても大事にされた振付と純粋でまっすぐなストーリー。


Q. 「眠れる森の美女」はあなたにとってはどのような作品でしょうか。見所やお気に入りのパートはどこでしょうか。

 1番好きなシーンはローズアダージオです。僕(王子)は2幕からの登場なので、このシーンでは舞台上にも出てきませんが(笑)。このアダジオは、技術的にも音楽的にも、ダンサーの技量が発揮されるように作られていて、ダンサーによってどのような音楽性や表現が生まれてくるのかを見るのが楽しみです。
 自分自身が踊る中では、3幕のグランパドドゥが好きです。古典バレエの神髄が詰まった作品だと思うし、音楽がとても大切にされた振付によって、音楽性が重視されていく場面です。王子の役に関しては、いわゆる“おとぎ話”の要素がたくさん詰まっています。恋に落ちたことがなかった王子が、理想像として現れるオーロラ姫に恋に落ちる、という、とても純粋でまっすぐなお話です。ストーリーに反して、振付けは高難度ですが、音楽、とくにメロディーが助けてくれます。
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Q. 映画館中継の回における ロンドンの観客の反応はいかがだったでしょうか?映画館中 継されている公演で踊る気持ちはいかがでしょうか。
 世界中で放映され、たくさんの方々に観ていただけるのは、とても嬉しいです。観てくださる皆様に感謝しています。映画館で舞台芸術を観るというのは、新しい体験だったと思います。普段、僕たちダンサーは、劇場にいらした目の前のお客様に楽しんでもらえるように踊っています。生の舞台芸術は、踊り手とお客様という関係で成立する魔法のような瞬間で、それがとても大好きです。
 最近では、劇場から離れたところからも楽しめる方法ができたということも、もちろん嬉しいです。でも、シネマで楽しんだ後、ぜひとも劇場に足を運んで、生の公演を楽しんでいただきたいと思います。世界のどの劇場でも構いません。生の舞台を共有する喜びをぜひ感じ取っていただけたら嬉しいです。

日本のお客様に心からの「ありがとう」を。

Q. 日本の観客は来日公演とともに、映画館中継を通して英国ロイヤル・バレエに特に親しみを持っています。日本の観客へのメッセージをお願いします。
 日本の観客の皆様は本当に素晴らしいです。私たち英国ロイヤル・バレエ団は、頻繁に日本で公演をする機会に恵まれています。熱心に観てくださり、応援してくださり、その愛情にあふれた全てを受け止めて、幸せです。日本の皆様にお伝えしたいことは、心からの「ありがとうございます」です。
 日本には、世界の様々なカンパニーがやってきて公演をしています。そして、日本国内にも素晴らしいダンサーやバレエ団があります。その全てを応援してくださる日本のバレエファンの皆様の熱意によって、世界中のダンサー達が、日本の舞台に立つことを楽しみにしていると思います。

 金子扶生とは、ほとんど初共演だったにもかかわらず、とても息の合ったパートナーシップで彼女の鮮やかなシネマ主演デビューを支えたフェデリコ・ボネッリ。貴公子の中の貴公子と、スターの階段を駆け上る日本製のオーロラ姫、夢の共演を見逃さないで。
                             森 菜穂美 (舞踊評論家)
北海道 札幌シネマフロンティア 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
宮城 フォーラム仙台 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
東京 TOHOシネマズシャンテ 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
東京 TOHOシネマズ日本橋 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
東京 TOHOシネマズ新宿 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)
福岡 中洲大洋映画劇場 2020/6/19(金)~2020/7/2(木)

 

 

 

  • 【振付】マリウス・プティパ
  • 【追加振付】フレデリック・アシュトン、アンソニー・ダウエル、クリストファー・ウィールドン
  • 【プロダクション】モニカ・メイソン(ニネット・ド・ヴァロワとニコライ・セルゲイエフに基づく)
  • 【美術】オリバー・メッセル
  • 【デザイン追加】ピーター・ファーマー
  • 【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
  • 【指揮】サイモン・ヒューイット
  • 【出演】オーロラ姫:金子扶生
    フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ
    国王フロレスタン24世: クリストファー・サウンダーズ
    お妃: エリザベス・マクゴリアン
    カタラビュット:トーマス・ホワイトヘッド
    カラボス:クリステン・マクナリー 英国の王子:ギャリー・エイヴィス
    フランスの王子:ニコル・エドモンズ
    インドの王子:デヴィッド・ドネリー
    ロシアの王子:トーマス・モック 伯爵夫人:クリスティーナ・アレスティス
    フロレスタン:ジェームズ・ヘイ
    フロレスタンの姉妹:マヤラ・マグリ、アナ・ローズ・オサリヴァン
    長靴を履いた猫:ポール・ケイ
    白猫:レティシア・ストック
    フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ
    青い鳥:マシュー・ボール
    赤ずきん:ロマニー・パイダク
    狼:ニコル・エドモンズ ~プロローグ~
    澄んだ泉の精: ロマニー・パイダク
    お付きの騎士:アクリ瑠嘉
    魔法の庭の精: マヤラ・マグリ
    お付きの騎士: ヴァレンティノ・ズケッティ
    森の草地の精: クレア・カルヴァート
    お付きの騎士:カルヴィン・リチャードソン
    歌鳥の精: アナ・ローズ・オサリヴァン
    お付きの騎士: ジェームズ・ヘイ
    黄金のつる草の精: 崔 由姫
    お付きの騎士: セザール・コラレス
    リラの精:ジーナ・ストーム=ジェンセン
    リラの精のお付きの騎士:ニコル・エドモンズ
  • 【上映時間】3時間22分

【新国立劇場】新国立劇場バレエ団公演再開!世界初演・新作バレエ公演『竜宮 りゅうぐう ~亀の姫と季(とき)の庭~』を開催

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新国立劇場バレエ団公演が待望の再開!5ヶ月ぶりの公演は、日本の御伽草子「浦島太郎」をモチーフにした新作バレエ『竜宮 りゅうぐう ~亀の姫と季(とき)の庭~』を世界初演します。

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/turtle-princess/


ダンサー・振付家として国内外の舞台やテレビで精力的に活躍する森山開次が初めてバレエを演出・振付。 森山さんらしい遊び心あふれる世界観で描かれた、 子どもも大人も理屈抜きで楽しめる作品となること間違いありません。

2月末の『マノン』公演以来、およそ5か月ぶりに新国立劇場バレエ団の舞台が実施される見通しとなるのは、本当に嬉しい限りです。公演にあたっては、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを踏まえて、新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策を徹底するとのことで、座席も前後左右空けての発売となっています。販売済みのチケットはいったん払い戻しとなるのでご注意ください。

世界初演・新作バレエ公演『竜宮 りゅうぐう』公演実施について 

https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017588.html

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これまでに『サーカス』『NINJA』など、 子どもも 大人も楽しめるダンス作品を生み出してきた森山開次が、初めてバレエを振付・演出。新国立劇場バレエ団のダンサーたちと共に新しいバレエ作品を創り上げ、オペラパレスで上演します。
豪華絢爛な竜宮城には、愉快な海の生き物たちがいて太郎をもてなし、春夏秋冬の美しい四季が堪能できる不思議な季(時)の部屋があります。そして故郷に帰った太郎を待っていた運命とは。
森山開次の手がける「日本をテーマにしたバレエ・ファンタジー」は、子どもだけでなく、大人のバレエファンもきっと満足することでしょう。

わが家の7歳の子どもも、森山開次さんの作品は大好きで、『不思議の国のアリス』『サーカス』『NINJA』と2回ずつくらい観て楽しんでいます!

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日本の昔ばなしをテーマにした世界初演バレエ

「御伽草子」では、私たちが知る「浦島太郎」の物語と違い、カメが竜宮城のプリンセスという設定。太郎が竜宮城から帰ってからの結末も、太郎が翁になった後に更なる展開が待ち受けています。
この「御伽草子」の「浦島太郎」を下敷きにしつつ、海の中の竜宮城の設定も取り込まれ、オリジナルのバレエの物語ができ上がりました。

森山ワールド全開!魅力的な海のキャラクターたち
今回、森山さんは演出・振付だけでなく、美術・衣裳のデザインも手掛けます。
カメのプリンセスをはじめとして、おもてなし担当のお茶目なフグ、タンゴを踊るイカの三兄弟など、竜宮城には愉快な海の生き物たちがたくさん!
物語以外の部分でもチャーミングな衣裳に身を包んだ、ユーモア溢れるキャラクターたちの踊りを楽しむことができ、まさに森山ワールドというべき想像力を掻き立てられる舞台となることでしょう。

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森山開次が新国立劇場バレエ団とコラボレーション
『サーカス』『NINJA』など、大人もこどもも楽しめるダンス作品を生み出してきた森山開次が、初めてバレエを演出・振付。
新国立劇場バレエ団のダンサーたちと共に新しいバレエ作品を創り上げ、オペラパレスで上演します。
コンテンポラリー・ダンスの振付・創作で活躍してきた森山がダンサーたちと共に、クラシック・バレエからどのような新しい表現を
生み出していくのでしょうか?

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演出・振付 森山開次さんからのメッセージ

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新作バレエ『竜宮』は、 「御伽草子」の浦島太郎を下敷きにしています。
その物語を読んで私が先ず驚いたのは、 助けたカメが竜宮城のプリンセスだったこと。 そして一番驚いたのは太郎がお翁(じい)さんになったあと、 さらに鶴に変身して亀の姫と再会、 最後には鶴亀の夫婦明神(めおとみょうじん)となって人々を守っていったという話です。 「なんで鶴に変身するの?」って、 子どもたちにもびっくりしてもらいたい、 そしてバレエらしいロマン溢れる舞台を皆様にお届けしたいと思っています。 「御伽草子」の竜宮城は島、 陸の上にあるのですが、 このバレエでは海の中に設定し、 ふぐやタコ、 マンボウなど愉快な海の仲間たちが登場して太郎を<おもてなし>します。

今回は、 美術・衣裳までトータルで担当させていただくので、 身が引き締まる思いです。 でも多くのプロフェッショナルなスタッフがサポートしてくれ、 私のプラン、 世界観を具現化してくれる、 その共同作業がとても楽しい。 一人では舞台は作れるものではないことを、 改めて感じています。

新国立劇場バレエ団とのコラボレーションは、 昨年秋のワークショップから始まりました。 私の振付はコンテンポラリー・ダンスに分類されますがオリジナルで、 バレエもベースに取り込んでいます。 今までは、 私が先ず踊ってみせることが多かったのですが、 イメージを伝えるだけで「バレエだったら、 こういう動きがある」とアイデアを出してくれる。 クラシック・バレエの伝統を保ちつつ新しい表現へ挑戦しようとする新国立劇場バレエ団のメンバーの<創作に対する意識>は、 とても高いと感じています。

この作品にはテーマとして「時」が流れています。 竜宮城には、 不思議な「季(とき)の庭」があり、 一度に春夏秋冬の美しい四季を堪能することができます。 太郎が竜宮城にいる間に700年もの年月が経過していました。 ふるさとで玉手箱を開けた太郎はお翁(じい)さんになってしまいます。 玉手箱には、 時が封印されていた、 そうこれは「時の物語」なのです。

時とは何か。 そして、 竜宮城とは何か。 なぜ、 太郎は故郷に帰ったのか。 現代を生きる私たちも「今」という時をどのように生きるべきか、 あらためて見つめることができるかもしれません。 ダンスや音楽は、 時の芸術でもあります。 そして舞台は、 今を共有できる時の空間。 舞台上の一瞬を届けるために、 私たちは鍛錬と稽古を繰り返す。
 
当たり前のようにあった<舞台のありがたさ尊さ>をあらためて感じる今。 時の感覚も違って感じられます。 新国立劇場バレエ団のみんなと、 今また創作ができる喜び。 どんな『竜宮』が誕生するか、 心から楽しみにしています。

森山開次

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芸術監督:大原永子
音楽:松本淳一
演出・振付:森山開次
美術・衣裳デザイン:森山開次
映像:ムーチョ村松
照明:櫛田晃代
音響:仲田竜太
振付補佐:貝川鐵夫/湯川麻美子
出演:新国立劇場バレエ団

公式サイト: https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/turtle-princess/

【公演日程】
2020年7月24日(金・祝) 13:00
2020年7月25日(土) 13:00
2020年7月25日(土) 19:00
2020年7月26日(日) 13:00
2020年7月26日(日) 19:00
2020年7月29日(水) 13:00
2020年7月30日(木) 13:00
2020年7月31日(金) 13:00

*託児サービスは当面休止いたします。
*開場は開演45分前です。 開演後のご入場は制限させていただきます。
*本公演は録音音源を使用いたします。

【会場】 新国立劇場 オペラパレス (京王新線 新宿駅より 1 駅、 初台駅中央口直結)

【主催】 新国立劇場

【後援】 渋谷区教育委員会 / 東京都公立小学校長会 / 東京私立初等学校協会
【特別協賛】 京王電鉄株式会社
【協賛】 株式会社 小学館 / コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 / 三菱重工機械システム株式会社

【予定上演時間】 約2時間<休憩1回含む>

【全国公演情報】
〇2020年9月19日(土)14:00 長崎県/アルカスSASEBO 大ホール
<お問い合わせ先> TEL:0956-42-1111
〇2020年9月22日(火・祝)14:00 富山県/オーバード・ホール
<お問い合わせ先> TEL:076-445-5610
 
【チケット料金(税込)】
こども(4歳~小学生):2,200円   大人(中学生以上):3,300円
*アトレ会員割引を含め、 各種割引はございません。
*適切な間隔を保つため、 前後左右をあけた席配置(全指定席)といたします。

【前売り開始日】
2020年7月8日(水) 10:00~

【チケットのお求め・お問い合わせ】
<ウェブでの予約・購入>
新国立劇場 Web ボックスオフィス http://pia.jp/nntt/ (PC、 携帯共通)
チケットぴあ http://pia.jp/t/ (PC、 携帯共通)
イープラス http://eplus.jp/ (PC、 携帯共通)
ローソンチケット http://l-tike.com/ (PC、 携帯共通)

<電話での予約・購入>
新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00)
チケットぴあ        TEL:0570-02-9999

*公演日時、 発売日が当初予定から変更になりました。
*本公演は新型コロナウイルス感染予防、 拡大防止対策をとって上演いたします。


新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みと主催公演ご来場の皆様へのお願い
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017576.html

キャスト



2020年7月24日(金・祝) 13:00




プリンセス 亀の姫
米沢 唯
浦島太郎
井澤 駿

2020年7月25日(土) 13:00




プリンセス 亀の姫
池田理沙子
浦島太郎
奥村康祐

2020年7月25日(土) 19:00




プリンセス 亀の姫
木村優里
浦島太郎
渡邊峻郁

2020年7月26日(日) 13:00




プリンセス 亀の姫
米沢 唯
浦島太郎
井澤 駿

2020年7月26日(日) 19:00




プリンセス 亀の姫
池田理沙子
浦島太郎
奥村康祐

2020年7月29日(水) 13:00




プリンセス 亀の姫
木村優里
浦島太郎
渡邊峻郁

2020年7月30日(木) 13:00




プリンセス 亀の姫
米沢 唯
浦島太郎
井澤 駿

2020年7月31日(金) 13:00




プリンセス 亀の姫
木村優里
浦島太郎
渡邊峻郁

パリ・オペラ座バレエの2020/21シーズンの予定(公演再開の予定)

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パリ・オペラ座バレエは今年3月に、コロナウィルス禍のさなかに奇跡的にも来日公演を実現させましたが、フランスに帰国後公演はすべて中止となり、2019/2020シーズンは終わってしまいました。

なかなか収束が見えない中で、オペラ・ガルニエは2021年のオフシーズンに予定されていた改装工事を前倒しにしました。

https://www.operadeparis.fr/en/news/stage-renovation-work-at-the-paris-opera-from-july-2020

今年の7月より工事を開始し、年内いっぱいガルニエでの公演はキャンセルとしました。バスティーユについては、11月24日のオペラ「椿姫」で公演が再開される予定になっています。(本来「椿姫」はガルニエで上演の予定でしたが場所をバスティーユに移動)そしてオペラ「カルメン」とバレエ「ラ・バヤデール」が年内バスティーユで上演される予定となっています。

ガルニエで予定されていたガラ公演、ホフェッシュ・シェクター/クリスタル・パイト/ロビンズのトリプルビル、シェルカウイ/シャロン・エイアール/アシュトンのトリプルビル、キリアンの夕べはキャンセルされます。

そしてステファン・リスナー総裁は予定よりも早く、2020年12月に退任するとのこと(ナポリのサンカルロ劇場の総裁に就任)。現在はカナディアン・オペラの総裁であるアレクサンダー・ネーフが後任ですが、まだカナダでの任期が残っているので、早期に着任できるかは不明。

https://www.lemonde.fr/culture/article/2020/06/11/stephane-lissner-l-opera-de-paris-est-a-genoux_6042522_3246.html

2019/2020シーズン頭からのストも重なり、オペラ座は4500万ユーロもの赤字を抱えることになったとのことです。

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ところで、パリ・オペラ座バレエに関しては、予定よりも早い舞台の計画があるようです。

オーレリー・デュポンは、10月2日より工事中のガルニエのプロセニウムの上(オーケストラピットに蓋をした上)で公演を行うと発表しました。

https://actu.orange.fr/societe/culture/malgre-les-travaux-le-ballet-de-l-opera-de-retour-a-garnier-a-l-automne-CNT000001rl0A6.html

20公演ほど、クラシックのソロやパ・ド・ドゥを中心とした上演を行うそうです。主にエトワールとプルミエダンサーが踊るとのこと。また、11月5日からは、シェルカウイ、ダミアン・ジャレなどの振付家による4つの新作の公演を17公演行う予定とのこと。ほかの2人の振付家は、NDT2のTess Voelkerという23歳のダンサーによる作品と、Mehdi Kerkoucheというヒップホップのアーティストでバリ・-ホワイトの曲に合わせたダンスがTwitterで話題になった人の作品だそうです。

当初予定されていたものの、ストによる損失など予算の問題で延期されてしまった、ラコットの新作「赤と黒」は2021年の10月~11月に、そして5月にカンパニー初演が予定されていた「マイヤーリング」(マクミラン)は2022年に延期されました。

7月13日、14日には医療スタッフへの感謝を表明する無料コンサートも開催するとのことです。(現在、ガルニエ内部を見学することは可能となっています)

第31回<バレエの祭典>ラインナップ発表

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第31回〈バレエの祭典〉のラインナップが発表されています。

https://www.nbs.or.jp/saiten/

シーズン ラインナップ

2021年 3月 ハンブルク・バレエ団
2021年 4 - 5月 ベジャール × ベートーヴェン「第九」
2021年 6 - 7月 イングリッシュ・ナショナル・バレエ
2021年 8月 第16回 世界バレエフェスティバル
2022年 3月 シュツットガルト・バレエ団

♦ハンブルク・バレエ団 2021年3月

ジョン・ノイマイヤー振付
「アンナ・カレーニナ」

ジョン・ノイマイヤー振付

「バーンスタイン・ダンス」

 

ベジャール × ベートーヴェン「第九」2021年4月下旬~5月上旬

モーリス・ベジャール振付
ベートーヴェン 「第九」

出演:モーリス・ベジャール・バレエ団、東京バレエ団
指揮:梅田俊明
独唱:
 高橋維(ソプラノ)
 加藤のぞみ(メゾ・ソプラノ)
 城宏憲(テノール)
 今井俊輔(バリトン)
合唱:東京オペラシンガーズ

 

イングリッシュ・ナショナル・バレエ【2演目】2021年6月下旬~7月上旬


ルドルフ・ヌレエフ振付
「ロミオとジュリエット」*オーケストラによる演奏(「ロミオとジュリエット」のみ)


アクラム・カーン振付
「ジゼル」

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Photo: Laurent Liotardo

 

第16回世界バレエフェスティバル【2演目】2021年8月

Aプログラム/Bプログラム

シュツットガルト・バレエ団【2演目】2022年3月上旬

マリシア・ハイデ振付

「眠れる森の美女」

ケネス・マクミラン振付
「うたかたの恋」

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今年はコロナウィルス禍で、多くの来日公演が中止・延期になりましたが、この第31回〈バレエの祭典〉は、主に2021年3月から8月の比較的短い期間内に、多くのとても魅力的な公演が企画されています。演目も、イングリッシュ・ナショナル・バレエの待望のアクラム・カーン振付「ジゼル」や、シュツットガルト・バレエの人気演目、マリシア・ハイデ版『眠れる森の美女』など、非常にそそるものばかりです(「うたかたの恋」はロイヤル・バレエで観たかったですが)。また恒例の3年に一度の世界バレエ・フェスティバルも開催されます。2021年の夏は今のところ東京オリンピックが開催予定なので、オリンピックの時期は外した時期になるとは思います。本当に招聘元さんは大変だと思いますが、頑張ってほしいです!

なお、ハンブルク・バレエは、2021年3月28日(日) に京都ロームシアターで『ベートーヴェン・プロジェクト』公演が予定されています。他に地方公演があるかどうかは不明。

https://rohmtheatrekyoto.jp/event/57861/

とにかくコロナウィルス禍が早く収束し、無事にこれらの公演を観ることができることを祈っています。(秋以降は、比較的多くの公演が予定されていますので、こちらの方もどうか無事観られますように)

お申込み受付開始は
7月10日(金)から


第31回〈バレエの祭典〉
ご入会特典

第16回世界バレエフェスティバル のクラスレッスン見学会にご招待
イングリッシュ・ナショナル・バレエ 「ロミオとジュリエット」「ジゼル」いずれかの舞台稽古見学会にご招待

お問い合わせ先:
NBSチケットセンター
〈バレエの祭典〉プレミアム・シーズン係
 03-3791-8888
〒153-0063 東京都目黒区目黒4-26-4
(月~金 10:00~16:00、土日祝休)

ニコライ・ファジェーチェフ逝去

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ボリショイ・バレエで1950年代に活躍し、ガリーナ・ウラノワやマイヤ・プリセツカヤなどの伝説的なバレリーナのパートナーを務めたニコライ・ファジェーチェフが6月23日に87歳で亡くなりました。ファジェーチェフは1956年の歴史的なボリショイ・バレエのロンドン公演でウラーノワと「ジゼル」を踊り、一躍注目されました。

https://www.bolshoi.ru/about/press/articles/memory/nikolai-fadeyechev-has-passed/

1977年に引退後はボリショイ・バレエで教師を務め、アレクサンドル・ヴェトロフ、アンドレイ・ウヴァーロフ、セルゲイ・フィーリン、ニコライ・ツィスカリーゼ、ルスラン・スグヴォルツォフ、アルチョム・オフチャレンコなどの名ダンサーを育てました。息子のアレクセイ・ファジェーチェフもボリショイ・バレエのプリンシパルとなりニーナ・アナニアシヴィリと頻繁に踊ったことでよく知られています。90年代にはアレクセイはボリショイの芸術監督にもなっています。

https://www.nytimes.com/2020/07/04/arts/dance/nikolai-fadeyechev-dead.html

1933年に生まれたファジェーチェフは、52年にボリショイ・バレエにソリストとして入団し、2年後には「白鳥の湖」の王子役を踊りました。とてもノーブルなダンサーとして知られ、ロンドン公演でも当初は「白鳥の湖」の王子役だけを踊る予定が、リハーサルの様子を観た首脳陣が急きょ彼をウラノワのジゼルの相手役に抜擢したのでした。

ロンドン公演で絶賛されたファジェーチェフは、BBCで撮影された「ジゼル」でナディア・ネリーナの相手役を務め、この役のタイミングやマイムシーンについて多くのことを教示してくれたと、2016年にピーター・ライトは述懐しています。61年にはネリーナはボリショイに招かれて、ファジェーチェフと「白鳥の湖」を踊りました。

1958年のボリショイ・バレエのパリ・ツアーの後、パリ・ダンス・アカデミーよりニジンスキー賞を受賞しました。「1958年5月31日にボリショイ・バレエの公演「白鳥の湖」でパリ・オペラ座の舞台に立った、最も輝かしくアカデミックなダンサーで重力の法則を超越した、ニコライ・ファジェーチェフに贈る」とこの名誉ある賞には添えられました。

また、マリヤ・プリセツカヤのために創作されたアロンソ版「カルメン」では、彼はドン・ホセ役で素晴らしい演技を見せました。

マイヤ・プリセツカヤとニコライ・ファジェーチェフ「レダと白鳥」より「プレリュード」

マイヤ・プリセツカヤ「なぜプリセツカヤはファジェーチェフをこんなにも褒めたたえているのだろう、とこの文章を読んだ後で思う人がいるかどうかはわかりません。しかし、彼と一緒に仕事をした同志たちに、どんなに称賛されてもおごることがない芸術家であり、皆のお手本となるような素晴らしい人であるということを伝えるために、私はこの文章を書いています」

リュドミラ・セメニャカ「ニコライ・ファジェーチェフは、バレエのオリンポスの中の神の一人だと、私は尊敬しています。彼は偉大なる教師であり、素晴らしい人間です。彼と踊ることは大きな幸せでした。彼はたぐいまれなパートナーで、バレリーナをサポートするだめでなく、彼女が自由に舞台の上で飛翔する機会を与えてくれる人です。ニコライ・ボリソヴィッチは芸術における私のゴッドファーザーです」

心よりお悔やみ申し上げます。

世界のトップバレエ学校が集結したワールド・バレエ・スクール・デーが開催

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12の世界トップのバレエ学校と教育機関(ローザンヌ国際コンクール)が集結して、7月7日の日本時間20時から、ワールド・バレエ・スクール・デーが開催されました。
https://www.worldballetschoolday.com/

このイベントが特徴的なのは、指導者側ではなく、様々なバレエ学校の生徒たちが学校の枠を超えて連携し、作り上げたものであるということ。

現在のロックダウン期間における、プロを目指す生徒たちのためのバレエとダンスのトレーニングについてのラウンドテーブル、そして各学校の紹介映像や学校生活の模様、公演映像が配信されました。(30日間視聴可能です)

また、ローザンヌ国際コンクールの課題作品でもおなじみの振付家、ディディ・ヴェルドマンによる新作を、6つの学校の生徒たちが遠隔で取り組んで創作しました。ロイヤル・バレエスクール主導によるプロジェクトで、サンフランシスコ・バレエスクール、カナダ・ナショナル・バレエスクール、パリ・オペラ座学校、デンマーク王立バレエ学校とオランダ国立バレエアカデミーの生徒たちが、Zoomを介して6つのグループで創作し、リハーサルを行いました。個々が自宅などで撮影した映像を、ディディ・ヴェルドマンとバレエ・ボーイズが編集してA Screen Apartという作品に仕上げたものです。

World Ballet School Day from Palucca Hochschule für Tanz DD on Vimeo.

 

この企画は、イングリッシュ・ナショナル・バレエ校長のヴィヴィアナ・デュランテが発案したもの。14人の生徒たちが委員会を設立して進めました。ボストン・バレエスクール、カナダ・ナショナル・バレエ・スクール、イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール、ニュージーランド・スクール・オブ・ダンス、ドレスデン・パルッカ・シューレ大学、ローザンヌ国際バレエコンクールによるコラボレーションから設立されました。

一年目の今年は、3大陸から以下の学校が参加しています。

オーストラリア・バレエ学校、ドレスデン・パルッカ・シューレ大学、ボストン・バレエスクール、パリ・オペラ座学校、カナダ・ナショナル・バレエ・スクール、ローザンヌ国際バレエコンクール、オランダ国立バレエアカデミー、ロイヤル・バレエスクール、イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール、デンマーク王立バレエ学校、ニュージーランド・スクール・オブ・ダンス、サンフランシスコ・バレエスクール

 

実際に視聴しましたが、各バレエ学校の紹介があり、また学校の生徒たちによるZoomでの遠隔ディスカッションもあって、スタジオや学校で稽古できない今の事態に何をすべきかの議論が行われていました。ロイヤル・バレエスクールのパートでは、1時間5分過ぎくらいのところで、来シーズンより英国ロイヤル・バレエに入団することが決まっている五十嵐大地さんが踊る『ラプソディ』(アシュトン)の見事なパフォーマンス映像があります。

そして2時間20分ごろから、このA Screen Apartという作品が視聴できます。約20分。若い生徒たちが様々なロケーションにおいて、みずみずしい感性で、スタジオで踊ることができないフラストレーションやさまざまな想いを伸びやかに踊っていて、切なさを感じさせつつも爽やかです。そして編集が見事です。

今回のイベントは必ずしも、世界的なバレエとダンスの学校を反映していないということを主催者は自覚しています。今後は近年のBlack Lives Matterなどのムーブメントを反映して、より多様性を取り入れ、さらに多くのバレエ学校が参加することによって将来的には24時間の長さでライブで開催するイベントにまで成長させたいという設立者の想いがあります。

※ご覧の通り、今回は日本などアジアの学校やアフリカ、ロシアなどは参加していません。いずれ日本の学校も参加できるようになると良いですよね。

NHK-BSプレミアムシアターでロイヤル・バレエ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」と「ザ・チェリスト」7月19日に放映

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7月19日(日)にNHK-BSのプレミアム・シアターで

英国ロイヤル・バレエ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」と「ザ・チェリスト」、そして再放送ですがミラノ・スカラ座バレエの「海賊」が放映されます。

https://www4.nhk.or.jp/premium/

当初、ロイヤル・バレエ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」と「ザ・チェリスト」は、ロイヤル・オペラハウス・シネマ・シーズンのラインナップとして5月に劇場公開される予定でしたが、コロナウィルス禍で映画館がすべて閉まってしまったということもあり、5月には上映できず、結局諸般の事情により劇場公開が今回見送られてしまいました。

映画館の大画面で観られないのは残念ですが、ぜひこの機会にテレビ放映をご覧ください。(放映が好評で映画館でのアンコール上映の可能性はあるかもしれませんね→別途ご紹介しますが、8月~9月には「コッペリア」と「眠れる森の美女」の映画館再上映が行われます。)

 


 

「ザ・チェリスト」は、「ジェーン・エア」やヴィクトリア女王を描いた「ヴィクトリア」など物語バレエに定評があり、デンマーク王立バレエやアメリカン・バレエ・シアターなど世界中のバレエ団からの依頼が絶えない振付家キャシー・マーストンが英国ロイヤル・バレエのために振付けた新作。難病に斃れた実在の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯と音楽への愛を描いている。チェリスト役には、ロイヤル・バレエを代表するプリンシパル、演技力にも定評のあるローレン・カスバートソン。チェリストと結婚し一世を風靡した指揮者(名匠ダニエル・バレンボイムがモデル)役に、マシュー・ボーン「白鳥の湖」に主演し、映画版「ロミオとジュリエット」での熱演も記憶に新しい人気プリンシパルのマシュー・ボール。ジャクリーヌが愛したチェロをダンサーが演じるのも注目点で、音楽の魂と言うべきチェロを、鮮やかなテクニックと強烈な存在感のマルセリーノ・サンベが演じて絶賛を浴びた。エルガーのチェロ・コンチェルトなど、デュ・プレを代表する名曲の数々が奏でられ、音楽をバレエで表現するマーストンの巧みな手腕が、天才の悲劇的な人生をドラマティックに綴る。


ダンシズット・ギャザリングは1969年にニューヨーク・シティ・バレエのためにジェローム・ロビンズが振付けた。ショパンのピノ音楽に触発されたこの作品の一部をスタジオで見たジョージ・バランシンは、「もっと長く、ポップコーンのように作って」と指示したという。
結果的に、これは10人のダンサーによる1時間の作品となった。ショパンのマズルカ、ワルツとエチュードは作曲された当時革新的なものだった。ショパンの故郷であるポーランドのスラブ的な性質と共に、それらが作曲されたパリのエレガンスも内包している。ショパンの18のピノ曲を使用した本作は、様々なデュエット、ソロ、そして群舞から構成されている。
「このバレエは音楽とそれが作り出すものの時制に存在している」とロビンズはこの作品について書いた。「それ以上のものはないと私は思う。すべてのジェスチャーと雰囲気、ステップは音楽の時制の素材とそれが私に意味するものの一部である」
ダンサーたちの役名は、それぞれが着用している衣装の名前によるもので、衣装デザイナーのジョー・ユーラが役に合わせて色を選んだ。 ユーラはメリカの高級ブランド、ホルストンのクリエイティブ・ディレクターに初演の一年後に就任した。

マリアネラ・ヌニェス、フランチェスカ・ヘイワード、ラウラ・モレーラ、ヤスミン・ナグディ、フェデリコ・ボネッリといったスターダンサーが競演する中で、『眠れる森の美女』の映画館上映で主演しスターへの階段を駆け上る金子扶生の存在感にもぜひ注目を。




◇英国ロイヤル・バレエ『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』
                                      『ザ・チェリスト』

◇ドキュメンタリー
「ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲」
(1982年 イギリス)※1967年制作のドキュメンタリーの再編集版
【オリジナルの音声はモノラルです】

◇ミラノ・スカラ座バレエ『海賊』【再放送】




◇本日の番組紹介(23:20:00~23:24:00)
ナレーション: 水落幸子(みずおち ゆきこ)


英国ロイヤル・バレエ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」「ザ・チェリスト」


◇英国ロイヤル・バレエ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」(23:24:00~0:37:00)
                                      「ザ・チェリスト」(0:37:30~1:45:30)

<演 目>
「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」
振付:ジェローム・ロビンス
音楽:フレデリック・ショパン

<出 演>

「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」
振付:ジェローム・ロビンス
ロビンス財団の許諾を得て上演
音楽:フレデリック・ショパン
振付指導:ベン・ヒューズ

ピンク マリアネラ・ヌニェス
モーヴ フランチェスカ・ヘイワード
アプリコット ヤスミン・ナグディ
グリーン ラウラ・モレーラ
ブルー 金子扶生
ブラウン アレクサンダー・キャンベル
パープル フェデリコ・ボネッリ
グリーン ウィリアム・ブレイスウェル
レンガ アクリ瑠嘉
ブルー ヴァレンティノ・ズケッティ


<演目>
「ザ・チェリスト」(世界初演)
振付:キャシー・マーストン
シナリオ:キャシー・マーストン、エドワード・ケンプ
音楽:フィリップ・フイーニー
ドラマツルギー:エドワード・ケンプ

<出 演>

チェリスト(ジャクリーヌ・デュ・プレ)ローレン・カスバートソン
楽器 (チェロ) マルセリーノ・サンベ
指揮者(ダニエル・バレンボイム)マシュー・ボール

チェリストの少女時代 エマ・ルカノ
姉の少女時代 ローレン・ゴッドフリー
母 クリステン・マクナリー
父 トーマス・ホワイトヘッド
姉 (ヒラリー) アナ・ローズ・オサリヴァン
チェロ教師たち ギャリー・エイヴィス
ニコル・エドモンズ、ベンジャミン・エラ
音楽界の友人たち アクリ瑠嘉、ポール・ケイ、ジョセフ・シセンズ
チェロ・ソリスト ヘティ・スネル

英国ロイヤル・バレエ団
<管弦楽>英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
<指 揮>アンドリア・モリノ

収録:2020年2月25日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)

(エドワード・ケンプ チェリストの物語)

チェロが弾かれないまま横たわっている。
過去の演奏会の響きに呼び覚まされ、チェロは偉大な演奏家の物語を語り始める
小さな女の子がチェロの音色を聴いて恋に落ちた
母がチェロを教え始めた。女の子のあふれる才能が母の教えを超越するまで
新しい教師が、比類なき音楽家たちとの出会いをもたらし、指揮者に出会う
指揮者は同僚となり、ソウルメイトとなり、音楽によって二人の愛は駆り立てられた
二人はセレブレティとなり、多くの録音によって名声は高まった
結婚して、旋風のように世界中を旅してツアーし、コンサートを開いた
チェリストが力を失い、ついて行けなくなり、二人の関係が壊れ始めるまで
チェリストは疲れただけでなく、病気だったから
病はチェリストの神経を破壊し、キャリアを断ち切り、最後には命までも奪った
チェリストは演奏し続けるために戦った
もう戦う力が残されなくなり、彼女は楽器をしまい、沈黙した
声は失われたが、彼女は多くの人に霊感を与え続ける
生み出した音楽は響き続け、彼女の演奏や残された録音を聴いた者たちの記憶に刻まれた


ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯は、エミリー・ワトソンがジャクリーヌを演じた映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」でも描かれていますが、姉との葛藤やバレンボイムとの関係、病気とセンセーショナルに彼女の人生を描いた映画に対して、今回の「ザ・チェリスト」は、よりジャクリーヌの音楽への愛が描かれていて、悲劇的な面だけではないところと音楽との融合を中心にしていて、バレエらしいアプローチになっていると言えます。今回はドキュメンタリーも放映されるので、併せて観るとより理解が深まると思います。

ドキュメンタリー 「ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏」


◇ドキュメンタリー
「ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲」
(1982年 イギリス)※1967年制作のドキュメンタリーの再編集版(1:45:30~2:48:00)

<出 演>
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ奏者)
ダニエル・バレンボイム(ピアニスト/指揮者)
ジョン・バルビローリ(指揮者)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団   ほか



ミラノ・スカラ座バレエ「海賊」


◇ミラノ・スカラ座バレエ「海賊」(2:50:00~4:40:00)
<演 目>
バレエ「海賊」(全3幕)
振付:アンナ・マリー・ホームズ
作曲:アドルフ・アダン   ほか
編曲:ケヴィン・ガリエ

<出 演>
メドーラ(ギリシャの娘):ニコレッタ・マンニ
ギュリナーラ(メドーラの友人):マルティナ・アルドゥイーノ
コンラッド(海賊の首領):ティモフェイ・アンドリヤシェンコ
ランケデム(奴隷商人):マルコ・アゴスティーノ
ビルバント(コンラッドの友人):アントニーノ・ステラ
アリ(奴隷):マッティア・センペルボーニ
ズルメア(ビルバントの恋人):アントネッラ・アルバーノ
パシャ(トルコの総督):アレッサンドロ・グリロ ほか
ミラノ・スカラ座バレエ団
ミラノ・スカラ座バレエ学校
<管弦楽>ミラノ・スカラ座管弦楽団
<指 揮>パトリック・フルニリエ

収録:2018年4月11・16・19日 ミラノ・スカラ座(イタリア)

 

 



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