パリ・オペラ座の来シーズンについては情報がリークしていましたが、今日正式な発表が行われました。バンジャマン・ミルピエ新芸術監督の最初のシーズンですが、プログラミングを行ったのは、現在のブリジット・ルフェーブル芸術監督。
http://www.operadeparis.fr/saison-2014-2015/ballet
バレエ
2014/9/1~9/7 ガルニエ ヴッパータール・ダンス劇場(客演) TWO CIGARETTES IN THE DARK(ピナ・バウシュ振付)
2014/9/20~10/3 ガルニエ ランダー&フォーサイス ランダー振付「エチュード」、フォーサイス振付「WOUNDWORK 1」「PAS/PARTS」
2014/10/21~11/7 ガルニエ レイン ケースマイケル振付
2014/11/26~12/29 バスティーユ くるみ割り人形 ヌレエフ振付
2014/11/29~12/30 ガルニエ ラ・ソース(泉) ジャン=ギョーム・バール振付作品
2014/12/31 バスティーユ くるみ割り人形 年末特別公演
2014/12/31 ガルニエ ラ・スルス(泉) 年末特別公演
2015/1/6~1/10 ガルニエ スウェーデン王立バレエ団(客演) マッツ・エックの「ジュリエットとロミオ」
2015/2/3~2/20 ガルニエ ポール&RIGAL&LOCK ニコラ・ポール振付「RÉPLIQUES」、Pierre Rigal振付「SALUT」(世界初演の新作)、エドゥアール・ロック振付「ANDRÉAURIA」
2015/2/24~3/12 ガルニエ 大地の歌 ジョン・ノイマイヤー振付「大地の歌」(世界初演の新作)
2015/3/11~4/9 バスティーユ 白鳥の湖 「白鳥の湖」ヌレエフ振付
2015/4/3~4/8 ガルニエ オペラ座バレエ学校公演 「D’ORES ET DÉJÀ」(ニコラ・ポール)、「VARIATIONS DON GIOVANNI」(モーリス・ベジャール)、「AUNIS」(ジャック・ガルニエ)、「SOIR DE FÊTE」(Léo Staats)
2015/4/20~5/20 ガルニエ マノン
2015/5/2~5/19 ガルニエ パキータ
2015/5/28~6/6 ガルニエ 天井桟敷の人々
2015/6/29~7/14 ガルニエ ラ・フィーユ・マル・ガルデ
2015/7/4~7/16 バスティーユ L’Anatomie de la sensation(感覚の解剖学) ウェイン・マクレガー作品
というわけで、古典全幕が「くるみ割り人形」と「白鳥の湖」「パキータ」、完全な古典ではないけれども準古典的な物語的全幕作品として「マノン」「ラ・フィユ・マル・ガルデ」そして「ラ・スルス」「天井桟敷の人々」があり、それまでの現代作品中心のレパートリーと打って変わってかなり保守的な演目が並んでいます。
新作は2作品しかありませんが、ジョン・ノイマイヤーが「大地の歌」を振付けるというのは大きなニュースであり、大変注目されます。
もう一つの新作を振付けるPierre Rigalは、ヒップホップやサーカスを振付けているという異色の振付家。Joan Cambonによる、委嘱された音楽を使用するとのことです。
また、デフィレは9月20日とルフェーブルのアデュー公演である10月4日に行われます。10月4日は特別に、「エチュード」(ランダー)/「WOUNDWORK 1」、「PAS/PARTS」(フォーサイス)/「オーニス」という構成となります。
シーズンの予告編動画
http://www.operadeparis.fr/videopera/bande-annonce-saison-2014-2015
Bande-annonce de la saison 2014-2015投稿者 operadeparis
ゲストカンパニーであるスウェーデン国立バレエが上演される「Juliet & Romeo」(マッツ・エック振付)のDVD/Blu-rayは4月にフランスで発売されるので、日本でもそのうち入手できるかと思います。
http://www.cmajor-entertainment.com/catalogue/show/id/2955
(DVDについては、Side B-alletさんの情報を参照)